北海道、「施術所」でクラスター発生
2021.04.02
北海道が3月31日に発表した新型コロナウイルス感染者19名のうち、空知地方(管内)の6名が「施術所」関連であることが分かった。6名中2名が軽症だった。
なお、一部メディアでは「『あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうの施術所』の開設者とその利用者」と報道されている。
北海道、「施術所」でクラスター発生
北海道、「施術所」でクラスター発生
2021.04.02
北海道が3月31日に発表した新型コロナウイルス感染者19名のうち、空知地方(管内)の6名が「施術所」関連であることが分かった。6名中2名が軽症だった。
なお、一部メディアでは「『あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうの施術所』の開設者とその利用者」と報道されている。
19条裁判・大阪第二審、7月9日判決言い渡し
19条裁判・大阪第二審、7月9日判決言い渡し
2021.04.01
学校法人平成医療学園が、晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設を認めなかった国に対し、その処分取消を訴えている裁判で、大阪高裁控訴審の第1回口頭弁論が3月24日にあった。
当日、学園・国双方の意見文書が提出されたほか、学園理事長・岸野雅方氏の口頭による意見陳述も行われた。岸野氏は裁判官に対し、無資格者に対する行政の無作為が、あはき法19条を50年以上にわたって温存させ、視力障害者と晴眼者の同じ国家資格者同士がにらみ合いを起こす原因を作り、現在に至っていると訴えた。また、視力障害者の施術者が仕事をしやすい環境を整えた台湾での成功事例に言及し、行政の福祉政策の再考を求めていた。
この日結審され、7月9日11時からの判決言い渡しが決まった。
7月開催のあはき施術管理者研修、申込み開始
7月開催のあはき施術管理者研修、申込み開始
2021.03.30
あはき師が療養費の受領委任を取り扱うため、今年から義務化された「施術管理者研修」の7月開催分の受講申込みが本日から始まった。受付期間は4月16日(金)まで。
7月10日~11日と同月17日~18日の受講者を募集している。オンライン研修での実施だが、オンライン受講が難しい者には直接会場(今回はともにTKP神田ビジネスセンター・東京都千代田区)での受講も可能。
費用は2万3,000円で、2日間(16時間以上)にわたって、適切な療養費の支給申請などを学ぶ。
東洋療法研修試験財団ホームページ「施術管理者研修」
柔整・あはき関連の文書で押印廃止、4月から
柔整・あはき関連の文書で押印廃止、4月から
2021.03.29
厚労省が3月24日付で、柔整、はり、きゅう、あん摩マッサージ指圧師関連での各種文書について、押印を廃止する通知を発出した。
対象となるのは、療養費支給申請書や同意書等の療養費関連で、4月1日から適用される。ただ、患者の代筆による記入では押印が必要となるケースも一部残る。
あはき・柔整国家試験、合格発表(速報) 合格率ははり・きゅうで微減、柔整師微増
あはき・柔整国家試験、合格発表(速報) 合格率ははり・きゅうで微減、柔整師微増
2021.03.26
第29回のあマ指師、はり師、きゅう師、柔整師国家試験の合格者の受験番号が東洋療法研修試験財団及び柔道整復研修試験財団のホームページに掲載された。
合格率はあマ指師84.1%、はり師70.0%、きゅう師72.2%、柔整師66.0%で、前年と比べるとはり・きゅう微減で柔整師は微増。合格者数の推移など、詳細は今後の本紙に掲載する。
あマ指師課程新設巡る裁判 大阪高裁控訴審の口頭弁論行われる
あマ指師課程新設巡る裁判 大阪高裁控訴審の口頭弁論行われる
2021.03.25
学園側「大学は認められるべき」
晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設を認めなかった国に対し、「あはき法19条の規定は憲法違反だ」として、学校法人平成医療学園がその取り消しを求めた訴訟の大阪高裁第二審の口頭弁論が3月下旬から始まった。昨年2月25日の大阪地裁判決で「19条は合憲」として新設を認めないとする判断が下されたなか、学園側は今回の二審において新たな主張を追加し、一審判決の破棄を求めていく方針だ。 (さらに…)
全日中部支部・B講座 『閃めく経絡』訳者が講演
全日中部支部・B講座 『閃めく経絡』訳者が講演
2021.03.25
論文検索で知識の更新も訴え
公益社団法人全日本鍼灸学会(若山育郎会長)中部支部のB講座が2月11日、オンラインで開催された。
『閃めく経絡―鍼灸医学を現代の言葉で説明する』『海外鍼灸論文のトレンド』の二つのテーマで、建部陽嗣氏(鍼灸師・量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所研究員)が講演した。 (さらに…)
ケアマネジャー試験、第23回合格者数 あはき師171人、柔整師121人
ケアマネジャー試験、第23回合格者数 あはき師171人、柔整師121人
2021.03.25
厚労省がこのほど、第23回介護支援専門員実務研修受講試験の合格者数を公表した。
受験者4万6,415人のうち、8,200人(前年比182人増)が合格した。合格率は17.7%だった。「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の合格者数は (さらに…)
たにぐち書店から新刊 『電子温灸器具で広がる灸の世界』
たにぐち書店から新刊 『電子温灸器具で広がる灸の世界』
2021.03.25
電子温灸器具で広がる灸の世界
株式会社たにぐち書店から新刊『電子温灸器具で広がる灸の世界』が発行された。「火を使う危険性やにおいなどで敬遠されがちなもぐさ灸。電子温灸器ならばその心配もなく同等の効果が得られる」と名だたる研究者や臨床家が電子温灸器具『バンシン』シリーズの活用法を紹介する。バンシン療法研究会編。A5判100頁、1,320円。 (さらに…)
令和2年度の第29回鍼灸師国家試験を展望する 芦野純夫
令和2年度の第29回鍼灸師国家試験を展望する 芦野純夫
2021.03.25
芦野 純夫 前厚生労働教官(財団国試評価委員)/横浜医療専門学校学術顧問
医療分野では初の民間委託となり、平成5年から財団によって実施されてきた国家試験も既に29回目。その国試導入の前年秋に全国で実施された試行試験で、私は鍼灸理論の出題と問題選択者を務めたが、医療国試は看師婦以外全て多真偽5択なので、試行試験もその形式が採られ本番もそうなる予定だった。ところが盲学校を中心に反対運動が起こり、看護師と同じ単純4択に替えられて、柔整もご相伴でそうなった。他の医療国試よりも幾分楽なのは盲人のお蔭でもある。4択でも工夫次第で良問となるので、それを心掛けてほしい。
さて、コロナ禍で行われた今回の国試では、例年会場入口に教員たちが激励に集まっていたが、皆が自粛したようで寂しい限りである。この一年どの学校もオンライン授業となっていたのが考慮されたのだろう、あマ・はき師共に前半の専門基礎科目はここ十数年で最も易しかったようだ。ただ (さらに…)
兵庫のあはき・柔整社団、「ワクチン優先接種」の要望書を提出
兵庫のあはき・柔整社団、「ワクチン優先接種」の要望書を提出
2021.03.24
(公社)兵庫県柔道整復師会(岩本芳照会長)、(一社)兵庫県鍼灸師会(森口一也会長)、(公社)兵庫県鍼灸マッサージ師会(賀内進一会長)はこのほど連名で、要望書『新型コロナウイルス感染症ワクチン優先接種について』を兵庫県に提出した。
要望書では新型コロナウイルス感染症ワクチンの優先接種順位について「残念ながら、 医療の一翼を担う職種である我々施術所従事者は一般市民と同様の順位となっている」と指摘。患者と接触せずに施術を行うことが不可能な接骨・整骨院、鍼灸院、マッサージ院等においても医療従事者や高齢者施設等の従事者と同じくワクチンの優先接種の対象に含めてもらいたい、と強く求めている。
臨スポとAT学会、スポーツ外傷調査の標準化目指す
臨スポとAT学会、スポーツ外傷調査の標準化目指す
2021.03.24
日本臨床スポーツ医学会(松本秀男理事長)と日本アスレティックトレーニング学会(広瀬統一代表理事)が昨年末、スポーツ現場の外傷・障害調査フォーマットの標準化に向けた合同プロジェクトチームを発足させた。
国内におけるスポーツ外傷・障害の調査手法のあり方について標準化される必要性があり、その提言を行う目的で立ち上げられた。令和4年春頃に提言書を公開する予定という。
「スポーツ現場における外傷・障害調査フォーマットの標準化」に関する合同プロジェクトチーム発足について
全日・福岡大会、6月にオンラインで 参加申込は5月10日まで
全日・福岡大会、6月にオンラインで 参加申込は5月10日まで
2021.03.19
『第70回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 福岡大会』が6月4日(金)から6日(日)まで、オンラインで開催される。大会テーマは「健康・医療のブレークスルーと鍼灸―からだとこころをとらえる五感の医術」。参加申込受付は5 月10日(月)まで。
九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科教授の篠原昭二氏が大会会頭を務め、「鍼灸医学における経脈の臨床的意義」をテーマに会頭講演を行う。特別講演は「フクロウ型と漢方治療」(久留米大学医療センター先進漢方治療センター教授・恵紙英昭氏)、「鍼灸治療の自律神経を介した生体反応について」(東京都健康長寿医療センター研究所専門副部長・内田さえ氏)。
ほかに、シンポジウムや実技供覧、一般演題、セミナー等も予定。
大会HP
フレアス、介護事業者の子会社化で事業多角化
フレアス、介護事業者の子会社化で事業多角化
2021.03.17
全国で300を超える在宅マッサージ事業所を展開している株式会社フレアス(澤登拓代表取締役社長)が3月15日、居宅介護支援事業及び訪問介護事業を行うスカイハート株式会社の株式を取得し、子会社化した。
フレアスは今後、スカイハートが事業展開していた千葉県千葉市において居宅介護支援・訪問介護事業に在宅マッサージを複合させ、総合的な社会福祉サービスを提供していくとしている。
カリスタとケイズGが業務提携
カリスタとケイズGが業務提携
2021.03.16
女性限定鍼灸サロンを複数経営するカリスタ株式会社(前田真也代表取締役)と、東京や千葉を中心に鍼灸整骨院を展開する株式会社ケイズグループ(小林博文代表取締役)が3月12日、人材開発分野において業務提携を締結したと発表した。
互いの教育に対する価値観に共感したのをきっかけに、双方の教育プログラムを融合させてさらなる治療家のレベルアップを図ることを目指すという。カリスタの美容鍼灸勉強会やケイズグループの環境整備などを中心に、それぞれが持つ教育の強みを提供し合い、第一弾として3月~9月に相互研修を実施する。
大阪府鍼灸師会、施術所支援の要望書を府へ提出
大阪府鍼灸師会、施術所支援の要望書を府へ提出
2021.03.15
公益社団法人大阪府鍼灸師会(得本誠会長)はこのほど、大阪府議会の鹿田松男議員に要望書を提出、コロナ禍における鍼灸施術所への支援を訴えた。
要望書では、兵庫県が「病院・診療所・訪問看護ステーション・助産所・施術所」への支援を行っており、それぞれ基準額が示されていると指摘。また大阪では介護関連で「かかり増し経費」の補助があるのに対し鍼灸施術所には認められていないことにも言及。
同師会は要望書で「第三次補正予算においては、同様の支援策を鍼灸施術所へ実施していただきますよう、ご検討お願い申し上げます」としている。
令和2年の 家計調査 1世帯の治療院代2,371円
令和2年の 家計調査 1世帯の治療院代2,371円
2021.03.10
コロナ禍で減少に転じ、2割減
総務省が、家計の支出を通じて国民の消費状況を捉えるため実施している「家計調査」の令和2年の結果が2月5日に発表された。整骨院(接骨院)や鍼灸院で受けた治療代として、昨年1年間に使った1世帯当たりの金額は2,371円だった。 (さらに…)
経産省・緊急事態宣言伴う一時支援金 整骨院も対象、申請5月末まで
経産省・緊急事態宣言伴う一時支援金 整骨院も対象、申請5月末まで
2021.03.10
新型コロナウイルスによる1月からの緊急事態宣言で、売上高が大幅に減った中小事業者に支給する一時支援金の申請が3月8日から始まった。2回目の宣言に伴う外出自粛の影響を受けたことが条件で、給付対象となり得る事業者の具体例として「整骨院」と「マッサージ店」が盛り込まれた。 (さらに…)
埼玉鍼灸学会認定パネルディスカッション 慢性疼痛に対する鍼灸治療戦略
埼玉鍼灸学会認定パネルディスカッション 慢性疼痛に対する鍼灸治療戦略
2021.03.10
古典・中医・現代医学、それぞれの立場から
令和2年度第2回埼玉鍼灸学会認定研修C講座として、パネルディスカッション『慢性疼痛に対する鍼灸治療戦略』が1月24日、埼玉医科大学かわごえクリニック(埼玉県川越市)とオンラインで開催された。
古典的鍼灸治療の立場から小泉智裕氏(小泉漢方堂鍼灸療院院長)、中医学的鍼灸治療の立場から齋藤隆裕氏(鍼灸らせん堂CEO)、現代医学的鍼灸治療の立場から吉川惠士氏(吉川はり物療院院長)の3名が登壇した。
小泉氏は経絡治療について、「病に係る経絡の虚実を経絡別に分類し、その歪に鍼灸を用いて補瀉し、生体が病を克服するように仕向ける医術」と概観した上で、四診の中でも脈診を重要視しながら総合的に判断するもので、使用する脈診法は (さらに…)
ダイヤ工業とAMDA、災害支援協定締結
ダイヤ工業とAMDA、災害支援協定締結
2021.03.10
有事の際に鍼や衛生材料などを提供
医療・介護福祉用品やスポーツ用品といった幅広い製品を開発・販売しているダイヤ工業株式会社(岡山市南区)と、鍼灸師や柔整師なども所属し、被災地において医療支援活動等を行っている特定非営利活動法人AMDA(アムダ、同市北区)が「大規模災害発生時における緊急医療支援活動実施に関する連携協定」を締結。2月18日に同社で行われた締結調印式ではダイヤ工業の松尾浩紀代表取締役社長とAMDAの菅波茂代表が協定書にサインした。 (さらに…)