『ちょっと、おじゃまします』 ~「腰痛専門」で一生通じて~ 大阪府寝屋川市<やなぎもと接骨院>
2018.04.25
「治療院は『治す場所』。まずはその認識を広めたいんです」――そう話すのは、「腰痛専門治療院」、やなぎもと接骨院の院長・栁本(やなぎもと)先生。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~「腰痛専門」で一生通じて~ 大阪府寝屋川市<やなぎもと接骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~「腰痛専門」で一生通じて~ 大阪府寝屋川市<やなぎもと接骨院>
2018.04.25
「治療院は『治す場所』。まずはその認識を広めたいんです」――そう話すのは、「腰痛専門治療院」、やなぎもと接骨院の院長・栁本(やなぎもと)先生。 (さらに…)
今日の一冊 こわいもの知らずの病理学講義
今日の一冊 こわいもの知らずの病理学講義
2018.04.25
こわいもの知らずの病理学講義
仲野 徹 著
晶文社 1,998円
「この足は私の足ではない」。ヤミの外科手術で健康な足を切り落とした男性。切断後は晴れ晴れとした気分で人生を送っているという。彼は、体の一部が自分のものではないと感じられてならない「身体完全同一性障害」だった。一方、手を隠した状態で傍らに置かれたゴム製の手をなでるところを見せられると、自分の手がなでられたように感じてしまう「ラバーハンド錯覚」という現象がある。「自分を自分たらしめているもの」は何なのか――。脳と身体の相関関係や様々な疾患から、気鋭のサイエンスライターが探る。
『医療は国民のために』245 実務経験の導入でいまさら「丁稚奉公」「徒弟制度」の復活ですか?
『医療は国民のために』245 実務経験の導入でいまさら「丁稚奉公」「徒弟制度」の復活ですか?
2018.04.10
4月より、3年間の実務経験(当面は経過措置で1年)がなければ保険請求できないとする柔整療養費の「施術管理者」の新要件が施行されてしまった。私は昨年6月以降、この「実務経験」の導入に反対する主張を積極的に訴え、取り組みを展開してきた。例えば、全国の100を超える養成施設のほか、公益社団法人日本柔道整復師会(日整)と各都道府県柔整社団、また日整と歩調を合わせている全国柔道整復師連合会に対して、書面による訴えや、場合によっては直接面談による話し合いを行ってきた。しかしながら、私の考えは全く無視され、いとも簡単に「実務経験導入」を盛り込んだ厚労省保険局長通知(平成30年1月16日付)が発出されてしまった。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』89 検査の意義
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』89 検査の意義
2018.04.10
鍼灸マッサージ・柔整の治療院で「検査」というと、身体的検査です。これは基本的に、コストをかけることなく実施できますね。一方、病院・診療所等の現場では、身体的なもの以外にも、生理学的(エコーや心電図など)、生化学的(採血検査など)なものがあります。医療機関では、「検査ばかりして3分しか診療がしてもらえない」と揶揄されることもありますが、そこには、診療報酬的に検査は利益が上がり、身体的検査にはあまり診療報酬がかからないという事情が関与しています。 (さらに…)
連載『中国医学情報』157 谷田伸治
連載『中国医学情報』157 谷田伸治
2018.04.10
☆変形性膝関節症で関節腔内注射療法と灸頭鍼併用療法を比較
湖南中医薬大学・欧梁らは、変形性膝関節症(膝OA)患者で関節腔内注射単独療法と灸頭鍼併用療法の効果を比べ報告した(鍼灸臨床雑誌、18年01期)。
対象=患者56例、男25例・女31例、平均年齢57.8歳、平均罹患期間5年、Kellgren-Laurence(KL)分類:gradeⅡ(関節裂隙狭小化25%以下、骨変化なし)29例・gradeⅢ(関節狭小化50~75%、骨棘形成、骨硬化)27例。これをランダムに単独群・併用群各28例に分けた。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 あはき療養費の受領委任導入がもたらすものとは?
Q&A『上田がお答えいたします』 あはき療養費の受領委任導入がもたらすものとは?
2018.04.10
Q.
10月予定の「受領委任の取扱い開始」で、あはき療養費の取扱高や件数は増加するのでしょうか?
A.
あはき業界では受領委任の導入に対し、「これで柔整と同様に受領委任で稼げる」などと、喜々としているような雰囲気も一部にあるようですね。しかし私は今まで何度も述べてきた通り、受領委任で支給するもしないも「保険者の自由裁量」とされた時点で「終わった」と考えています。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』164 時代に合わせる……
連載『汗とウンコとオシッコと…』164 時代に合わせる……
2018.04.10
初夏が駆け足で訪れた。桜の開花が早く、酒を片手に散りゆく桜を見届けながら感じる花冷えもない。儚く散ってしまうのも非常に早かったし、入学式までは持たなかった。その代わり新緑が芽吹く時期の早さに驚いたものだ。変化が激しい時代になったものだ。
そうなると生体はどうなるのか。発陽する肝が疲れてしまい、そうなると二極化する。代謝を上げるために体幹部に血を集めるので四肢の血流は不足するか、代謝が上がらずに横隔膜より下が弛緩傾向に至り上焦部で激しく熱の反応が出てくるかになる。症状としては、前者は交感神経優位となり、腹痛や頭痛や体幹部、四肢関節の痛みを現し、後者は季肋部周囲が緊張し、心痛、動悸、身熱や咳嗽を伴い、少腹部の痛みや下肢の浮腫みなどの下腹部の痛みを出す疑似厥陰病のような状態になる。
「先生、この子の咳がなかなか治らなくて……。夕方や、昼寝後に発熱して保育園に呼び出されることも多くて困ってるんです。一週間前から、薬を飲んでもあまり変わらなくて、気管支拡張剤を張り付けても全然効かないんですよ」
4歳の女の子を連れた母親がやってきた。母親も、横転先生にしばしば治療を受けている女性だ。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』15 メディアから健康を変える
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』15 メディアから健康を変える
2018.04.10
いつの時代も健康は人類にとって重要な課題です。そのため、テレビや雑誌では様々な健康に関するテーマで特集が組まれています。その中には、ツボや鍼灸治療などを紹介する企画もありますね。実際、数多くの研究において、健康受療行動を決定する要因として、テレビや雑誌などの情報が重要であることが指摘されています。メディアを通じた情報拡散は、鍼灸を知ってもらい、健康の物差しを変える上でも効果的な方法でしょう。しかし、その反面、「情報を提供する我々は何を伝えるべきか」という目的をはっきりしておかないと、情報を利用するのではなく、逆に利用されてしまいます。そこで今回は、メディアを通じた取り組みを紹介します。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~足の痛み解消、患者さんの靴選びも~ 滋賀県近江八幡市<よしむら接骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~足の痛み解消、患者さんの靴選びも~ 滋賀県近江八幡市<よしむら接骨院>
2018.04.10
間違った歩き方や足の指の使い方、合わない靴などを正すことが足の痛みの治療や予防につながると言う、よしむら接骨院・院長の吉村先生。同院には外反母趾や足底筋膜炎、モートン病といった、足に悩みを抱える患者さんが老若男女を問わずやって来ます。 (さらに…)
今日の一冊 アルツハイマー病は「脳の糖尿病」
今日の一冊 アルツハイマー病は「脳の糖尿病」
2018.04.10
アルツハイマー病は「脳の糖尿病」 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズム
鬼頭昭三/新郷明子 著
ブルーバックス 994円
いまだ治療法が発見されていないアルツハイマー病は、認知症の半数以上を占めている。そして日本では85歳以上の4人に1人は認知症で、65歳以上の7人に1人は認知症かその予備軍であるとされている。認知症、アルツハイマー病は今や「国民病」であると言っても過言ではない。一方、40歳以上の4人に1人が罹患、もしくは予備軍だという糖尿病。その重要な因子であるインスリンを「記憶物質」として捉えると、二つの国民病の密接な関係が浮かび上がってきた。気鋭の著者が「根本的治療薬」の可能性を探る。
『医療は国民のために』244 柔整団体は“業界の統一”とか“大同団結”などと言いながら反したことをやっている
『医療は国民のために』244 柔整団体は“業界の統一”とか“大同団結”などと言いながら反したことをやっている
2018.03.25
1月16日付の厚労省保険局長通知がどうも気に食わない。4月からの施術管理者要件の変更を伝える内容で、協定・契約それぞれについての運用通知であるが、あたかも「社団協定」よりも「個人契約」が劣っていると勘違いを起こさせる。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』88 遠隔医療に近いことを実現したモンゴルの経験から
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』88 遠隔医療に近いことを実現したモンゴルの経験から
2018.03.25
年度末に入り、ますます忙しさが増しつつありますが、それを横目にようやく穏やかな春を感じる季節になりましたね。そんな中、私は先日、モンゴルまで往診に行きました。 といっても、私はモンゴル国内で医業を行う免状は持っていないので、医療コンサルタント、いわゆるセカンドオピニオン的な目的で患者さんの相談にのってきました。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』156 表在の描出画像で新・旧機種を比較
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』156 表在の描出画像で新・旧機種を比較
2018.03.25
松本 尚純(筋・骨格画像研究会)
筋・骨格画像研究会編『超音波による骨・筋・関節の観察』の初版本が出版されたのは、ちょうど12年前になる。しかし、それ以前から超音波画像観察装置(エコー)は運動器の分野で使われ、ドクターと柔整師が画像の粗い時代からエコーを用いた臨床に取り組んできた。現在では画像がより鮮明になり、解剖学的知識があれば比較的簡単に病変部を観察できるようになった。また、硬さの識別ができるエラストグラフィーなども使いやすいものになってきている。さらには、画像こそ粗いがポータブルでポケットサイズのエコーが発売されるなど、機器選択の幅も非常に広くなってきた。今回は、表在の組織の見え方について、表在描出において主流になりつつあるリニアプローブ18MHzを使い、最新の機種と6年前に購入したものとを比較した。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 丸山議員の質問主意書で分かったこと
Q&A『上田がお答えいたします』 丸山議員の質問主意書で分かったこと
2018.03.25
Q.
丸山穂高衆院議員が提出した『柔道整復師に対する保険者による調査に関する質問主意書』に対する政府の答弁書を読んだのですが、難しくてよく分かりません。
A.
令和2年3月13日提出の質問主意書ですね。保険者や柔整審査会からの「施術録(カルテ)のコピーを療養費支給申請書に添付してください」との返戻に対する、「なぜ施術録のコピーを付けなければならないのか」との疑義からこのような質問主意書の提出に発展したものと推察できます。 (さらに…)
連載『食養生の物語』58 ツクシ誰の子
連載『食養生の物語』58 ツクシ誰の子
2018.03.25
山菜狩りのシーズンが始まります。雪解けを待って顔を出すのはツクシ。「ツクシ誰の子、スギナの子」と歌われているように、野草で知られるスギナは同じ根茎から出る葉茎の部分。冬の間に地下茎を張り、春になって胞子を放出するための胞子茎が伸び、地面から顔を出した物がツクシと呼ばれています。名前の由来は (さらに…)
連載『アロマテラピーをたずねて』94 アロマの香りで血圧対策
連載『アロマテラピーをたずねて』94 アロマの香りで血圧対策
2018.03.25
ハワイのお土産にもらったパイナップルの形のホノルルクッキーを食べながら、ワイキキビーチやフラダンスのことを想像しています。それらとともに思い起こされる、色鮮やかなブーゲンビリアやアンスリウム、ハイビスカスなどの情熱的なイメージの花々に、甘い香りのプルメリア……。最近では、このプルメリアでレイ(首飾り)を手作りする講習会も現地で開かれているとのことです。
プルメリアは「フランギパニ」または「インドソケイ」とも呼ばれ、ハワイを代表する花の一つです。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~産前・産後のママさん達の負担を軽く~ 大阪市都島区<BODY RESET さらさ整骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~産前・産後のママさん達の負担を軽く~ 大阪市都島区<BODY RESET さらさ整骨院>
2018.03.25
「痛みを気にせず育児を楽しみたい」「出産まで安心してマタニティー生活を過ごしたい」――そんな声に応えるのが女性専門の整骨院、『BODY RESET さらさ整骨院』です。
院長の石黒聡志先生は、趣味として野球などのスポーツを楽しみ、学生時代にはアイスホッケーで国体出場経験もあるスポーツマン。現役時代から成人するまでずっと悩まされていた腰痛を治してもらったことから、治療家の道に進みました。そんな石黒先生が開業するに当たって「女性専門」を掲げたきっかけは、 (さらに…)
今日の一冊 大学病院の奈落
今日の一冊 大学病院の奈落
2018.03.25
大学病院の奈落
高梨ゆき子 著
講談社 1,728円
『腹腔鏡手術後8人死亡 高難度の肝切除 同一医師が執刀 群馬大病院』。平成26年11月14日付けの、読売新聞朝刊の一面記事の見出しである。腹腔鏡手術は胃や腸の手術では比較的安全性が高いと言われているが、肝切除に関してはベテランの医師でもその危険性に二の足を踏むという。その後の院内調査によって同様の術後に死亡した患者は18人いたと判明、さらに、保険適用ではない肝臓の「区域切除」の手術で不正請求が行われていた。なぜこのようなことが起きたのか、気鋭の記者が背景にある深い闇を暴く。
『医療は国民のために』243 実務経験の期間証明など“ザル法”ではないか!
『医療は国民のために』243 実務経験の期間証明など“ザル法”ではないか!
2018.03.10
柔整療養費の受領委任の取り扱いができる「施術管理者」の要件を大幅に強化する厚労省保険局長通知が1月16日付で発出された。4月以降、施術管理者になるには「原則3年」の実務経験を要する。段階実施として「当面は1年」とか、激減緩和措置として「特例」も別途実施されるものの、整骨院での実務経験がなければ保険請求できないことが決められてしまった。ただ、実務経験を証明する手立てがあまりにも脆弱であり、今後トラブル等が生じるであろう。
また、今回の実務経験導入は、養成施設を卒業した「新卒者」に一方的に抑制の矛先が向いているようだが、「既卒者」にも影響は少なくない。しかし、前出の保険局長通知では、既卒者に関する運用が全く明らかにされていない。こちらについても、具体的運用が開始される4月以降、整骨院と保険者との現場間で大きなトラブルになることは必至であろう。
そもそも「新卒者と新規免許取得者のみ」を保険の取り扱いから排除することを目的とするのであれば、 (さらに…)
連載『先人に学ぶ柔道整復』八 嘉納治五郎(中編)
連載『先人に学ぶ柔道整復』八 嘉納治五郎(中編)
2018.03.10
柔道も飛び越え、スポーツ振興に力尽くす
治五郎は1936(昭和11)年に講道館道場で行われた喜寿祝賀式の挨拶で、各界名士を前に「最も力を尽くしたのは申すまでもなく講道館柔道のためであり…(略)…次に私の力を尽くしたのは師範教育であり…(略)…第三に私が力を尽くしたのは、体育とか、競技運動というようなことであります」と語っています。柔道の創始をはじめ、東京高等師範学校(現筑波大学)校長として体育科設置や体育専門職者の育成など、その活動は多岐にわたり、冒頭挨拶に挙げた「体育、競技運動」というのは、1911(明治44)年に治五郎によって創立された大日本体育協会(現日本体育協会)の当時の規約の第2条「本會ハ日本國民ノ體育ヲ奨勵スルヲ以テ目的トス」からうかがい知ることができます。 (さらに…)