第2回伝統医療看護連携学会学術大会 近年の中国、「日本の腹診」に注目
2020.12.25
悪阻への鍼灸など妊産婦ケアの講演も
『第2回伝統医療看護連携学会学術大会』が11月29日~12月20日、オンデマンド配信方式で開催された。大会テーマは『拡げよう連携医療の「わ」』。
学術大会長講演は『東洋医学こぼれ話―東西融合のコンセンサス成熟を目指して』と題して、亀井啓氏(中庸堂亀井接骨鍼灸治療院院長)が登壇。 (さらに…)
第2回伝統医療看護連携学会学術大会 近年の中国、「日本の腹診」に注目
第2回伝統医療看護連携学会学術大会 近年の中国、「日本の腹診」に注目
2020.12.25
悪阻への鍼灸など妊産婦ケアの講演も
『第2回伝統医療看護連携学会学術大会』が11月29日~12月20日、オンデマンド配信方式で開催された。大会テーマは『拡げよう連携医療の「わ」』。
学術大会長講演は『東洋医学こぼれ話―東西融合のコンセンサス成熟を目指して』と題して、亀井啓氏(中庸堂亀井接骨鍼灸治療院院長)が登壇。 (さらに…)
第1回美容鍼灸Academic Conference 美容鍼灸代表する各流派 動画で
第1回美容鍼灸Academic Conference 美容鍼灸代表する各流派 動画で
2020.12.25
「美容鍼灸学」皮膚科やエステも取り入れ
第1回美容鍼灸Academic Conferenceが11月22日、東京大学(東京都文京区)及びZoomで開催された。
動画供覧では、美容鍼灸を代表する各流派から9人の施術者による、「今注目すべき美容鍼技術」をまとめた動画が紹介された(下表)。川﨑真澄氏(一般社団法人日本鍼灸協会代表理事)はニキビ美容鍼を紹介。 (さらに…)
インタビュー企画 SNSで話題の「政治×鍼灸」って何?〈前編〉
インタビュー企画 SNSで話題の「政治×鍼灸」って何?〈前編〉
2020.12.25
いったん終息に近づいたかに見えた新型コロナウイルス感染症だが、第3波の襲来で、感染者が再び急増している。学会やイベントのオンライン開催が通常化する中、SNSで注目されているのが「政治×鍼灸」というオンライン企画だ。
鍼灸師は政治とどのように関わるべきなのか、また、政治は鍼灸業界にどんな影響を与えるのか――。毎回講師を招いて政治についての話を聞き、参加者がざっくばらんにディスカッションするという無料のオンラインイベントとなっている。どのようなことが話し合われたのか。企画を立ち上げた経緯と今後の展望も含めて、発起人の川井大輔氏(川井治療院院長)にインタビューした。
若手鍼灸師にもっと政治に関心を
(さらに…)
全日、「特別講演会」を来年1月31日まで限定配信
全日、「特別講演会」を来年1月31日まで限定配信
2020.12.18
公益社団法人全日本鍼灸学会は9月に行った「特別講演会」の動画をホームページで配信している。来年1月31日までの限定配信。
講演内容は、教育講演 『鍼灸に関する国際情勢概観』(同学会会長・若山育郎氏)、特別講演1 『鍼灸と呼吸器疾患(COVID-19 を含めて)』(福島県立医科大学会津医療センター漢方医学講座准教授・鈴木雅雄氏)、特別講演2 『泌尿器領域における鍼灸医療の役割―過活動膀胱に対する鍼灸の基礎と臨床』(宝塚医療大学保健医療学部鍼灸学科教授・北小路博司氏)の3題。
なお、同学会の生涯研修に係る認定制度の認定点数は、講演会に事前登録あるいは現地参加した者のみに付与され、動画の視聴だけでは付与されない。
動画配信サイト
第48回日本伝統鍼灸学会学術大会 COVID-19と養生テーマに
第48回日本伝統鍼灸学会学術大会 COVID-19と養生テーマに
2020.12.10
通院・投薬頼りの健康観が変化
第48回日本伝統鍼灸学会学術大会(形井秀一会長)が11月15日、タワーホール船堀(東京都江戸川区)及びZoomで行われた。当初予定されていた沖縄大会が新型コロナウイルスの影響で延期され、代替として開催されたもの。また、同日の総会で、来年4月からの次期会長として石原克己氏(東明堂石原鍼灸院院長)が承認された。
▲形井秀一会長(左)と石原克己次期会長(右)
「今回の会頭が最後の仕事」と語った形井氏の会長講演『COVID-19と「養生」の思想』では、東京都等で4月以降に告知された緊急事態措置で、鍼灸・マッサージ治療院や整骨院が、一時は整体と混同されながらも、医療施設として「『不要不急』ではない」「生活を維持するのに必要なもの」と扱われたことに注目。 (さらに…)
【寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と鍼灸 若山育郎(関西医療大学教授・保健医療学部長)
【寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と鍼灸 若山育郎(関西医療大学教授・保健医療学部長)
2020.12.10
■はじめに
我が国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関しては、施術者、患者双方の感染リスクを考えるとCOVID-19に対する治療手段としての鍼灸の出番はないと考えられる。一方中国では、COVID-19が武漢で激しく感染拡大し始めた2020年1月末に既に「新型冠状病毒肺炎诊疗方案 中医方案部分(COVID-19中医薬診療ガイドライン)」を策定し、本年8月には第八版1)まで重ねている。鍼灸に関しては、中国針灸学会が2月9日に「新型冠状病毒肺炎针灸干预的指导意见(COVID-19鍼灸介入ガイドライン)」第一版と第二版を策定している。
我が国の鍼灸界の対応は、①鍼灸院等での感染予防対策ガイドラインの策定、②中国針灸学会の鍼灸介入ガイドラインを和訳して紹介、③COVID-19関連鍼灸文献紹介などである。本稿では、COVID-19の一般的な疫学、病態、治療などについては触れず、鍼灸に関するいくつかの論文に絞って解説する。
■1.中国針灸学会の鍼灸介入ガイドライン
中国針灸学会の「COVID-19に対する鍼灸介入ガイドライン(第二版)」3)が、2020年3月21日に世界鍼灸学会連合会(WFAS)本部を通じて「COVID-19中医薬診療ガイドライン」とともに日本の執行理事に送られてきた。日本伝統鍼灸学会をはじめ、幾つかの団体がそれを日本語に訳しWebに掲載している。 (さらに…)
全日の「高木賞奨励賞」、宮崎彰吾氏らの研究グループが受賞
全日の「高木賞奨励賞」、宮崎彰吾氏らの研究グループが受賞
2020.12.04
公益社団法人全日本鍼灸学会の「高木賞奨励賞」を、宮崎彰吾氏(帝京平成大学教授)が代表を務める研究グループが受賞した。当該論文は『鍼治療を含む施術費用への助成はオフィスワーカーのプレゼンティーイズムに有用か:実用的多施設共同ランダム化比較試験による検証(中間解析)』と題し、企業の損失の要因の一つとされる労働者のプレゼンティーイズム(心身の不調によって労働遂行能力が低下している状態)が鍼灸の施術費用助成によって改善されることを示唆したもの。
「高木賞」は、同学会の初代会長・高木健太郎氏の遺族からの寄付等を基金として、会員の優秀な研究業績に対して贈られる。
論文原著PDF
JASTACのコロナ対策セミナー 空気と手から感染、鍼灸院内で注意
JASTACのコロナ対策セミナー 空気と手から感染、鍼灸院内で注意
2020.11.25
高齢者は「うつりやすく、うつしやすい」
「鍼灸院のための新型コロナウイルス感染症の防止対策」をテーマとしたウェブセミナーを、日本鍼治療標準化学会(JASTAC)が10月8日に開いた。Zoomを用いたウェブ講義で、同学会代表理事の加藤容崇氏が、ウイルスの特性や感染状況などを踏まえて鍼灸院での実践的な感染症対策を紹介した。
重症度の問題から注意すべきは、まず高齢患者だと指摘 (さらに…)
鬱病を克服した鍼灸師、自身を語る――米倉まな先生(まな鍼灸堂院長)
鬱病を克服した鍼灸師、自身を語る――米倉まな先生(まな鍼灸堂院長)
2020.11.25
なぜ鬱に鍼灸が効いたのか興味持ち、この道へ
鬱病を患ったことを「強み」に変え、「メンタル鍼灸」を掲げて女性専門で施術に励んでいる鍼灸師、米倉まな氏。10月3日、三重県四日市市で開催された三重県信用保証協会主催の『創業セミナー』で創業までの自身の来歴と「今」を語った。 (さらに…)
伝統鍼灸学会 石原克己新会長が承認、来年4月から
伝統鍼灸学会 石原克己新会長が承認、来年4月から
2020.11.19
日本伝統鍼灸学会(形井秀一会長)の総会が11月15日に行われ、次期会長として石原克己氏(東明堂石原鍼灸院院長)が選出・承認された。
任期は2021年4月からの3年間。
第3回国際美容鍼灸学会 ウェブ開催 「インフォデミック」テーマにシンポ
第3回国際美容鍼灸学会 ウェブ開催 「インフォデミック」テーマにシンポ
2020.11.10
治療家は無根拠な情報の拡散にも注意を
第3回国際美容鍼灸学会が10月11日、Zoomを使用してウェブ開催された。 (さらに…)
全日本鍼灸学会の新会長に若山氏就任
全日本鍼灸学会の新会長に若山氏就任
2020.10.22
公益社団法人全日本鍼灸学会の新会長に国際部長の若山育郎氏(関西医療大学教授)が就任した。10月20日、同学会のホームページで若山氏のあいさつとともに公表された。
若山氏はあいさつの中で、「臨床情報部」と「辞書用語部」の新設に言及。臨床情報部は臨床試験を中心とした最新の情報をウェブを通じて提供し、辞書用語部は日本鍼灸に必要な用語を整理して同学会会員が参照・利用できるデータを提供する準備を進めていくという。
全日 特別講演会を対面・リモート併用で 鍼灸の国際情勢を概説
全日 特別講演会を対面・リモート併用で 鍼灸の国際情勢を概説
2020.09.25
ICHIへの361経穴収載、承認へ
コロナ禍で多くの学術大会が中止あるいはリモート開催となっている中、全日本鍼灸学会(全日、久光正会長)の特別講演会が9月12日、リモートを併用して東京都内で開催された。 (さらに…)
接骨医学会、対面開催中止の大会を来年オンラインで
接骨医学会、対面開催中止の大会を来年オンラインで
2020.09.14
一般社団法人日本柔道整復接骨医学会(安田秀喜会長)が、新型コロナウイルス流行のため、対面開催を中止し、オンラインのみでの実施と発表していた第29回学術大会の日程が改めて決まった。
9月9日付で同学会ホームページ上に公表され、開催期間は令和3年1月12日(火)から31(日)までとした。実施方法等の詳細は、後日公表するという。
全日、新型コロナに関する鍼灸論文を紹介
全日、新型コロナに関する鍼灸論文を紹介
2020.08.31
全日本鍼灸学会が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の鍼灸による治療や予防に関する論文を収集し、ホームページで紹介している。
同学会によると、PubMedやCENTRALなどのデータベースで「COVID-19」「acupuncture」「moxibustion」のキーワードで検索したところ35の論文が抽出されたとのこと。筆頭著者所属の国別では中国が30編で、ドイツ2編、米国1編、日本1編、ベルギー1編だったという。
会津医療センターが鍼灸研修生を募集、給与も
会津医療センターが鍼灸研修生を募集、給与も
2020.08.21
福島県立医科大学会津医療センターは鍼灸師の卒後教育として、様々な現代医学が学べて給与も支給される鍼灸研修生を8月中旬から募集している。
前期研修初年度は各診療科を回って医学的知識を習得し、2年目は漢方外科と鍼灸部で鍼灸の臨床と研究について研修。全体を通じてチーム医療の知識も習得できる。後期研修(最長3年)で臨床へ参加、研修生への教育にも携わり、研究活動も行う。応募条件は「研修終了後、福島県内の医療に携れる者」等。
給与(日給)は前期研修では専門学校卒7,200円、鍼灸師養成大学卒8,200円、大学院卒(医科学、鍼灸学)10,000円。後期は準職員として10,000円。
募集は10月23日まで(必要書類必着)。
福島県立医科大学会津医療センターにおける鍼灸研修生の募集について
接骨医学会、新会長に安田氏
接骨医学会、新会長に安田氏
2020.07.29
一般社団法人日本柔道整復接骨医学会(会員数4,732名)の新会長に、安田秀喜氏(帝京平成大学健康医療スポーツ学部長)が就任した。7月の同会理事会で選出され、前会長・櫻井康司氏(学校法人花田学園理事長)の後任。
副会長について、坂本歩氏、紙谷武氏がそれぞれ新たに選ばれた。
オンライン勉強会・イベント続々 病鍼連携連絡協議会、セイリンなど
オンライン勉強会・イベント続々 病鍼連携連絡協議会、セイリンなど
2020.07.10
コロナ禍で自宅から/子育て中・遠方でも参加
新型コロナウイルスの流行で各種イベントの中止・延期が相次ぐ中、「3密」を回避できるオンラインの活用が急速に進み、あはき・柔整業界でもオンラインによる勉強会やイベントの動きが広がっている。参加人数は? 雰囲気は? 従来の対面式との違いは? 主催者に素朴な疑問を聞いた。
(さらに…)
業界代表する2学会 対面開催中止
業界代表する2学会 対面開催中止
2020.07.10
接骨医学会、全日本鍼灸学会
コロナ禍でやむなく
新型コロナウイルスの新規感染の収束が見通せない中、業界内では大規模な学会の対面開催中止が相次いで発表された。
一般社団法人日本柔道整復接骨医学会(櫻井康司会長)は6月15日、11月に東京都内で開催予定だった第29回学術大会の対面開催中止をホームページで発表。 (さらに…)
東方医学会、コロナの医療従事者に無料の鍼灸施術を提供
東方医学会、コロナの医療従事者に無料の鍼灸施術を提供
2020.07.03
日本東方医学会が「ありがとう! スマイルケア」と銘打ち、新型コロナウイルス感染症に携わる医療従事者に無料の出張鍼灸施術を行っている。
首都圏の病院に鍼灸師を派遣し、医師や看護師、薬剤師、理学療法士など施術を行う。派遣するのは、同学会で医療連携に関する認定制度をクリアした鍼灸師。マスクや手袋、フェイスシールドなどの感染予防具は鍼灸師が持参するという。
日本東方医学会「ありがとう!スマイルケア」プロジェクト