鍼灸フェスタスピンオフ「ショーバザール」 30の業界団体・企業が出展
2018.06.25
―若手鍼灸師や学生呼び込む―
『鍼灸フェスタスピンオフ「ショーバザール」』が5月27日、森ノ宮医療学園専門学校(大阪市東成区)で開催された。
「業界団体と治療家を結ぶ業界初のマッチングイベント」を標榜して昨年開かれた『鍼灸フェスタ』のスピンオフという位置付け。約30の業界団体・企業が出展、業界関係者らによる講演なども行われ、250人が来場した。今回は、若手鍼灸師や専門学校の学生をメインターゲットに据えたという。出展企業にはスーツではなく私服を推奨するなどして、カジュアルな雰囲気を演出。講演会場には椅子をほとんど置かず、思い思いに床に座ってもらうスタイルを採用した。「『文化祭のようなノリ』で鍼灸の楽しさや可能性を伝えることができたのでは」と主催者。
来場人数をあえて制限したことが奏功し、出展者からは「来場者とじっくり話すことができた」との声が挙がっていた。2年ほど前からオリジナルのディスポ鍼を販売している株式会社いっしん代表取締役の松尾知美氏は「ゆくゆくは一般の方も招いて、東洋医学の素晴らしさをご案内できるイベントに発展してほしい」と語った。電子温灸器などを出展していた株式会社カナケンの担当者は来場者一人ひとりに商品をPRできたといい、「若い先生方が情報交換をしている姿がそこかしこで見受けられた」と話している。ディスポ鍼や中国針のほか、無煙の紙筒灸やよもぎ粒鍼、トイレでできるよもぎ蒸しなどを取りそろえている有限会社ヤンイー貿易。いっしんの松尾氏から鍼灸フェスタの評判を聞いて出展を決めたという。来場者の反応から、知名度向上の必要性を感じたとのことだった。
一方、来場者からは「知る限り、鍼灸用品を総合的に取り扱うお店は無いので、こういう色々な物を一度に見られる場があるのはうれしい」「堅苦しい学会などとは違ってリラックスできる。良い気分転換になった」といった感想が。出展者、来場者ともに概ね好評だったが、「ブースの見栄え」に難色を示した企業もあったほか、「出展者のブースが盛り上がるのはいいが、おかげで講演が聴き取りづらかった」という来場者もいた。
講演会場では、矢野忠氏(明治国際医療大学学長)と中根一氏(鍼灸Meridian烏丸院長)の対談『タダシい学びのハジメ方』のほか、『ネパール・ヘルスキャンプ2018活動報告』(黒川恵子氏・国際ボランティア鍼灸師協会)、『鍼灸院の集客に大切な3原則―新患さんの予約・来院を3倍にする方法』(前田真也氏・しんきゅうコンパス・しんきゅう予約代表)など四つのセッションが行われた。