『ちょっと、おじゃまします』 ~産後のママさんを支える~ 大阪市北区<とよさき整骨院>
2018.02.10
骨盤の歪みや肩こり、腰痛、坐骨神経痛、自律神経失調症といった産後の諸症状をメインに治療する「とよさき整骨院」。院長の川村淳先生はあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師の国家資格の持ち主です。3児の父でもある川村先生は、奥様の出産から社会復帰までを見ていく過程で世のお母さんたちの大変な思いを知り、「産後専門」を目指すようになったといいます。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~産後のママさんを支える~ 大阪市北区<とよさき整骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~産後のママさんを支える~ 大阪市北区<とよさき整骨院>
2018.02.10
骨盤の歪みや肩こり、腰痛、坐骨神経痛、自律神経失調症といった産後の諸症状をメインに治療する「とよさき整骨院」。院長の川村淳先生はあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師の国家資格の持ち主です。3児の父でもある川村先生は、奥様の出産から社会復帰までを見ていく過程で世のお母さんたちの大変な思いを知り、「産後専門」を目指すようになったといいます。 (さらに…)
今日の一冊 食事のせいで、死なないために[食材別編]
今日の一冊 食事のせいで、死なないために[食材別編]
2018.02.10
食事のせいで、死なないために[食材別編]
マイケル・グレガー 著
NHK出版 1,944円
1日当たりの豆類の摂取量が20㌘増えるごとに早死にのリスクが8%下がる。毎日の食事に緑色野菜を1品目増やすごとに心臓発作や脳卒中のリスクが20%下がる。豆腐を食べることで胃癌のリスクが50%下がる――。「私たちを死に至らしめるのは、運命ではなく毎日の食事だ!」と断言する著者は、医学博士で栄養、食の安全の専門家。エビデンスに基づいて健康に良いとされる食材を品目別に解説し、美味しい食べ方も紹介する。「筋肉痛を野菜や果物で治す」「食生活を改善すると外見も良くなる」といった話題も。
『医療は国民のために』240 「施術管理者」にならなくとも柔整療養費を代理受領?
『医療は国民のために』240 「施術管理者」にならなくとも柔整療養費を代理受領?
2018.01.25
柔整療養費の適正化と銘打って、保険請求できる柔整師を大幅に抑制するために、「実務経験」と「研修の受講」を施術管理者になるための要件に加えるとする厚労省通知が発出された。当然、この2つの新要件をクリアできなければ受領委任の取り扱いができず、私から見れば、単に柔整療養費の抑制を狙った方策としか考えられない。しかし、受領委任の取り扱いについて詳細に検討してみると、必ずしも施術管理者にならなくとも「代理受領」で従来通り保険請求できると考えられなくもない。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』84 日本スポーツ医科学学会を応援!
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』84 日本スポーツ医科学学会を応援!
2018.01.25
1月21日、一般社団法人日本スポーツ医科学学会(笹川隆人会長)が発足し、第1回東京大会が開催されました。麻生太郎副総理から祝電が届くなど、前途洋々としたスタートでした。私は、医療連携の関係で登壇させていただきました。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』154 膝損傷の超音波観察
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』154 膝損傷の超音波観察
2018.01.25
田中 正樹(筋・骨格画像研究会)
臨床において、膝周囲は病変の頻度の高い部位である。軟部組織が薄い場所なので、外見所見や触診は比較的易しいが、超音波画像観察装置(エコー)を使えば、細部にわたって、より明確に病変を認識することができる。今回は、膝関節水腫の貯溜について報告する。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 継続理由・状態記入書による返戻は許されない
Q&A『上田がお答えいたします』 継続理由・状態記入書による返戻は許されない
2018.01.25
Q.
『1年以上・月16回以上施術継続理由・状態記入書』を添付して療養費支給申請をしたのですが、返戻されてしまいました。返戻理由には「記載内容が適切ではないと判断いたします」とあるだけで、具体的な説明がありません。必要事項はしっかりと記入したのに、これ以上どうしろというのでしょうか。
A.
あなたは継続理由・状態記入書に必要事項を全て記載したわけですよね。にもかかわらず、「記載内容が適切ではない」との理由で返戻されたとのこと。おっしゃる通り、返戻理由には具体性が必要です。 (さらに…)
連載『食養生の物語』56 ショウガの応用
連載『食養生の物語』56 ショウガの応用
2018.01.25
鍋物の美味しい冬、薬味におろしショウガを使うと、一段と心身が温まります。ただ、最近、患者さんから「生姜紅茶をずっと飲んでいるのに、冷えが解消されない」という相談を立て続けに受けました。どんなに良いと思えるものでも、効果がない時は疑ってみる。治療であれ養生であれ、忘れてはならないことです。
確かにショウガには、身体を温め、細胞の新陳代謝を促し、免疫力を上げる作用があると確認されています。 (さらに…)
連載『アロマテラピーをたずねて』92 クレイセラピーで痛みが改善
連載『アロマテラピーをたずねて』92 クレイセラピーで痛みが改善
2018.01.25
この数年、年内に全ての年賀状を書き終えることができず、お正月休みにテレビを見ながら残りを書くのが恒例になってしまいました。パソコンで簡単に済ませることはできるのですが、せめて宛名書きだけでも手書きでやろうと決めているので、筆ペンを握り締める右手の指先に負担がかかり、時間とともに痛みまで出てきます。おまけにメールで頂く新年のメッセージも年々増え、ライン・フェイスブックの「いいね!」やインスタへの入力にも気が急いて、右肩と右手の痛みがどんどんひどくなっていきます。数年前の交通事故の後遺症で頸椎の不具合がずっと続いていることもあって、いつもオリジナルブレンドの特製オイルを患部に塗布して何とか鎮めています。身体機能の低下は仕方がないことと半ばあきらめてはいるものの痛みは苦手なので、1月4日に鍼灸、8日にクレイセラピーのお世話になりました。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~自分が治すか、患者さんの力か~ 兵庫県宝塚市<LEO整骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~自分が治すか、患者さんの力か~ 兵庫県宝塚市<LEO整骨院>
2018.01.25
一度は就職するも、「自分で全ての責任を負う仕事がしたい」と柔整師の道を選んだ森﨑先生。手技と高周波による物療の二本柱で、生まれ育った宝塚の患者さんと向き合っています。 (さらに…)
今日の一冊 カロリー制限の大罪
今日の一冊 カロリー制限の大罪
2018.01.25
カロリー制限の大罪
山田 悟 著
幻冬舎新書 864円
たった2年のカロリー制限で骨密度の低下や貧血、筋肉量の減少などが起こる。非肥満の糖尿病患者にはカロリー制限は必要無い。カロリー制限にはアンチエイジング効果は無い――カロリー制限は健康に最良であるという「神話」は近年の研究によって崩れてきたと、北里研究所病院糖尿病センター長である著者は指摘。代わりに、糖質を制限する「ロカボ」を推奨している。「脳のために甘いものを」という考えは迷信である、といった糖質の「真実」にも触れ、美味しく、楽しく続けられるロカボ食について解説する。
『医療は国民のために』239 医師との連携が困難であることを痛感する
『医療は国民のために』239 医師との連携が困難であることを痛感する
2018.01.10
鍼灸療養費での医師の同意に関して、初療の日から3月を経過した後の申請では、医師からの同意を得ていれば同意書の添付は省略してもいいし、確認は口頭でも電話でも良く、施術者が得ても患者が得てもいいといった取り扱いで進んできた。そのためか、地方の医師会などが会員医師に対して「同意はしないように」との指導を行っているのは周知の事実である。 (さらに…)
連載『先人に学ぶ柔道整復』七 嘉納治五郎(前編)
連載『先人に学ぶ柔道整復』七 嘉納治五郎(前編)
2018.01.10
柔道創始者の柔術・接骨との接点
今回から、講道館柔道の創始者として知られる嘉納治五郎に触れてみたいと思います。治五郎は講道館を創始する以前、天神真楊流柔術や起倒流柔術などの「古流柔術」を習っていました。天神真楊流柔術は現代の柔道整復術の源流の一つであるため、柔術修行の中での接骨との接点も少なくなかったといえます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』83 2018年、あけましておめでとうございます
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』83 2018年、あけましておめでとうございます
2018.01.10
東京へ拠点を移してちょうど5年が経ちました。2025年問題に対して、日本の医療を変えるために自分ができることは何かを考えながらの日々で、気づくともう5年が経ったのかという思いです。特に、昨年は私にとって怒涛の1年間で、東京都千代田区永田町で開業もしましたし、会社も大きくなりました。様々な案件が飛び交う中、あっという間に過ぎ去っていきました。 (さらに…)
連載『中国医学情報』154 谷田伸治
連載『中国医学情報』154 谷田伸治
2018.01.10
☆脳卒中後の尿閉には井穴浅刺併用
河北省の滄州中心病院・リハビリ理療科の楊玉霞らは、脳卒中後の尿閉患者で常軌の膀胱機能訓練と十二井穴浅刺併用治療との効果を比べ報告した(中国鍼灸、17年10期)。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 施術管理者の要件の一つ、「研修」は全ての柔整師が受けるべきではないのか?
Q&A『上田がお答えいたします』 施術管理者の要件の一つ、「研修」は全ての柔整師が受けるべきではないのか?
2018.01.10
Q.
今後、柔整療養費の受領委任の取り扱いができる施術管理者になるには、3年の実務経験と研修の受講が必要になるそうですね。既に施術管理者である人にも、義務付けられるのでしょうか?
A.
厚労省から、平成29年6月15日付で「施術管理者の要件について(周知のご依頼)」という事務連絡が発出されていますね。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』161 degenerated…
連載『汗とウンコとオシッコと…』161 degenerated…
2018.01.10
早く到来した冬、もみじに雪、北風に狂い咲く桜やシャクナゲ……。物言わぬ植物でさえ間違える、妙な季節だ。自律神経的には血管の緩みと収縮が激しく、ラニーニャ現象の影響で身体の芯から冷え込む朝も多い。体温や血圧を上げるために食欲が変に増したり、塩の味が恋しくなる。忘年会にクリスマス、正月とイベントの連続もあって食や甘味が増えてカロリー過多になり、体幹部に血が集まり過ぎて、仮に四肢末梢が冷えて調子が狂う。横転先生が常日頃から言っている、「本当の冷え症の人がいつまでも、だらだらと食べられるか!」という言葉にもつながるわけだ。
渡辺くんという、小学5年生の男子が年末から来院している。リトルリーグの野球でピッチャーをしたりショートを守ったりと、器用な子だ。12月頭に左の環指を突き指してから腫れと痛みが引かないという。骨は大丈夫とのことだが、年明けに再開した練習でまた悪化している。今はオフシーズンで練習は走り込み中心だが、グローブを着けて球を受けると痛むらしい。治療は精神年齢の近い川端が受け持っているものの、一進一退の様子だ。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』12 企業と連携した健康改革~商品から東洋医学の概念を伝える~
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』12 企業と連携した健康改革~商品から東洋医学の概念を伝える~
2018.01.10
今回からは、一般の人たちの物差しをどのように変えていくのかについて具体的な取り組みを紹介したいと思います。1回目は、企業と協力した健康改革の話です。
サプリメントやサポーター、湿布薬など、健康に関する商品はたくさん存在しています。痛みに関連する分野だけ見てもサプリメントは500億円産業、サポーターは200億円産業、湿布薬は450億円産業と、確実に国民の健康を維持する手段となっており、多くの人々がこれらの商品にアクセスしていることが分かります。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~トリガーポイント専門~ 大阪府堺市<タニダ鍼灸治療院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~トリガーポイント専門~ 大阪府堺市<タニダ鍼灸治療院>
2018.01.10
「トリガーポイント(TP)療法専門治療院」を標榜している谷田陽平先生。痛みの原因がはっきりせず、転院するたびに疾患名が変わったり、「薬が効かない」といった患者さんが、口コミやホームページを見て訪れるといいます。そんな患者さんたちのために休日もなるべく治療院を開け、さらに2校の専門学校の非常勤講師を掛け持ちするという、多忙な日々を送っています。 (さらに…)
今日の一冊 酒好き医師が教える 最高の飲み方
今日の一冊 酒好き医師が教える 最高の飲み方
2018.01.10
酒好き医師が教える 最高の飲み方
葉石かおり 著
日経BP社 1,512円
お酒を飲む時、「油もの」のつまみを先に食べると悪酔いを防げる。日本酒には、生活習慣病の改善効果がある。ビールの「苦味」で認知症を予防できる――。「酒ジャーナリスト」の著者が、消化器内科医や泌尿器科医、精神科医など、酒好きを自認する医師らの下を訪ね、彼らが実践している身体に良いお酒の飲み方を聞いた。一方で、飲酒は大腸癌のリスクを確実に高める、飲み過ぎは男性ホルモンを減らす、といったデメリットも紹介。「太らない、翌日に残らない、病気にならない」飲み方が分かる。
『医療は国民のために』238 柔整業界はビジョンを明確にしなければ保険者の理解は得られない
『医療は国民のために』238 柔整業界はビジョンを明確にしなければ保険者の理解は得られない
2017.12.25
保険者経験の長い私には保険者の友人も多く、総合健保組合の集まり等にも呼ばれることがある。その際、柔整療養費が話題に上ると、決まって私に向けた攻撃的意見が相次ぐ。せっかくの和気あいあいの雰囲気も一変してしまう彼らの指摘というのが、
①現在、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの発生機序が明らかな負傷は外科・整形外科が担当するので、柔整師はお呼びでない
②高齢者や認知症対応の者はデイサービスを主体にして介護保険を利用できる環境が整っているので、整骨院には行かない
③機能訓練や機能回復に当たっては理学療法士や作業療法士が保険医療機関内で対応し、そのリハビリ実施の結果、疼痛除去や機能障害の改善に効果があるので理学療法士と作業療法士がいれば外傷性の事後処理は問題なく対処できる
といった具合に手厳しい。柔整師はもはや「終わった資格」ととらえられ、療養費での保険給付としての活躍の場は一切無いと言われているようで、議論の応酬となってしまう。
柔整業界は「保険を守る」というが、何をどう守るのか。また、「柔整の業務・業権拡大」についても、どの分野でどの業務を勝ち取っていくのかもはっきりしないのが実情だ。
保険財源がますます厳しくなる中、保険者は、柔整業界側が「単に保険適用を慢性疾患に広げる」とか、「外傷性にとらわれない保険範囲の拡大」と言っても取り合わないだろう。可能であれば「本来の健康保険法第87条が求めている原則論」、すなわち、①被保険者証を提示できなかったことから後日、償還払いで請求すること、②治療を受けた所が保険医でなかったことから後日、償還払いで請求すること、の2点に限局したいのではないか。しかも、保険者は、「本来の柔整師が診るべき患者はもう整骨院には行かない」との認識の下、徹底的に患者調査をすれば、必ず患者から「私は外傷性の負傷ではありません」という言葉を引き出せると考えているらしい。
今、3,800億円の柔整療養費を医科に移行する考えがひそかに進行している。その証拠として、療養費検討専門委員会で療養費のあり方が議論されればされるほど厳しさが増している。そんな中、柔整師のうち、わずか0・1%程度しか取り扱われていない骨折や脱臼を専門学校等の養成施設で熱心に勉強している点や、学術レベルを高め、柔整の運動療法を確立すべき大学が何をやっているのかといった点に対する指摘や疑問が保険者から聞かれたりする。整骨院への来院者ニーズと柔整師の技能・能力の関係、保険請求の実態の不整合性、そして学術的な制度設計――これらを解決できなければ、柔整業界の先行きは自ずと知れたものになるだろう。
【連載執筆者】
上田孝之(うえだ・たかゆき)
全国柔整鍼灸協同組合専務理事、日本保健鍼灸マッサージ柔整協同組合連合会理事長
柔整・あはき業界に転身する前は、厚生労働省で保険局医療課療養専門官や東海北陸厚生局上席社会保険監査指導官等を歴任。柔整師免許保有者であり、施術者団体幹部として行政や保険者と交渉に当たっている。