柔整7億円減、件数も減少 協会けんぽ 平成30年度報告
2019.09.10
このほど、全国健康保険協会(協会けんぽ)が公表した「平成30年度事業報告書(案)」の中で、療養費の支給額等の状況が示された。
柔整療養費は7億円減の660億円で、2年連続減少となった。前年度まで増加を続けていた件数は初めて減少に転じ、3万4千件減の約1,523万件。1件当たりの支給額も37円減少し、4,332円だった。
部位ころがしも調査、6万件強
同報告書では、「多部位(3部位以上)かつ頻回(月15回以上)」の申請への対応も言及されており、41万4,073件(昨年度から約8万件増)の患者への文書照会を実施したところ、「多部位かつ頻回」が前年度よりも1万4,747件減少し、18万9,660件となったと報告している。また、「部位ころがし」の請求に対しても6万679件の文書照会を行ったとしている。
なお、マッサージ療養費は13億5,900万円で、1件当たり1万9,944円。はり・きゅう療養費は30億5千万円で、1件当たり6,986円。ともに、支給額は減少したものの、1件当たりの金額は増加している。