Q&A『上田がお答えいたします』あはき19条裁判で最高裁が下した判決の重大さ
2023.03.10
Q.
昨年2月、あん摩マッサージ指圧師養成課程の新設が最高裁判決で認められないと決着しました。これによる影響や今後の動向予測などに触れたものがあまりないので解説してください。再度、提訴によるチャレンジはできますか? (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』あはき19条裁判で最高裁が下した判決の重大さ
Q&A『上田がお答えいたします』あはき19条裁判で最高裁が下した判決の重大さ
2023.03.10
Q.
昨年2月、あん摩マッサージ指圧師養成課程の新設が最高裁判決で認められないと決着しました。これによる影響や今後の動向予測などに触れたものがあまりないので解説してください。再度、提訴によるチャレンジはできますか? (さらに…)
小児の4割弱がアレルギー 兵庫県鍼灸師会の第3回学術講習会
小児の4割弱がアレルギー 兵庫県鍼灸師会の第3回学術講習会
2023.03.10
皮膚バリアの低下に注意
兵庫県鍼灸師会の第3回学術講習会が1月22日、神戸市内の兵庫県鍼灸師会館とオンラインで開催された。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』223 春の抑制
連載『汗とウンコとオシッコと…』223 春の抑制
2023.03.10
「春一番」が吹く前、梅が咲き散ろうとしている時期に妙に暖かな南風が入る。移動性高気圧が到来する前兆だ。そして、その後ろには気圧の谷間があり、雨を降らせるのだ。このように温暖な気候の後、気圧が下がると、春に旺気する肝が気温上昇に伴い一時的に代謝を上げる。だが、気圧が下がった時に血管が弛緩したままの人は、外気の変化で気化して体表が冷え、痛みを呈しやすい。頭痛や局所的な脱水からの浮腫、疼痛など、軽度な風湿の病を生じやすいわけだ。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第1回 社会の流れを考える
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第1回 社会の流れを考える
2023.03.10
今回から始まりました『未来の鍼灸・柔整を考える』。本連載では、鍼灸・柔整業界が築いてきた過去、医療そのものが変わりつつある現在、価値観さえも変容するであろう未来について、現代社会の様相と絡めつつ、新たな視点を提案できればと思います。
さて、今回は人口減少と医療について考えてみたいと思います。日本の人口は2004年をピークに急速に減少しており、2050年には1億人を切ることが予想されています。少子高齢化の加速に伴う生産人口の減少、さらには国内の経済規模縮小という課題に直面しているため、これらが社会保障に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。 (さらに…)
今日の一冊 実践 行動変容のための ヘルスコミュニケーション
今日の一冊 実践 行動変容のための ヘルスコミュニケーション
2023.03.10
実践 行動変容のためのヘルスコミュニケーション
奥原 剛 著
大修館書店 2,200円
興味を引き、分かりやすく伝え、考え方を変化させ、記憶に刻み、行動を変化させる。
本書では社会心理学や行動経済学などの研究から整理された
▽数字を使う
▽情報量を絞る
▽中学生でも分かるように伝える
▽受け手の視点で考える
など、「人を動かす10原則」について紹介・解説されており、イラストや実例も交えた内容は読めばストンと腑に落ちる。
伝えたいことが伝わらないのは発信する情報に凸凹があるせいかも? 原則ごとに整理することで行動変容にいたるコミュニケーションを目指す。
編集後記
編集後記
2023.03.10
▽WBC開幕で野球一色……ですが、先月からJリーグが開幕しています。実は地元大阪のごひいきのチームがあり、毎年暇を見つけては足しげくスタジアムに通っています。
楽しみはもちろん試合と昼から堂々と飲めるビールですが、今年からは新たに発売された「サッカーくじ」を加えました。このくじ、1試合から予想でき、何対何かを当てるというもの。目の前の試合を予想して観るのは楽しいですが、ついよこしまな考えが……。
先日の開幕戦、何と試合残り15分で購入していた「2-1」に。これが良くない。手にしたビールを飲みほし売り子さんにもう一杯注文。夕食代も浮いたなぁと考えをめぐらせた直後、まさか同点に。
帰りしな長男から「めっちゃ悔しそうやな」と一言。子に心配されてはダメですな。(和)
No.9(3/6)
No.9(3/6)
2023.03.09
No.9(3/6)
関衝(かんしょう):TE1
薬指、末節骨尺側、爪甲角から近位内方0.1寸(指寸)、爪甲尺側縁の垂直線と爪甲基底部の水平線との交点
眉衝(びしょう):BL3
頭部、前頭切痕の上方、前髪際の上方0.5寸
衝門(しょうもん):SP12
鼠径部、鼠経溝、大腿動脈拍動部の外方
衝陽(しょうよう):ST42
足背、第2中足骨底部と中間楔状骨の間、足背動脈拍動部
【無料レポート】助産師が語る! 産後の心と体とその環境 女性鍼灸師フォーラム第64回学習会
【無料レポート】助産師が語る! 産後の心と体とその環境 女性鍼灸師フォーラム第64回学習会
2023.03.03
見た目以上にデリケートな産後は鍼灸師にできることがたくさんある
女性鍼灸師フォーラムの第64回学習会『助産師が語る! 産後の心と体とその環境』が1月23日、オンラインで開催された。
井上律子氏(助産師・看護師・鍼灸師)は、「妊娠期に配慮が必要なことは周知されているが、産後は見た目以上にデリケートで注意が必要」と話した。医学的に産後は「産褥」、分娩後2時間からの6~8週間を「産褥期」と呼ぶ。しかし、身体が落ちついてもメンタルヘルスケアの視点からは、出産から1年ほどが産後として大切な期間だと説明した。
分娩に要する時間は、初産婦で12~15時間、経産婦で5~8時間といわれるが、前駆陣痛による睡眠不足や、直前までの育児などで、すでに疲労した上で臨む場合も見られると語った。その上、平均500ml~800mlの出血や、産道の裂傷、筋骨格への影響が重なり「全治2カ月ほどのケガ」のようなダメージを受けると例えた。さらには体の変化も起こり、分娩後は女性ホルモンの急激な低下による一時的な更年期のような症状や、悪露、乳房の痛みなど多くのストレスがあると解説し、この不安定な状況での子ども中心生活への変化は、心のコンディションに影響しやすいと述べた。
また、産後の抑うつ感は過半数が経験するといわれるが、2週間ほどで消失する場合が多いと話した。しかし、約10人に1~1.5人は強い抑うつに発展、約1000人に1人は幻覚や妄想など強い精神症状に発展し命を絶つ場合もあると説明し、「メンタル不調は子どもへの虐待にも関わるため、産後だけでなく妊娠中からのケアが重要」と述べた。
エビデンスのある産後のメンタル不調のリスク因子は、①身近な人のサポートや社会的な支援の不足、②精神疾患の既往、③過去の流産や死産、身内の死など精神に影響するライフイベントがあるが、①は対処できるものだと言及。鍼灸師としては、治療院に訪れた人の、うわの空でぼんやりしていたり、何でもないことで涙ぐんだり、自殺や虐待をほのめかしたり、などの様子に注意を払い、「何かありましたか?」など声をかけ、心配していることを伝えるようアドバイスした。また、産婦人科診療ガイドラインでも「妊娠中における精神障害ハイリスク妊産婦の抽出法とその対応は?」の項目で精神疾患の有無や発症リスクの評価の重要性が指摘され、疑わしい場合は精神科医の紹介や行政窓口への情報提供が勧められていると報告した。
行政では、精神科医や小児科医の指示があれば医療保険を適応して訪問看護を受けられるほか、家庭訪問や電話相談、就労支援、家事支援サービスの紹介など産後を支える様々なサポートがあると紹介し、「精神的に問題がなくとも、妊娠していない時より体調が良いはずはないため、積極的に利用できるサービスを探し利用してほしい」と述べた。
鍼灸での産後ケアをエビデンス構築でもっとスタンダードに
最後に、産後の行政サービスに鍼灸が含まれない現状を受け、辻内敬子氏(女性鍼灸師フォーラム代表)が「不妊治療から妊娠中も関わることができる鍼灸師は産後の活躍も期待されている。産後どのような愁訴で訪れ、どんな治療を何日行ったかなどのカルテを集め、皆で力を合わせエビデンス構築に取り組みたい」と呼びかけた。
【求人紹介】オープニング社員大募集‼ 未経験OK、土日休み
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2023.02.27
2023年5月に江東区亀戸エリアに誕生!
機能回復を目的とした運動特化型のデイサービス
治療院も併設!スキルアップ・キャリアアップもサポート!
【募集職種】
あん摩マッサージ指圧師・柔整師
【月給】
月給24万6,600円~
賞与(業績による)、交通費規定支給、社会保険完備、有給休暇
【労働時間規定】
8:00~17:00(実働8時間)
【休日規定】
土日、夏季、年末年始
【問い合わせ先】
あづま家デイサービス亀戸
〒136-0071 東京都江東区亀戸7-62-5
エバーグリーンパレス大島101
TEL:090-9682-4943 / FAX:03-3637-4874
メール:tatsuyoshi@kawauchi-tekko.co.jp(担当:和田)
詳細URL:https://azumaya-kameido.jbplt.jp/
「整骨院」、施術所名で使用不可に 第9回 広告検討会
「整骨院」、施術所名で使用不可に 第9回 広告検討会
2023.02.24
日整・代表者も容認し大筋合意、今後広告GLに盛り込む見通し
9回目となる「あはき師・柔整師等の広告に関する検討会」が2月13日、都内で開かれた。新型コロナの影響等で約3年ぶりの検討会再開となった。前回の第8回会議(令和元年11月14日)において厚労省が提示した「広告ガイドライン(GL)案」で積み残されていた議論が今回俎上に載せられ、柔整師が開設する施術所の名称に「整骨院を使えない」とする案が大筋で合意された。
(さらに…)
『医療は国民のために』361 時代の流れとともに 施術者団体も変貌を遂げる必要がある
『医療は国民のために』361 時代の流れとともに 施術者団体も変貌を遂げる必要がある
2023.02.24
住宅融資やグリーンピアを手掛けていた「年金福祉事業団」と、健康保険・年金事業を国として担当していた「社会保険庁」は、ともに巨大組織であった。かつて私も職員として勤務していたのだが、今はもう存在しない。組織の廃止やその体制を変更せざるを得なかったのも時流だったといえるだろう。 (さらに…)
連載『先人に学ぶ柔道整復』三十五 大正期の柔道整復師試験(後編)各地で実施、地位確立のため皆が奮起
連載『先人に学ぶ柔道整復』三十五 大正期の柔道整復師試験(後編)各地で実施、地位確立のため皆が奮起
2023.02.24
大正9(1920)年10月、柔道整復術の公認試験として「第1回柔道整復術試験」が、東京の警視庁で2日間にわたり実施されました。1日目が筆記試験、2日目が実技及び口頭試問でした。 (さらに…)
避難所で起きていること 妊産婦への対応は 第5回DSAM災害支援 鍼灸マッサージ師合同育成講習会
避難所で起きていること 妊産婦への対応は 第5回DSAM災害支援 鍼灸マッサージ師合同育成講習会
2023.02.24
昨年12月18日、第5回DSAM災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会が横浜市中区の横浜市技能文化会館にて開催された。「災害弱者」と「被災地での初動対応」をテーマに報告・議論がなされた。 (さらに…)
愛知鍼灸マ師会が地元看護協会と協定
愛知鍼灸マ師会が地元看護協会と協定
2023.02.24
コロナ奮闘の看護師に施術料割引
1月27日、愛知県鍼灸マッサージ師会(中川徹会長)と愛知県看護協会(三浦昌子会長)が同協会員へ向けた施術料の割引に関する協定を結び、2月1日から実施されている。
事前に登録された188カ所の施術所にて愛知県看護協会所属看護師が会員証・電子会員証を提示することで自費施術に限り10%の割引が適用される。昨年、福岡でも同様の協定が結ばれており、医療連携の足掛かりとなるか今後注目される。
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』205 漢方薬って実はエコじゃない
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』205 漢方薬って実はエコじゃない
2023.02.24
前回に引き続き、海外出張が二回ありました。空港でも街中でも、国によってコロナへの対応が全く異なっていて、とても興味深かったです。各国で活気ある街中の様子を見ると、日本の対応の遅れが見受けられ、おちおちしていられないと強く感じました。 (さらに…)
三和書籍から新刊 東洋医学古典 鍼灸資生経 上巻・下巻
三和書籍から新刊 東洋医学古典 鍼灸資生経 上巻・下巻
2023.02.24
三和書籍から新刊『東洋医学古典 鍼灸資生経 上巻・下巻』が出版された。訳者は、中国鍼灸翻訳家で鍼灸師でもある淺野周氏。上巻は340頁、4400円(税込)、下巻は480頁、5720円(税込)、ともにA5判。
原書の執筆者は南宋の王執中(おうしつちゅう)。1180年頃に臨床経験を記されたおそらく最初の鍼灸書で、『素問』や『霊枢』をはじめ『鍼灸甲乙経』、『備急千金要方』、『銅人腧穴鍼灸図経』など南宋以前の方書を豊富に引用した重要な古典である。当初の刊行本は現存せず、明代の1447年に元代の天歴本を基に再刊されたものを翻訳した。
多くの現代中国の鍼灸書や古書の翻訳を手掛ける淺野氏は、鍼灸学生の「鍼灸の古典を読みたい」との声に応え、「学生に買える価格帯でないとやらない」と出版社に掛け合ったとのエピソードもある、将来の施術家に思いを託した上下巻。
(さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』215 母指外側種子骨損傷
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』215 母指外側種子骨損傷
2023.02.24
今回の執筆者:後藤 陽正(筋・骨格画像研究会)
手指の母指MP関節損傷を呈している症例では、どうしても発生機序から掌側板損傷や側副靭帯損傷を中心に判断し、種子骨に損傷が及ぶ印象を受けない。今回は右母指MP関節外側種子骨の損傷を疑った症例を紹介する。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 オンライン請求は柔整師にとってメリットだらけ!?
Q&A『上田がお答えいたします』 オンライン請求は柔整師にとってメリットだらけ!?
2023.02.24
Q.
柔整療養費のオンライン請求議論が本格化しているようですが、私たち柔整師個人にとってはメリットだらけですよね。そうであれば、早期の導入を求めたいです。 (さらに…)
第40回 日本東方医学会学術大会 東西医療の対比、充実した連携を
第40回 日本東方医学会学術大会 東西医療の対比、充実した連携を
2023.02.24
昨年12月4日、日本東方医学会(長瀬眞彦会頭)の第40回学術大会が『心あたたかで人間的な東方医学』をメインテーマに、東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて開催された。会場には多くの鍼灸師、医師が来場し、特に多職種連携について闊達な議論がなされた。 (さらに…)
連載『食養生の物語』117 『お雑煮の雑学』
連載『食養生の物語』117 『お雑煮の雑学』
2023.02.24
お雑煮はお正月の人気料理の一つですが、必ずしも食べる時季が限定されているわけではないようです。
お雑煮を大まかに定義するとしたら、お餅を主な具材とする汁物料理というところでしょうか。鶏がらスープをベースとする北海道や、餅に次ぐ具材として出世魚のブリが欠かせない福岡県や高知県、寒い日には鴨肉、春は旬のハマグリを、とお餅以外の要素は地域や季節によって様々です。 (さらに…)