ミシマ社から発刊 謎の症状-心身の不思議を東洋医学から見ると?
2024.11.12
投稿日:2024.11.11
11月に入り急に寒くなってきた。運気論では在泉に少陰君火が入るので暑いのは予想できたが先月はとにかく暑すぎた。初夏に開花するツユクサの花、夏に開花する朝顔とサルスベリの花が咲き続けていること、暑すぎるが故に香の薄い金木犀、うっとうしいブタクサの黄色い花。初夏と夏と秋が混在し、見たことのないコラボだった。
このようなスリーシーズンにまたがる季節は、内熱して咳嗽を伴う病が多かった。これからは恐らく、表面が冷えて内熱が身体に悪影響を及ぼし、関節の腫れや痒みなど風湿にまつわる病が現れていくことであろう。
20代後半の色の白いやせ型の女子が来院した。久しぶりの来院だ。何でも結婚して妊娠したらしく、とにかく悪阻が酷い。ただでさえ痩せていたのに体重が40㎏を切り、何を食べても飲んでも吐いてしまうという。週数は12週で、体重が5㎏減り、ブドウ糖点滴をして何とか保っている状態だ。
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