『鍼灸師・柔整師のための痛み学―UPDATE』13 なぜ症状が固定化するのか② エピジェネティクスな変化を改善する
2026.03.12
なかなか改善しない痛みには、エピジェネティクスな変化が関与している可能性がある。ただ、エピジェネティクスが及ぼす、遺伝子の後天的な変化のパターンは個々で異なり、同じ個人であっても骨や筋肉などの部位ごとに違うとされている。
エピジェネティクスによる変化を引き起こす代表的な仕組みがDNAのメチル化である。DNAのメチル化が起こると、メチル基がDNAと結びつき、その遺伝子からタンパク質が作られなくなる。またDNAが巻き付いているヒストンの修飾も、エピジェネティクスの発生に影響を与える1つの要因であり、ヒストンを修飾している化学基がDNAのヒストンへの巻き付き加減に影響することで、遺伝子の働きをオン・オフさせると考えられている。そして、これらはストレスや食習慣、環境要因などがきっかけとなり、エピジェネティクスの変化を介して発症していると考えられている。
具体的には、 (さらに…)




