平成28年度国民医療費 柔整は165億円減で、5年連続減少
2018.10.10
―マッサージ・鍼灸、増加するも伸び低調―
厚労省は9月21日、平成28年度の柔整・あはき療養費を含む国民医療費の結果を公表した。国民医療費は42兆1,381億円で、前年度より2,263億円減少し、10年ぶりにマイナスに転じた。療養費等は131億円減の5,427億円となり、医療費全体に占める割合は前年度と変わらず1.3%だった。
療養費等の内訳をみると、柔道整復は165億円減って3,663億円(前年度比4.3%減)。平成24年度より5年連続で減少し、その間の減少額は464億円と落ち込みが著しい。あん摩・マッサージは715億円(同1.7%増)、はり・きゆうは410億円(同3.5%増)とともに増えたものの、伸び率は低調だ。