連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』51 素問・十三 『移精変気論』
2023.01.25
私たちから見れば王様は昔の人ですが、歴史はもっと以前からつながっています。王様の時代の前を近古、その前を中古、その前の聖人がいた時代を上古、さらに昔を往古といいます。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』51 素問・十三 『移精変気論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』51 素問・十三 『移精変気論』
2023.01.25
私たちから見れば王様は昔の人ですが、歴史はもっと以前からつながっています。王様の時代の前を近古、その前を中古、その前の聖人がいた時代を上古、さらに昔を往古といいます。 (さらに…)
今日の一冊
今日の一冊
2023.01.25
実践 医療現場の行動経済学 すれ違いの解消法
大竹文雄・平井啓 編著
東洋経済新報社 2,640円
ナッジ:選択の自由を確保した上で予測可能な形で人々の選択を変える選択肢の設計。
臨床で起こる多くの問題を行動経済学により論理的に整理した前書に続き、本書はどういった場面で何を目的に行動経済学を利用しているのか、ナッジを中心に具体例を挙げて紹介・解説する。
新型コロナやHPVワクチン、アレルギー性疾患など、タイムリーな話題も多く紹介されており、それらに対する世間一般の印象や行動を振り返ってみると、いかにうまく行動経済学が作用していたかを実感させられる。
編集後記
編集後記
2023.01.25
最近見た新聞でヤングケアラーの認知度を示す記事に目がとまりました。「聞いたことがない」と回答した人がなんと3割ほど。普段から医療情報にアンテナを張っている身としては、結構いろんなメディアで扱われていた印象もあったので少々驚きました。柔整・あはき業界も長年、普及啓もうの必要性を叫び続けてきただけに、認知度アップの難しさを改めて痛感させられます。
と、思っていたら先日テレビで柔整の「試験問題漏えいの初公判」のニュースが流れました。良くない話題ですが、しようがなく見てみると画面右上のテロップに「柔道整体師」という文字が。唖然。悪意はないでしょうが、明らかな間違いにダブルでショックを受けました。
いや、これで認知されるとしたら、こっちの方が問題?(和)
【無料レポート】日本鍼灸史学会「第30回学術大会」
【無料レポート】日本鍼灸史学会「第30回学術大会」
2023.01.17
日本鍼灸史学会「第30回学術大会」が昨年11月26日、27日に京都教育文化センター(京都府京都市)とオンラインのハイブリッドで開催された。
真柳誠氏(茨城大学名誉教授)の特別講演「『黄帝医籍』について」では、黄帝医籍とは書名に黄帝を冠する中国医学古典籍で、漢代の『素問』『九巻(針経・霊枢)』『難経』、初唐までに編纂された『明堂』『甲乙経』『太素』を総称した氏自身の造語であると説明。各文献の関係性、他の文献に登場する際の内容の相違、誤字や文章自体の疑問など、典籍の内容を研究する真柳氏の専門分野、書誌学では解決できない問題があると話した。素問は一世紀初頭に編纂され全元起注本、王冰次注本を経て亡失。その後、注本に新校正注などを加えたものが度々刊行されたが、これらの多くは内容の相違が著しく解釈も困難なものである。そのような中でも、素問の字句をよく残していたのが1969年発刊の北宋の煕寧本であったとし、その内容をよく引き継いでいるものとして、明の顧従徳本を挙げた。
時代を経て内容が変わってしまう問題にも言及し、誤写や版木の亡失などのほか、政府の手による大きな改変があると話した。時の政権が良い教科書を作るなどの名目で都合の良い内容に改変する場合や、その時の判断で内容の切り捨てや要約、書き換えが加えられていると推察。「元の本に辿りつく手がかりは、文や文字の誤りや修正の跡に気付くことから始まる」と述べ、修正の経緯をさかのぼることで出版順や参照元が明らかにできると語った。
一般講演は「日本の鍼灸」3部、「中国の鍼灸」3部、「書誌・版本」1部の7部構成で、中川俊之氏の講演「本間祥白『鍼灸病證学』の価値について」、澤谷直子氏の講演「『脈経』巻第五の扁鵲脈法について第3報」、水溜亮一氏の講演「『察病指南』五山版と古活字版との比較」など22人の演者が研究成果を発表。質疑応答が交わされた。
次回「第31回学術大会」は同会場にて令和5年11月25日、26日に開催予定。
No.6(1/12)
No.6(1/12)
2023.01.16
No.6(1/12)
俗にいう「膝のお皿」
大腿骨先端部の前面にあり、屈曲・伸展時に大腿骨上を動くことで受けた力を分散させるとともに、大腿四頭筋の機械的機能を改善する役割を持つ
厚労省、「柔整レセコン導入」調査 明細書加算や次期改定の議論のため
厚労省、「柔整レセコン導入」調査 明細書加算や次期改定の議論のため
2023.01.10
厚労省がこのほど、全国の接骨院・整骨院を対象に、レセプトコンピューターシステム(レセコン)の導入状況などの実態調査を進めていることが分かった。柔整療養費の令和4年度料金改定で新設された「明細書発行体制加算」に関連する調査で、調査結果を次期改定に向けた議論の場で用いる予定だ。厚労省は柔整団体にも広く周知するよう求めているという。 (さらに…)
柔整の令和5年度施術管理者研修
柔整の令和5年度施術管理者研修
2023.01.10
2月頃に申込開始
柔整療養費の受領委任を取り扱う上で義務化されている「施術管理者研修」の令和5年度上半期の開催日程が発表された。
5月から9月まで毎月1回開催され、計5回(下表参照)。いずれもオンライン研修で実施され、一部で会場視聴も可能。
費用は2万円。受講申込みは、公益財団法人柔道整復研修試験財団のホームページ(https://www.zaijusei.com/)から。
『医療は国民のために』358 柔整師やあはき師の資格・試験は昔から「国家資格・国家試験」だった
『医療は国民のために』358 柔整師やあはき師の資格・試験は昔から「国家資格・国家試験」だった
2023.01.10
柔整・あはきの業界関係者、特に団体幹部も務められるような者から、施術者免許が「都道府県の認定資格から国家資格に格上げされた」といった弁をよく聞くことがある。最近でも、「柔整師の資格が1990年に都道府県知事免許から厚生大臣免許の国家資格となり、県知事資格が国家資格に昇格した」との旨の文言をある刊行物で目にしたところだ。 (さらに…)
「被災地での活動」テーマに 日本柔整災害協議会 第2回講習会
「被災地での活動」テーマに 日本柔整災害協議会 第2回講習会
2023.01.10
「CSCATTT」に基づく行動を
日本柔整災害協議会(塩見猛代表)が昨年11月27日、『被災地での活動』をテーマとした講習会をオンラインで開催した。2022年度講習会の全3回シリーズの2回目。 (さらに…)
長野県はり灸マッサージ師会 創立100周年記念式典・祝賀会
長野県はり灸マッサージ師会 創立100周年記念式典・祝賀会
2023.01.10
100年の節目、コロナ禍越え開催
長野県はり灸マッサージ師会(臼井武文理事長、県師会)の創立100周年記念式典・祝賀会が昨年11月27日、長野県松本市のホテルモンターニュ松本で開かれた。 (さらに…)
「美容鍼実践ガイドブック」安全で効果的な美容鍼のための教科書
「美容鍼実践ガイドブック」安全で効果的な美容鍼のための教科書
2023.01.10
医学的知識に基づく美容鍼実践ガイドブック
日本メディカル美容鍼協会(JMCAA) 7,700円
鍼灸師や医師が編集・執筆する美容鍼の指南書『医学的知識に基づく美容鍼実践ガイドブック』が発刊された。 (さらに…)
治療器やヘルスケア商材が多数 『からだケアEXPO大阪’22 第2回健康施術産業展』開催
治療器やヘルスケア商材が多数 『からだケアEXPO大阪’22 第2回健康施術産業展』開催
2023.01.10
接骨院・鍼灸院など施術業界の商品やサービスを集めた展示会『からだケアEXPO大阪'22 第2回健康施術産業展』が昨年11月30日から3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれた。主催はブティックス株式会社(東京都港区)。
高周波温熱機器や電子カルテ、40以上の企業
40以上の企業・団体等が出展し、施術所向けの治療機器・用具、物販商品、自費メニュープログラム、経営効率化のためのシステムなどが披露されたほか、計12の専門セミナーも用意された。3日間の来場者数は「介護」をテーマとした併催展を含めて延べ5528人に上った。
インディバ・ジャパン(東京都目黒区)は、スペイン発の高周波温熱治療器『インディバ®アクティブ』を紹介。0・448MHzの高周波を体内に通電させ、細胞分子の振動・摩擦運動により発生するジュール熱で組織再生などを促す。深層と浅層に作用する2モードを搭載し、手技療法との併用も可能で急性から慢性までの幅広い疾患に対応できる。同社は美容分野のシェアが6割といい、販路拡大を目的に今回初めて出展したという。
鍼メーカーのセイリン(静岡市清水区)は、電子カルテ・WEB予約・サイト集客の機能が揃ったオンラインサービス『鍼灸つながるカルテ』を訴求。スマートフォン・タブレット上で、経穴や筋肉を記した人体図を直接タップしていくカルテは、直感的な操作で施術情報を手間なく記録できる。予診票との連携や写真で患者ごとの経時的変化を追える機能も搭載。3日間を通じて商談予約も入り、ブースに足を運ぶ鍼灸師のほとんどは「前々から知っていて興味を持たれていた先生」だったと担当者。月額3300円で利用可能で、会期中の成約もあったと話す。
ダイヤ工業(岡山市南区)は、腰の状態やライフスタイルなどに合わせてパーツの組み替えが可能なコルセット「bonbone Adjust(ボンボーンアジャスト) 腰」を (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』57 DOHaDと妊婦の運動
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』57 DOHaDと妊婦の運動
2023.01.10
今回はDOHaD(Development Origins of Health and Disease)仮説の最終回として、妊婦の運動が子どもの体質形成にどのように関与するか、というお話です。妊娠中の食生活や栄養状態が、生まれてくる子どもに影響し、それは生後に取り返しのつかない体質として定着してしまう。これがいわゆるDOHaD仮説です。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』202 医療分野にも「リスキリング」を
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』202 医療分野にも「リスキリング」を
2023.01.10
あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。今回の年末年始は海外からの来客もあり、少しお酒は入りましたが、ずっと仕事のようなお正月でした。皆さんはどのようなお正月を過ごされましたでしょうか。 (さらに…)
ユーキャン学び出版から新刊 よくわかる漢方・薬膳
ユーキャン学び出版から新刊 よくわかる漢方・薬膳
2023.01.10
薬剤師で国際中医専門員の柳沢侑子氏の新刊『よくわかる漢方・薬膳』が株式会社ユーキャン学び出版から発刊された。A5版、240頁、1650円。
すべての家庭に中医学の知恵を! 著者は、病院では異常なしとされた原因不明の体調不良を、漢方や中医学の知識で克服した経験から、同じ悩みを抱える人の役に立ちたいとの思いのもと執筆。マンガや図解で、初心者でも楽しみながら中医学に親しめる一冊になっている。
ストーリーの舞台は漢方薬局。新人職員が訪れる相談者を通して知識を身につけていく。漢方・薬膳の知恵についての解説から始まり、貧血やむくみ、肩こり、更年期など症状別の中医学的見立てと養生法、健康な暮らしを続けるための漢方・薬膳についてなどを紹介。
本書後半には、日常的な食材からも薬膳的食材選びの第一歩を踏み出せる、生薬・食材ミニ辞典もあり!
連載『中国医学情報』214 脳卒中後遺症期に併発するⅢ・Ⅳ期褥瘡の鍼併用治療―3種の鍼治療でランダム化比較 ほか
連載『中国医学情報』214 脳卒中後遺症期に併発するⅢ・Ⅳ期褥瘡の鍼併用治療―3種の鍼治療でランダム化比較 ほか
2023.01.10
☆脳卒中後遺症期に併発するⅢ・Ⅳ期褥瘡の鍼併用治療―3種の鍼治療でランダム化比較
黒竜江中医薬大学付属第二病院・蔡国鋒らは、脳卒中後遺症期に併発するⅢ・Ⅳ期褥瘡(注参照)で3種の鍼治療を比較(鍼灸臨床雑誌、2022年7期)。
(注)褥瘡分類―NPUAP(米国褥瘡諮問委員会)分類。Ⅰ期:消退しない発赤。Ⅱ期:部分欠損。Ⅲ期:全層皮膚欠損。脂肪層が露出。Ⅳ期:全層組織欠損。骨・腱・筋肉が露出。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』オンライン請求導入までの「過渡期問題」を 柔整団体はどう考える?
Q&A『上田がお答えいたします』オンライン請求導入までの「過渡期問題」を 柔整団体はどう考える?
2023.01.10
Q.
柔整療養費のオンライン請求導入の議論に絡めて、「復委任」の問題も検討されているようですが、施術者団体はどのように対応すればよいのでしょうか。 (さらに…)
医療連携、他業種の視点 第4回日本伝統医療看護連携学会学術大会
医療連携、他業種の視点 第4回日本伝統医療看護連携学会学術大会
2023.01.10
日本伝統医療看護連携学会の第4回学術大会が昨年11月27日、『Expansion 共生社会を実現する医療連携―医療連携の拡大と発展をこめて』と題して、仙台赤門短期大学(宮城県仙台市)とオンラインのハイブリッドで開催された。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』221 冬で上がる
連載『汗とウンコとオシッコと…』221 冬で上がる
2023.01.10
昨年12月の冬至過ぎから急激に寒くなってきた。2023年は癸卯で火運不及。陽明司天で少陰が在泉となる。どうやら今年は運気的に年の初めは寒く、一時温かくはなるが例年に比べて夏は涼しい。そして暖冬傾向に至るようだ。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』23 鍼灸・柔道整復の プラットフォームを再構築する
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』23 鍼灸・柔道整復の プラットフォームを再構築する
2023.01.10
本連載では、あらゆる分野の中心的な仕組みとなってきたIT技術の考え方を学ぶことで、鍼灸・柔整師に今後必要な新しいテクノロジーとは何かについて考えてきました。
医療や健康分野は、近年、人工知能(AI)やIoT、ウェアラブルデバイス、ビッグデータ解析、仮想現実(VR)など最新のデジタル技術を活用するデジタルヘルスが急速に発展しています。生体情報を記録するセンシング技術が発展したおかげで、自宅に居ながら様々な情報を記録することができるようになりました。 (さらに…)