ミシマ社から発刊 謎の症状-心身の不思議を東洋医学から見ると?
2024.11.12
投稿日:2024.11.12
株式会社ミシマ社より『謎の症状-心身の不思議を東洋医学から見ると?』が発刊されている。著者は鍼灸師の若林理砂氏(アシル治療室)。四六判、256頁、1,980円(税込)。
心身に違和感はあるけれど病院にかかるほどではない、あるいは、病院に行ったものの「念のためお薬だけ出しておきますね」と言われて帰ってきて、その薬も効いているのか分からない、なんてことはないだろうか? 本書はそうした違和感について、東洋医学的視点でアドバイスをくれる。
実に64もの謎が挙げられ、「寝るの謎」「食うの謎」「クセの謎」などの8つに大別されている。また、ページが進むほど謎が難解になっていく構成で、原因を見立てながら読み進めたり、自身が当てはまる不調や患者さんの主訴などから逆引きしたりしてみるのも面白い。
各症状の解説には黄帝内経や諸病原侯論など、中国医学古典の一説が添えられており、解説の根拠が垣間見えて、これもまた興味深い。
待合室の患者向け読み物としてもオススメの一冊。
上記の書籍を抽選で3名に読者プレゼント
ハガキに希望の本のタイトル、郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記し、
本紙編集局(〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-2-1 梅新21ビル)まで。
12月10日到着分まで有効。
この記事をシェアする
あわせて読みたい