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あはき

第49回日本伝統鍼灸学会 学術大会 ICDへの経絡病証収載振り返り

投稿日:2022年1月10日

会長・石原克己氏の実技

「共通フォームの電子カルテ」提言

 第49回日本伝統鍼灸学会学術大会が昨年11月13日、14日に開催された。沖縄の会場からインターネットを通じて配信するオンライン開催で、年末までアーカイブ配信も行われた。

 和辻直氏(明治国際医療大学)の教育講演では、2019年のICD-11(国際疾病分類第11版)への経絡病証収載について取り上げた。ICDはWHOが異なる国や地域における死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析などを行うために作成する分類であり、ICF(国際生活機能分類)、ICHI(医療行為の分類)と並ぶWHOの中心分類の一つ。30年ぶりの大改訂となった第11版は、電子環境での活用を前提としたシステムとなり、公衆衛生など新知見に加えて東アジア伝統医学(漢方・鍼灸)を導入したことが話題となった。近代医学の恩恵を受けるのは世界人口の30%程度であり、世界の健康管理の65%以上は伝統的医療によるものであるとの現状を踏まえたものだが、和辻氏は、伝統医学章はあくまで補章であり、効果そのものを保証するものではなく、伝統医学に関する整備に向けてデータを集積するためのものだと説明した。

 日本で初めてICD-11が紹介されたのは2011年6月に共催された全日本鍼灸学会学術大会・日本伝統鍼灸学会における東郷俊宏氏の発表で、

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