連載『生殖鍼灸から始まる領域拡大』8 日本鍼灸師会全国大会in 茨城にて
2025.11.25
標記大会のランチョンセミナーでは、統計の難しさを話しました。
例えば、性交渉を取る夫婦が、鍼灸受療中に妊娠したとします。これが鍼灸の効果であると証明するのは困難を極めます。理由はその夫婦が鍼灸受療前に、どの程度の不妊期間があり、性交渉は正しく行われていたか、精子の状態はどうだったか、不妊の原因は判明しているか、などといった交絡因子が多すぎて、鍼灸受療前と受療後の条件が揃わないからです。
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