連載『先人に学ぶ柔道整復』四十二 天神真楊流柔術(前編)柔整師に最も縁の深い柔術

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投稿日:2024.09.26

柔道整復連載

 今回から、現在の柔整師に最も縁の深いといえる「天神真楊流柔術」について取り上げてみたいと思います。

 天神真楊流は、柔道の創始者・嘉納治五郎が修業時代に学んだ「柔術」の流派の一つです。嘉納は少年時代、体が弱かったため強健な身体を得たいと思い、柔術の門を叩きました。しかし、師匠を見つけるのは容易ではありませんでした。その理由は『講道館発展史』に記されていて、「斯の道の名家は、概ね整骨を兼業とし、或は、他業に隠れて世間に出でず」との状態だったからです。明治時代において天神真楊流の名家は、ほとんどが整骨(接骨)で生計を立てていたというくらい接骨を身近な技術として身に付けていました。

 さて歴史をさかのぼって、この天神真楊流の創流の経緯とその流儀がどのようなものだったか、『当流大意録』と『柔術地之巻』の記述からみてみましょう。

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