第25回日本統合医療学会 「統合医療の未来」テーマに
2022.02.10
「治す以前」に目を向ける時代へ
日本統合医療学会の第25回大会が昨年12月18日、19日の2日間ライブ配信で開催され、1月11日までオンデマンド配信も行われた。
大会長講演では、明治国際医療大学の矢野忠氏が大会テーマ『統合医療の未来―エコロジー・自然治癒力・ソーシャルキャピタル』について講演。 (さらに…)
第25回日本統合医療学会 「統合医療の未来」テーマに
第25回日本統合医療学会 「統合医療の未来」テーマに
2022.02.10
「治す以前」に目を向ける時代へ
日本統合医療学会の第25回大会が昨年12月18日、19日の2日間ライブ配信で開催され、1月11日までオンデマンド配信も行われた。
大会長講演では、明治国際医療大学の矢野忠氏が大会テーマ『統合医療の未来―エコロジー・自然治癒力・ソーシャルキャピタル』について講演。 (さらに…)
最高裁「あはき法19条合憲」、あマ指師養成の制限続く
最高裁「あはき法19条合憲」、あマ指師養成の制限続く
2022.02.08
晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設を国が認められなかったのは「憲法違反に当たる」として、学校法人平成医療学園らが上告していた裁判で、最高裁判所第2小法廷(菅野博之裁判長)は2月7日、視覚障害者以外の者を対象としたあマ指師養成施設の新設を規制した「あはき法19条」を合憲と判断し、上告を棄却した。
学園側は、東京・大阪・仙台の各地から訴えを起こしていたが、いずれも請求が棄却。判決後、平成医療学園の岸野雅方理事長は「残念ながら敗訴となった。マッサージという職業の将来を考えた場合、国は勝訴したが、このままの状態を続けて本当にいいのかと感じる」と話していた。
詳細は、今後発行の弊紙で伝える。
東京都コロナワクチン3回目接種、柔整師・鍼灸師・マッサージ師も予約可能に
東京都コロナワクチン3回目接種、柔整師・鍼灸師・マッサージ師も予約可能に
2022.02.04
東京都の大規模接種会場における新型コロナワクチンの3回目接種について、本日から、柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師等の予約が可能になっている。
東京都福祉保健局のホームページから「都の大規模接種会場で探す」を選択、対象者のうち「(2)医業類似行為従事者の方」を選んで各種入力を行うことで予約が可能となる。
使用ワクチンはモデルナ社製で、接種券と本人確認書類が必要。
問い合わせは東京都ワクチン接種会場コールセンター(℡0570-034-899)まで。
あはき19条裁判、最高裁判決2月7日に
あはき19条裁判、最高裁判決2月7日に
2022.01.27
晴眼者のあん摩マッサージ指圧師課程の新設をめぐって、学校法人平成医療学園らが国を相手取り、あはき法19条は違憲だと訴えていた裁判の上告審判決が、2月7日に言い渡される。最高裁より学園側に判決言渡日の指定が通知されたという。
学園側は昨年10月頃までに上告理由書を提出して改めて違憲性を主張していたが、今回の通知を受け、最高裁での弁論が開かれないまま判決が言い渡されることとなった。
一部のメディアでは「2審の結論を見直す際に必要な弁論を開かないため、合憲とした1、2審判決が確定する見通し」と報じられている。
京都のあはき団体、府と災害協定 避難所生活の長期化で施術者派遣
京都のあはき団体、府と災害協定 避難所生活の長期化で施術者派遣
2022.01.25
京都府鍼灸マッサージ師会(朝田聖二会長)など四つの府内あはき関連団体が、京都府と災害時支援活動に関する協定を連名で結んだ。阪神・淡路大震災から27年目となった1月17日、府庁で協定締結式を開いた。今後、災害に伴い避難所生活が長期化した際に鍼灸マッサージ師を派遣して被災者の健康支援に当たるという。
視覚障害者団体含め連名で締結
協定を結んだのは、京都府鍼灸マッサージ師会のほか、京都府鍼灸師会(森岡正和会長)、京都府あん摩マッサージ指圧師会(武秀樹会長)、京都府視覚障害者協会(久保弘司会長)で、災害協定に視覚障害者団体も名を連ねたのは業界初のケースとなる。 (さらに…)
令和4年度のあはき療養費施術管理者研修、日程決まる
令和4年度のあはき療養費施術管理者研修、日程決まる
2022.01.25
東洋療法研修試験財団が1月4日に公表。5月21日を皮切りに10月まで計5回開催され、費用は2万3,000円。同研修は、あはき療養費の受領委任を取り扱う上で義務化されている。
第3回日本伝統医療看護連携学会学術大会 西洋医学と鍼灸の連携テーマに
第3回日本伝統医療看護連携学会学術大会 西洋医学と鍼灸の連携テーマに
2022.01.25
「早期発見」後の過剰診断に警鐘
第3回日本伝統医療看護連携学会学術大会が、昨年11月28日、仙台赤門短期大学(宮城県仙台市)とオンラインでハイブリッド開催された。
特別講演『先進的な鍼灸医学―西洋医学と鍼灸の医療連携をイノベーションする』では、小川卓良氏(公益社団法人全日本鍼灸学会顧問)が講演した。安易な足し算的な連携は逆に医療費がかさみかねず、効果的な連携には東西両医学の長所と短所をよく理解し、得意な場の違いを生かしていく必要があると説明。西洋医学は薬の安易な長期・多剤投与を見直すべきであるし、鍼灸も教育制度や卒後教育の充実が不可欠だとした。また、 (さらに…)
第29回日本刺絡学会学術大会 養成校での教育目指し検討
第29回日本刺絡学会学術大会 養成校での教育目指し検討
2022.01.25
清水会長「卒業まで知らない学生も」
第29回日本刺絡学会学術大会が昨年11月21日、オンラインで開催された。
会頭講演『刺絡をとりまく教育』では、同会会長の清水尚道氏が登壇。あはき合わせて100を超える養成校中、日本刺絡学会として講義を行っている学校数はわずか6校だと紹介。教科書での言及もごくわずかなため、刺絡を活用する施術者の多くは勉強会などで自主学習しており、卒業まで刺絡を知る機会がなくてもおかしくないとした。また、「毫鍼を用いず、学校で習わない」という意味で立ち位置が近い治療として小児鍼を挙げ、刺絡は衛生操作や安全面におけるハードルがやはり高いと指摘。養成校教育の中で刺絡実技の実施は難しくとも、正確な知識を取り入れられるよう学会として推進していく必要があるとした。
「瀉血の一部」だが「切開ではない」
教育講演『汎用性のある刺絡教材とは』では、同会主催の検討委員会で作成した学校教材用『刺絡鍼法概論』の内容を、理事の奥野浩史氏が紹介した。 (さらに…)
『からだケアEXPO東京’22(第3回健康施術産業展) 』3月に
『からだケアEXPO東京’22(第3回健康施術産業展) 』3月に
2022.01.25
施術メソッドなど出展数最多、東京で
接骨院・鍼灸院などの経営支援に関する商談型展示会『からだケアEXPO東京'22 第3回健康施術産業展』が3月9日(水)~11日(金)、東京ビッグサイト南展示棟(東京都江東区)で開催される。
治療機器やベッド、レセコン、患者管理システム、運動指導のメソッドなど、施術所向け商品・サービスが一堂に会し、出展企業数は昨年の第2回を超え過去最多。入場無料(事前登録制)。ブティックス株式会社(東京都港区)が主催。
併せて業界団体の理事やグループ院経営者などによる24のセミナーも開かれる。施術者向けのプログラムとして、『柔整あはき業界と自費施術活用の今後』(上田孝之氏・全国柔整鍼灸協同組合専務理事)、『柔道整復師のアイデンティティ』(長尾淳彦氏・日本柔道整復師会理事)、『検索順位が上位でなくても集客できる方法』(光井宏氏、株式会社光井コミュニティ代表取締役)。
鍼灸マ都師会 講習会「松塾スペシャル」 学校で語られない鍼灸界の常識
鍼灸マ都師会 講習会「松塾スペシャル」 学校で語られない鍼灸界の常識
2022.01.25
「学生よ、自分流の鍼灸マップを持とう」
東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会(森井貴司会長、都師会)が昨年11月27日、講習会『松塾スペシャル―日本鍼灸の地図帳』をオンラインで開催した。
松塾とは、鍼灸ジャーナリストで黄帝内経研究家の松田博公氏が講師を務める「鍼灸の思想を学ぶ」講座で、毎月1回、都師会会館などで定期実施されている。今回の松塾スペシャルは鍼灸学生や卒業後すぐの鍼灸師を対象に開かれ、養成校で教わらない鍼灸界の常識や日本鍼灸の核心について話された。
松田氏はまず、講習会タイトルに引っかけて「自らの鍼灸マップを持ってもらいたい」と呼びかけた上で、鍼灸は複雑極まるにもかかわらず、学生時代に「大事なこと」を全く説明されないので、いざ臨床現場に出て迷うのは当然だと説いた。その一つとして、「日本鍼灸学」の教科書が無いと指摘。中国にも韓国にも統一教科書はあり、 (さらに…)
東洋鍼灸専門学校、電子ブックで学校紹介
東洋鍼灸専門学校、電子ブックで学校紹介
2022.01.19
東洋鍼灸専門学校(東京都新宿区)が、パンフレットとして配布している学校紹介マンガをホームページ上にて電子ブックで公開した。どちらも12ページで、東洋医学や鍼灸業界に関心を持つ層へ働きかける内容となっている。リリースされたのは「ゲンキを作る仕事」・「夜間部で学ぼう」の2点。
詳細は同校のホームページを参照。
奈良クラブ、メディカルインターン募集
奈良クラブ、メディカルインターン募集
2022.01.17
サッカー・Jリーグの下位カテゴリのJFLに所属する「奈良クラブ」が、トップチームのメディカル・フィジカル部門のインターンを募集している。1月14日に同クラブホームページで発表。
主な業務は、トレーナーによる治療・ケア・リハビリのサポートなど。鍼灸師・柔整師・あん摩マッサージ指圧師等の国家資格者のほか、養成校在籍中の学生も対象としている(18歳以上で高校生は不可)。
勤務地は奈良で、交通費のみを支給。インターンシップ期間は2022年シーズン終了までとし、「優秀なインターン生は社員への登用の可能性あり」としている。
奈良クラブ「2022シーズン インターンシップ募集のお知らせ」
あはき師、労災特別加入の対象に 来年度から運用始まる
あはき師、労災特別加入の対象に 来年度から運用始まる
2022.01.10
保険料率0.3%、柔整と同様
4月以降、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師が、個人事業主でも特別に労災保険に加入できる制度の対象に加えられることになった。昨年12月14日に開かれた厚労省の「第102回労働政策審議会労働条件分科会労災保険部会」で、あはき師を追加業種とする「省令案」が承認された。 (さらに…)
柔整の令和4年度施術管理者研修 1月18日より申込み
柔整の令和4年度施術管理者研修 1月18日より申込み
2022.01.10
柔整療養費の受領委任を取り扱う上で、義務化されている「施術管理者研修」の令和4年度の開催日程が発表された。公益財団法人柔道整復研修試験財団が昨年12月24日に公表した。
4月16日を皮切りに9月末まで計8回開催される(下図参照)。いずれも原則としてオンライン研修で実施し、費用は2万円。4月と5月開催分の受講申込みは1月18日14時より開始する。
第49回日本伝統鍼灸学会 学術大会 ICDへの経絡病証収載振り返り
第49回日本伝統鍼灸学会 学術大会 ICDへの経絡病証収載振り返り
2022.01.10
「共通フォームの電子カルテ」提言
第49回日本伝統鍼灸学会学術大会が昨年11月13日、14日に開催された。沖縄の会場からインターネットを通じて配信するオンライン開催で、年末までアーカイブ配信も行われた。
和辻直氏(明治国際医療大学)の教育講演では、2019年のICD-11(国際疾病分類第11版)への経絡病証収載について取り上げた。ICDはWHOが異なる国や地域における死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析などを行うために作成する分類であり、ICF(国際生活機能分類)、ICHI(医療行為の分類)と並ぶWHOの中心分類の一つ。30年ぶりの大改訂となった第11版は、電子環境での活用を前提としたシステムとなり、公衆衛生など新知見に加えて東アジア伝統医学(漢方・鍼灸)を導入したことが話題となった。近代医学の恩恵を受けるのは世界人口の30%程度であり、世界の健康管理の65%以上は伝統的医療によるものであるとの現状を踏まえたものだが、和辻氏は、伝統医学章はあくまで補章であり、効果そのものを保証するものではなく、伝統医学に関する整備に向けてデータを集積するためのものだと説明した。
日本で初めてICD-11が紹介されたのは2011年6月に共催された全日本鍼灸学会学術大会・日本伝統鍼灸学会における東郷俊宏氏の発表で、 (さらに…)
国の新たなコロナ支援策「事業復活支援金」
国の新たなコロナ支援策「事業復活支援金」
2022.01.10
売上減の事業者に3月までの見通し立てる目的で
コロナ禍で売上げが減少している中小事業者に対し、3月までの見通しを立てられるよう国が給付する「事業復活支援金」の実施が昨年末に決まった。昨年10月分で給付が終了する「月次支援金」に代わる支援策として設けられる。
給付対象者は、2021年11月~2022年3月のいずれかの売上高が、2018年~2021年の任意の同じ月より30%以上減少した法人・個人事業主で、地域や業種を問わないことから施術所も該当する。支給額は規定の算出式で割り出し、上限額は個人事業主で最大50万円、法人で最大250万円(下記参照)。
申請については「所要の準備を経て開始予定」としている。
「東洋医学ホントのチカラ」第4弾 来年1月10日に放送
「東洋医学ホントのチカラ」第4弾 来年1月10日に放送
2021.12.28
定期的に放送され話題を呼んでいるNHK番組『東洋医学ホントのチカラ』の第4弾が、来年1月10日(月・祝)午後7時半から、NHK総合で放送される。
今回のテーマは誰もが抱える「健康の大問題」で、慢性痛のほか、「女性のお悩み」の解決に役立つセルフケアも紹介するという。
【特集】こころと体を元気に!東洋医学ホントのチカラ 鍼灸・漢方薬・太極拳・ヨガ(NHKホームページ)
『東洋医学ホントのチカラ』が27日放送(今年2月の第3回放送時)
鍼灸とSDGsを考える――今井氏、「鍼管の再資源化」を紹介 社会鍼灸学研究会
鍼灸とSDGsを考える――今井氏、「鍼管の再資源化」を紹介 社会鍼灸学研究会
2021.12.24
国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)への参画意識が世界的に高まる中、鍼灸臨床におけるエコロジー活動として、帝京平成大学ヒューマンケア学部鍼灸学科の今井賢治教授が「プラスチック鍼管の再燃料化」に取り組んでいる。10月下旬にオンラインで開かれた社会鍼灸学研究会(形井秀一代表)主催の『持続可能な社会と鍼灸』をテーマとした研究会で紹介した。
廃プラ鍼管→固形燃料でCO2削減
今井氏が鍼管のリサイクルに取り組み始めたのは、明治国際医療大学(京都府南丹市)在職時の2008年。たまたま朝の情報番組で「パン袋のプラスチック留め具等を機械に入れて燃料油に代える」ニュースを見たのがきっかけだ。これをプラスチック鍼管で試してみたら面白いのではと仲間に打ち明けたところ話が盛り上がった。また同年春に京都サミットが開催され、地球温暖化防止に向けたCO2削減が注目を集めていたのも、取り組みを本格化させたという。
同年9月には大学の鍼灸センター内で廃棄するプラスチック鍼管の回収を始め、年間で約180kgが集まった。 (さらに…)
現代医療鍼灸臨床研究会 第53回大会 鍼通電の効果、併用療法も強み
現代医療鍼灸臨床研究会 第53回大会 鍼通電の効果、併用療法も強み
2021.12.24
単回使用など取扱いの注意も
現代医療鍼灸臨床研究会の第53回大会が10月31日、オンライン開催された。6月の前回大会に続き鍼通電をテーマに、『鍼通電療法の多様な可能性を探る!』として行われた。
砂川正隆氏(昭和大学医学部生理学講座教授)の基礎講座は『鍼通電療法の生理学的機序』について。脳内物質オレキシンの分泌量に着目して痛みの機序を解説したほか、漢方薬と鍼通電の併用療法として、慢性疼痛への効果も報告されている抑肝散との併用効果の検証を紹介。 (さらに…)
柔整・あはき政治団体の収支報告 総務省、令和2年分を公表
柔整・あはき政治団体の収支報告 総務省、令和2年分を公表
2021.12.24
総務省が11月26日、毎年定期公表している「政治資金収支報告書」の令和2年分をホームページ上に公開した。
政治団体に対しては、政治資金規正法により1年間の収入と支出の総額と一定の条件での内訳の情報提示が義務付けられており、柔整・あはき業界の政治団体も掲載されている。
主だった業界団体の総収入から繰越額を差し引いた「実収入額」を見ると、柔整では、日本柔道整復師連盟(工藤鉄男代表)が372万円(支出額3,352万円)。あはきでは、 (さらに…)