病鍼連携連絡協議会 特別講座 鍼灸師と家庭医は良きパートナー
2021.01.08
鍼灸師は「ヘルスケアプロバイダー」
病鍼連携連絡協議会(長谷川尚哉世話人代表)の特別講座が昨年11月28日、オンラインで開催された。
『鍼灸師から医師に 総合診療の学びから街の鍼灸師に伝えたいこと』と題して、医師で鍼灸師の寺澤佳洋氏(医療法人弘池会口之津病院)が登壇した。 (さらに…)
病鍼連携連絡協議会 特別講座 鍼灸師と家庭医は良きパートナー
病鍼連携連絡協議会 特別講座 鍼灸師と家庭医は良きパートナー
2021.01.08
鍼灸師は「ヘルスケアプロバイダー」
病鍼連携連絡協議会(長谷川尚哉世話人代表)の特別講座が昨年11月28日、オンラインで開催された。
『鍼灸師から医師に 総合診療の学びから街の鍼灸師に伝えたいこと』と題して、医師で鍼灸師の寺澤佳洋氏(医療法人弘池会口之津病院)が登壇した。 (さらに…)
インタビュー企画 SNSで話題の「政治×鍼灸」って何?〈後編〉
インタビュー企画 SNSで話題の「政治×鍼灸」って何?〈後編〉
2021.01.08
政治と鍼灸――。そんな臨床から離れたテーマにもかかわらず、SNSで注目されている無料オンライン企画がある。
前回は「政治×鍼灸」を立ち上げた経緯などを、発起人の川井大輔氏(川井治療院院長)に聞いたところ、主に若い層での「業団離れ」や「政治離れ」が起きていることが浮き彫りになった。今回は今後の展開について聞きながら、鍼灸師の政治への関わり方について考えてみたい。
「なぜ業団が複数?」参加者の声をテーマに
――昨年9月に開いた第1回では墨田区議会の佐藤篤議員をゲストに招いたとのことでしたが、第2回はどんな内容でしたか。
第1回での佐藤区議の話を踏まえ、参加者でディスカッションしたところ、「日本鍼灸師会(日鍼会)と全日本鍼灸マッサージ師会(全鍼師会)の二つに分かれてしまっていることが、組織力を高められない原因なのではないか」という声が多く上がりました。 (さらに…)
セイリン、「鍼灸院検索サイト」今春開始
セイリン、「鍼灸院検索サイト」今春開始
2021.01.08
潜在患者とのマッチング図る
鍼メーカーのセイリン株式会社(静岡市清水区)が、4月1日より鍼灸院検索サイト「健康にはり」を立ち上げ、鍼灸未経験を含む患者・ユーザーと鍼灸院のマッチングサービス提供を開始する。 (さらに…)
マッサージ療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚労省『令和元年度 療養費頻度調査』から
マッサージ療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚労省『令和元年度 療養費頻度調査』から
2021.01.08
調査は、全国健康保険協会管掌健康保険、国民健康保険及び後期高齢者医療制度における令和元年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で全件、国民健康保険で5分の1、後期高齢者医療制度で10分の1の割合で抽出している。調査が実施された10月より消費税率10%引き上げに伴う料金改定(改定率+0.44%)が施行されている。 (さらに…)
NHK『東洋医学 ホントのチカラ』、13日放送
NHK『東洋医学 ホントのチカラ』、13日放送
2021.01.06
過去の放送で大きな反響を呼んだNHK『東洋医学ホントのチカラ』が、1月13日(水)の午後7時半からNHK総合で放送される。
第3弾となる今回のテーマは、「新型コロナに負けない心と体」。免疫アップやストレス解消に役立つツボ(鍼灸・指圧)や漢方薬、太極拳などの最新の健康法が紹介される予定。東京大学医学部付属病院鍼灸部門主任の粕谷大智氏らが出演し、鍼灸の効果や役割などを解説するという。
NHK『東洋医学 ホントのチカラ―今年も元気に!健康長寿SP』
「年末年始の過ごし方」など、養成校でもコロナで注意喚起
「年末年始の過ごし方」など、養成校でもコロナで注意喚起
2020.12.28
新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大しており、国が警鐘を鳴らす中、あはき・柔整の養成校でも「年末年始の過ごし方」や「帰省」についての注意喚起を行っている。
赤門鍼灸柔整専門学校(宮城県)は「現在、宮城県内含め全国的に感染者が急増しています。当局から発表されている『新しい生活様式』を遵守し、年末年始の旅行は極力控え、やむを得ず帰省する場合は、移動先、帰省先での過ごし方について徹底した感染予防症対策をしてください」、呉竹鍼灸柔整専門学校(神奈川県)は「1年生・2年生は進級に向けて、そして3年生は国家試験合格に向けて、これから大事な時期を迎えます。ひとたびクラス内で感染が拡大すれば、出席停止や臨時休校などその影響は計り知れません」などとホームページ上で呼びかけている。
新型コロナ 柔整・あはきも「業種別ガイドライン」登録 全柔協と日整、全鍼師会が3つ同時に
新型コロナ 柔整・あはきも「業種別ガイドライン」登録 全柔協と日整、全鍼師会が3つ同時に
2020.12.25
「医療サービス等」の項目に
新型コロナウイルスの感染拡大と予防の対策指針として、内閣官房が策定する「業種別ガイドライン」に、柔整・あはき団体の作成したガイドラインが登録された。12月18日更新分から「医療サービス等」の項目に掲載され、業界としては初となる。全国柔整鍼灸協同組合(全柔協)、日本柔道整復師会(日整)・日本柔道整復接骨医学会連名、全日本鍼灸マッサージ師会(全鍼師会)による3つのガイドラインが同時の掲載となった。 (さらに…)
二審も新設認めず 東京・仙台高裁ともに
二審も新設認めず 東京・仙台高裁ともに
2020.12.25
あマ指師課程新設をめぐる裁判
晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設が認められないのは憲法22条の「職業選択の自由」に違反すると、学校法人平成医療学園が訴えた裁判について、12月8日に東京高裁で二審判決が下され、北澤純一裁判長は「あはき法19条を合憲」とした一審判決を支持し、学園側の訴えを退けた。
また、同様の訴訟を起こしている仙台での二審でも、仙台高裁(小林久起裁判長)が12月14日に学園側の控訴を棄却した。
東京高裁の二審判決では、「重度の視覚障害者を中心にあはき業への依存度は高く、生計の維持が著しく困難な状況が続いている」と指摘し、依然としてあはき法19条の正当性・必要性があると判断した。
同学園の岸野雅方理事長は「今回の判断は、50年以上も視覚障害者の生活実態が向上されていないことを認めた証拠といえる。その実の原因が、国の不作為と無資格者の野放し状態にあるだけに、この結果は残念でならない」と述べ、上告する考えを示した。
第2回伝統医療看護連携学会学術大会 近年の中国、「日本の腹診」に注目
第2回伝統医療看護連携学会学術大会 近年の中国、「日本の腹診」に注目
2020.12.25
悪阻への鍼灸など妊産婦ケアの講演も
『第2回伝統医療看護連携学会学術大会』が11月29日~12月20日、オンデマンド配信方式で開催された。大会テーマは『拡げよう連携医療の「わ」』。
学術大会長講演は『東洋医学こぼれ話―東西融合のコンセンサス成熟を目指して』と題して、亀井啓氏(中庸堂亀井接骨鍼灸治療院院長)が登壇。 (さらに…)
第1回美容鍼灸Academic Conference 美容鍼灸代表する各流派 動画で
第1回美容鍼灸Academic Conference 美容鍼灸代表する各流派 動画で
2020.12.25
「美容鍼灸学」皮膚科やエステも取り入れ
第1回美容鍼灸Academic Conferenceが11月22日、東京大学(東京都文京区)及びZoomで開催された。
動画供覧では、美容鍼灸を代表する各流派から9人の施術者による、「今注目すべき美容鍼技術」をまとめた動画が紹介された(下表)。川﨑真澄氏(一般社団法人日本鍼灸協会代表理事)はニキビ美容鍼を紹介。 (さらに…)
柔整・あはき政治団体の令和元年収支報告
柔整・あはき政治団体の令和元年収支報告
2020.12.25
総務省が11月27日、毎年定期公表している「政治資金収支報告書」の令和元年分をホームページ上に公開。政治団体に対しては、政治資金規正法により1年間の収入と支出の総額と一定の条件での内訳の情報提示が義務付けられており、柔整・あはき業界の政治団体も掲載されている。 (さらに…)
インタビュー企画 SNSで話題の「政治×鍼灸」って何?〈前編〉
インタビュー企画 SNSで話題の「政治×鍼灸」って何?〈前編〉
2020.12.25
いったん終息に近づいたかに見えた新型コロナウイルス感染症だが、第3波の襲来で、感染者が再び急増している。学会やイベントのオンライン開催が通常化する中、SNSで注目されているのが「政治×鍼灸」というオンライン企画だ。
鍼灸師は政治とどのように関わるべきなのか、また、政治は鍼灸業界にどんな影響を与えるのか――。毎回講師を招いて政治についての話を聞き、参加者がざっくばらんにディスカッションするという無料のオンラインイベントとなっている。どのようなことが話し合われたのか。企画を立ち上げた経緯と今後の展望も含めて、発起人の川井大輔氏(川井治療院院長)にインタビューした。
若手鍼灸師にもっと政治に関心を
(さらに…)
伊藤和憲氏、『読売中高生新聞』でツボ押しなど指南
伊藤和憲氏、『読売中高生新聞』でツボ押しなど指南
2020.12.24
本紙で連載執筆中の伊藤和憲氏(明治国際医療大学教授)が12月18日号発行の『読売中高生新聞』の企画「合格応援団」で、「ツボを使って免疫力を上げる方法」について解説した。
同企画は、「受験生を全力サポートする」ことを目的として11月からスタートした別刷り4ページの特別付録。なお、伊藤氏の解説は動画としてYouTubeでも配信されている。
全日、「特別講演会」を来年1月31日まで限定配信
全日、「特別講演会」を来年1月31日まで限定配信
2020.12.18
公益社団法人全日本鍼灸学会は9月に行った「特別講演会」の動画をホームページで配信している。来年1月31日までの限定配信。
講演内容は、教育講演 『鍼灸に関する国際情勢概観』(同学会会長・若山育郎氏)、特別講演1 『鍼灸と呼吸器疾患(COVID-19 を含めて)』(福島県立医科大学会津医療センター漢方医学講座准教授・鈴木雅雄氏)、特別講演2 『泌尿器領域における鍼灸医療の役割―過活動膀胱に対する鍼灸の基礎と臨床』(宝塚医療大学保健医療学部鍼灸学科教授・北小路博司氏)の3題。
なお、同学会の生涯研修に係る認定制度の認定点数は、講演会に事前登録あるいは現地参加した者のみに付与され、動画の視聴だけでは付与されない。
動画配信サイト
福岡県内の整骨院でクラスター発生
福岡県内の整骨院でクラスター発生
2020.12.16
福岡県小郡市は12月15日、市内の「堺整骨院」で新型コロナウイルスのクラスターが発生したと公表した。現在判明している陽性者は8名で、うち5名が同市民。同市ホームページでは「市内初のクラスター」と伝えている。
なお堺整骨院は、福岡、佐賀、長崎、熊本、沖縄で多数展開しているグループ院。
通所介護の個別機能訓練加算(Ⅰ)と(Ⅱ)が統合
通所介護の個別機能訓練加算(Ⅰ)と(Ⅱ)が統合
2020.12.15
令和3年度の介護報酬改定に向け、通所介護における、柔整師など機能訓練指導員が実施する「個別機能訓練加算」の見直しが図られる見通しだ。
厚労省社会保障審議会介護給付費分科会の審議が大詰めを迎えており、12月9日の報告書案では、個別機能訓練加算の(Ⅰ:46単位/日)と(Ⅱ:56単位/日)を統合するとしている。今以上に利用者の自立支援等に資するサービス提供を促進する観点から、現在3~4%にとどまっている算定率を上げるため、人員配置要件等も併せて見直される。
あはき療養費の令和2年度料金改定 施術料等10~90円引き上げ
あはき療養費の令和2年度料金改定 施術料等10~90円引き上げ
2020.12.10
12月から施行
12月施行のあはき療養費「令和2年度料金改定」の内容が決まった。厚労省が11月25日付で通知。改定率は0.27%で、施術料金や施術報告書交付料が引き上げられた中、往療料の距離加算は減額された。11月下旬に厚労省が示した改定案がそのまま採用される形となった。 (さらに…)
総務省が厚労省に改善勧告 医業類似行為の事故、対応不十分
総務省が厚労省に改善勧告 医業類似行為の事故、対応不十分
2020.12.10
保健所の被害確認・指導件数わずか
厚労省との認識のずれを問題視
医業類似行為による健康被害や事故に関する調査を行った総務省が11月下旬、被害者から相談・苦情を受け付けた保健所において事実確認を実施していないなど事故対応が不十分だとして、厚労省に対し改善を求める勧告を出した。 (さらに…)
第48回日本伝統鍼灸学会学術大会 COVID-19と養生テーマに
第48回日本伝統鍼灸学会学術大会 COVID-19と養生テーマに
2020.12.10
通院・投薬頼りの健康観が変化
第48回日本伝統鍼灸学会学術大会(形井秀一会長)が11月15日、タワーホール船堀(東京都江戸川区)及びZoomで行われた。当初予定されていた沖縄大会が新型コロナウイルスの影響で延期され、代替として開催されたもの。また、同日の総会で、来年4月からの次期会長として石原克己氏(東明堂石原鍼灸院院長)が承認された。
▲形井秀一会長(左)と石原克己次期会長(右)
「今回の会頭が最後の仕事」と語った形井氏の会長講演『COVID-19と「養生」の思想』では、東京都等で4月以降に告知された緊急事態措置で、鍼灸・マッサージ治療院や整骨院が、一時は整体と混同されながらも、医療施設として「『不要不急』ではない」「生活を維持するのに必要なもの」と扱われたことに注目。 (さらに…)
【寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と鍼灸 若山育郎(関西医療大学教授・保健医療学部長)
【寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と鍼灸 若山育郎(関西医療大学教授・保健医療学部長)
2020.12.10
■はじめに
我が国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関しては、施術者、患者双方の感染リスクを考えるとCOVID-19に対する治療手段としての鍼灸の出番はないと考えられる。一方中国では、COVID-19が武漢で激しく感染拡大し始めた2020年1月末に既に「新型冠状病毒肺炎诊疗方案 中医方案部分(COVID-19中医薬診療ガイドライン)」を策定し、本年8月には第八版1)まで重ねている。鍼灸に関しては、中国針灸学会が2月9日に「新型冠状病毒肺炎针灸干预的指导意见(COVID-19鍼灸介入ガイドライン)」第一版と第二版を策定している。
我が国の鍼灸界の対応は、①鍼灸院等での感染予防対策ガイドラインの策定、②中国針灸学会の鍼灸介入ガイドラインを和訳して紹介、③COVID-19関連鍼灸文献紹介などである。本稿では、COVID-19の一般的な疫学、病態、治療などについては触れず、鍼灸に関するいくつかの論文に絞って解説する。
■1.中国針灸学会の鍼灸介入ガイドライン
中国針灸学会の「COVID-19に対する鍼灸介入ガイドライン(第二版)」3)が、2020年3月21日に世界鍼灸学会連合会(WFAS)本部を通じて「COVID-19中医薬診療ガイドライン」とともに日本の執行理事に送られてきた。日本伝統鍼灸学会をはじめ、幾つかの団体がそれを日本語に訳しWebに掲載している。 (さらに…)