療養費の専門委員会、4月8日開催を中止に
2020.04.02
施術者団体や保険者、有識者等により療養費の今後のあり方を話し合う「検討専門委員会」について、あはき・柔整療養費ともに4月8日に開催される予定だったが、本日、厚労省が「開催の中止」を発表した。
2日前の一昨日(3月31日)に開催が発表されたばかりだが、一転して中止を決めた。厚労省はホームページ上で、「諸般の事情を鑑み開催を中止することといたしました」としており、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みたものと思われる。
療養費の専門委員会、4月8日開催を中止に
療養費の専門委員会、4月8日開催を中止に
2020.04.02
施術者団体や保険者、有識者等により療養費の今後のあり方を話し合う「検討専門委員会」について、あはき・柔整療養費ともに4月8日に開催される予定だったが、本日、厚労省が「開催の中止」を発表した。
2日前の一昨日(3月31日)に開催が発表されたばかりだが、一転して中止を決めた。厚労省はホームページ上で、「諸般の事情を鑑み開催を中止することといたしました」としており、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みたものと思われる。
新型コロナ、経産省が資金繰り支援策など公開
新型コロナ、経産省が資金繰り支援策など公開
2020.04.01
新型コロナウイルスの感染拡大で、感染を心配する患者・利用者が来院を控えたり、高齢者施設への往療が休止されたりするケースが生じており、施術所運営にも大きな打撃を受けている。そんな中、経済産業省から、新型コロナウイルスによる企業・事業者への影響を緩和し、支援するための施策などが先月より随時発表されている。
3月12日には、影響を受ける事業者に向けて、資金繰り支援や経営環境の整備などに関する情報(パンフレット)をホームページ上に掲載した。具体的な資金繰りについて、日本政策金融公庫等が、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」として、融資枠別枠の制度を創設し、信用力や担保によらず一律金利とし、融資後の3年間まで0.9%の金利引き下げ(据置期間は最長5年)を実施。この特別貸付に、「特別利子補給制度」を併用することで「実質無利子化」できると支援策を伝えている。
パンフレットには、これ以外にも相談窓口、雇用調整助成金の特例措置など、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業、個人事業主に対する緊急対応策が全般的に盛り込まれている。
経産省「新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ」
あはき・柔整国家試験、合格発表(速報) 合格率はほぼ横ばい
あはき・柔整国家試験、合格発表(速報) 合格率はほぼ横ばい
2020.03.26
第28回のあマ指師、はり師、きゅう師、柔整師国家試験の合格者の受験番号が厚労省のホームページに掲載された。なお、今回は新型コロナウイルスの影響で掲示での発表は行われていない。
合格率はあマ指師84.7%、はり師73.6%、きゅう師74.3%、柔整師64.5%で、前年と比べてほぼ横ばい。合格者数の推移など、詳細は今後の本紙に掲載する。
新型コロナ 専門学校の新年度の授業開始等で文科省通知
新型コロナ 専門学校の新年度の授業開始等で文科省通知
2020.03.26
文部科学省は3月24日、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、専門学校等(専修学校及び各種学校)に向けて、新年度からの授業等の教育活動の開始に関する通知を出した。
専門学校等は当初より一斉臨時休業の対象には含まれていないが、新年度に当たって、改めて留意事項が周知された。通知では、「大学等における感染拡大の防止について」「学事日程等の取扱いについて」「遠隔授業の活用について」など、7項目を挙げた。
また、入学式等の年度初頭の行事実施に際しては、地域の実態を踏まえた上、「換気の悪い密閉空間」「人の密集」「近距離での会話・発声」の3つの条件が重ならないよう、適切な対応の必要性を伝えた。ただ、「学事日程の変更等を行うよう求めるものではない」としている。
参考:【文部科学省】令和2年度における専門学校等の授業の開始等について(通知)
JLOM ICD-11収載で会見 医療現場での伝統医学活用を
JLOM ICD-11収載で会見 医療現場での伝統医学活用を
2020.03.25
電子システム化を学会で検討
日本東洋医学サミット会議(JLOM)はICD-11への伝統医学分類(漢方・鍼灸)収載を受けた記者会見・記念講演会を2月20日、東京都内で開催。現在の状況や今後の展望について報告した。
【ICD-11(国際疾病分類第11版)】
国際疾病分類(ICD)は、WHOが作成する国際的に統一した基準で定められた死因及び疾病の分類。日本では公的統計や診療報酬明細書などの死因・疾病分類に、ICD準拠の統計基準を利用している。昨年6月に約30年ぶりの改訂が行われ、「伝統医学の病態」などの章が追加された。
会見に臨んだのは、JLOM議長の伊藤隆氏(一般社団法人日本東洋医学会会長)、同副議長の若山育郎氏(公益社団法人全日本鍼灸学会副会長)。 (さらに…)
あはき療養費 施術管理者の要件、来年から追加
あはき療養費 施術管理者の要件、来年から追加
2020.03.25
「実務経験1年」と「研修の受講」
あはき師が療養費(健康保険)の受領委任を取り扱う「施術管理者」になる場合に、新たな要件が追加されることが決まった。国家資格を持っていれば認められてきたものが、令和3年1月以降は「実務経験」と「研修の受講」が義務付けられる。 (さらに…)
療養費 令和2年度料金改定 議論が始まる
療養費 令和2年度料金改定 議論が始まる
2020.03.25
慣例通りなら改定率は0.265%?
日整「医科と同等に」「再検料算定を毎回」
令和2年度は、柔整・あはき療養費の料金改定の年度。2年に1度の診療報酬改定と同じ年度に実施され、その議論が2月下旬よりスタートした。
療養費の改定は、診療報酬より概ね2カ月遅れで施行され、改定率は慣例的に診療報酬の「医科」の2分の1とされてきた(下図参照)。 (さらに…)
第37回日本東方医学会 『大腸が寿命を決める』テーマに
第37回日本東方医学会 『大腸が寿命を決める』テーマに
2020.03.25
便秘への鍼灸や近年の知見など
第37回日本東方医学会が2月9日、『万病撃退! 大腸が寿命を決める』をテーマに都内で開催された。
マリーゴールドクリニック院長の山口トキコ氏が『大腸肛門病専門医の視点で健康を再考する』をテーマに会頭講演を行った。 (さらに…)
再同意期間を猶予、コロナ感染防止で あはき療養費で臨時措置、4月末まで
再同意期間を猶予、コロナ感染防止で あはき療養費で臨時措置、4月末まで
2020.03.25
あはき療養費の同意書の取り扱いに関して、新型コロナウイルス感染症の事態を踏まえた臨時措置が出された。厚労省が3月17日付の事務連絡で示した。 (さらに…)
第1回健康施術産業展 施術所向け商品・サービス出展
第1回健康施術産業展 施術所向け商品・サービス出展
2020.03.25
70社がブース構え、15,818人来場
『第1回健康施術産業展』が2月12日~14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。ブティックス株式会社(東京都港区)主催。 (さらに…)
厚労省があはき療養費の「同意」等について事務連絡、新型コロナの影響で
厚労省があはき療養費の「同意」等について事務連絡、新型コロナの影響で
2020.03.17
厚労省が本日付で事務連絡『新型コロナウイルス感染症に関するはり師、きゅう師及びあん摩マッサージ指圧師の施術に係る医師の同意書等の臨時的な取扱いについて』を発出した。「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に基づくもの。
これによると、同意の取り扱いについては『前回交付の同意書に基づく支給可能な期間の最終日が令和2年2月 25 日から4月末までである場合において、支給可能な期間を超えた日から令和2年4月末までの期間に受けた施術については、引き続き療養費(施術報告書交付料を含む。)の支給対象となる期間と認めること』、変形徒手矯正術の再同意については電話によるもので差し支えないなどとなっている。
国試合格者の「掲示」が中止 新型コロナの影響で
国試合格者の「掲示」が中止 新型コロナの影響で
2020.03.13
厚労省は、2、3月に行われたあマ指師、鍼灸師、柔整師その他の国家試験の合格者の掲示による発表を中止した。「新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から」としている。合格者の受験番号は同省ホームページに掲載し、併せて各受験者へ書面で合否の通知を行う。
病鍼連携連絡協議会、「院内でのコロナ対応」で情報公開
病鍼連携連絡協議会、「院内でのコロナ対応」で情報公開
2020.03.12
開業鍼灸院と病院・診療所の医療連携を目指し活動する病鍼連携連絡協議会(長谷川尚哉世話人代表)が、このたびの新型コロナウイルスの感染事例への対応に関する情報を公開した。業界内でも「感染への注意喚起」は促されているが、「院内での対応」といった実務的な情報を外部に発信するケースは珍しい。
「施術所に於ける感染事例への対応」と題した同協議会の指針では、「施術者・事務員が陽性、入院となった場合」「患者様に陽性事例があり、無症状時、症状発生時を問わず、施術所に通院が確認された場合」といったケースごとに、取るべき対応・行動を説いている。
家庭医・守屋章成氏からアドバイスも得て指針をまとめたといい、「今後感染事例に遭遇する場面は十分に考えられ、有資格者としての矜持をもって拡散を避ける行動をしてほしい」と長谷川氏。
新型コロナ あはき・柔整業界も自粛ムード
新型コロナ あはき・柔整業界も自粛ムード
2020.03.10
催しやイベント中止・延期、相次ぐ
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、あはき・柔整業界に「自粛ムード」が広がっている。政府が「今後2週間の大規模イベントの中止や延期」を要請した先月26日頃を境に、業界内の学会やセミナー、講習会や研修などの中止・延期が相次いでいる。併せて、治療の現場でも影響が出ている。
あはき関連では (さらに…)
今年の鍼灸師国家試験を展望する
今年の鍼灸師国家試験を展望する
2020.03.10
芦野 純夫(前厚生労働教官(元国家試験評価委員)/横浜医療専門学校学術顧問)氏による講評
昨年の国試は、前年の厳し過ぎた試験結果が批判された反動から、一転して難易度を下げ、合格率が押し上げられた。とはいえ今回は旧カリキュラムの終わりの年であり、不合格者の“積み残し”を少なくするため難易度は前年並みになると見ていた。実際、解剖・生理など午前の基礎医学までどれも標準的な問題であり、受験生も安堵したことだろう。 (さらに…)
大阪地裁「19条合憲」、昨年の東京地裁と同じ
大阪地裁「19条合憲」、昨年の東京地裁と同じ
2020.03.10
晴眼者のあマ指師課程新設めぐる裁判
あはき法19条の規定によって、晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設が認められなかったのは不当だと、学校法人平成医療学園が国を相手に訴えた裁判で、2月25日、大阪地裁は「法的規制は不合理とはいえない」と判断し、訴えを退けた。
三輪方大裁判長は、当日の判決で、視覚障害者のあん摩マッサージ指圧師の収入は概して低いなどの諸事情を鑑みると、規制措置は相応の必要性・合理性を有するとして、原告側の主張は全て採用できないと結論付けた。
今回の判決内容は、昨年12月16日に東京地裁が下した「19条合憲」と、同様のものとなった。判決後、原告側は記者会見を開き、控訴する方針を示した。
マッサージ療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚労省『平成30年度 療養費頻度調査』から
マッサージ療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚労省『平成30年度 療養費頻度調査』から
2020.03.10
調査は、全国健康保険協会管掌健康保険、国民健康保険及び後期高齢者医療制度における平成30年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で全件、国民健康保険で5分の1、後期高齢者医療制度で10分の1の割合で抽出している。 (さらに…)
あはき療養費、来年から「実務経験」と「研修」が必要に
あはき療養費、来年から「実務経験」と「研修」が必要に
2020.03.05
令和3年以降、あはき療養費の受領委任を新たに取り扱う場合、「実務経験」と「研修の受講」の2つの要件が必要になる。厚労省が3月4日付の通知等で示した。
実務経験は1年間で、出張専門での経験は除くとしている。研修は「16時間、2日以上」で、職業倫理や適切な保険請求に関して学ぶ。既に柔整療養費で平成30年度から導入されており、健康保険(受領委任)を取り扱うに当たり資質向上を目的に取り入れられる。
(詳細は今後発行の本紙で伝える)
あはき国試、令和3年からの新出題基準公表
あはき国試、令和3年からの新出題基準公表
2020.02.27
令和3年のあん摩マッサージ指圧師及びはり師・きゅう師国家試験から適用される、新しい出題基準が公表された。公益財団法人東洋療法研修試験財団が25日、ホームページにアップした。「専門基礎分野及び専門分野において、平成25 年12 月の第3回出題基準以後、新たに重要性の増した項目の追加等を行った」としており、これに伴って問題数や試験時間も増える見通しだ。
ファロス、国試合格者に3万円分の商品券をプレゼント
ファロス、国試合格者に3万円分の商品券をプレゼント
2020.02.26
株式会社ファロス(大阪府堺市)が今年のはり師・きゅう師及び柔整師の国家試験の合格者全員に、同社商品購入に使える商品券3万円分をプレゼントする。去年に引き続き「業界の未来を担う若手を支援したい」と同社。
3月31日(火)に応募フォームや詳細が同社ホームページで公開される。