【レポート】第23回世界災害救急医学会(WADEM2025)にあはき業界から初参加
2025.07.02
投稿日:2024.05.24
灸の普及と結核治療における灸の有効性の研究に努めるチャリティ団体「モクサアフリカジャパン」が4月13日、14日に代々木公園(東京都渋谷区)で行われた『アースデイ東京2024』に出展。天候にも恵まれ2日間で204名が灸を体験した。ボランティアには遠くは岩手県や沖縄県など、全国から治療家や学生総勢40名が集まった。
青空のもと、大勢の人が灸を楽しんだ
モクサアフリカジャパンの同イベント参加は今年で4回目。今年準備した体験は直接灸と竹塩灸で、参加者から一種類1,000円、両方で1,500円の寄付を募る。「直接灸はモクサアフリカの活動の基本として海外でも用いている。直接灸に使う最上級のもぐさを作るヨモギも技術も日本にしかない。たくさんの人に知ってもらって、消費を増やして、生産者を底上げしたい」と山川義人氏(モクサアフリカジャパン事務局)。
また竹塩灸は今年初の取り組みで、筒状の竹とはぎれ、輪ゴム、塩と身近な材料で手作りしたもの。中のもぐさに火をつけるともくもくと煙がたちのぼり、香りが広がった。「野外でこその豪快なお灸を楽しんでほしい。作りやすく、扱いやすいので自分でも作りたいと思ってもらえるとうれしい」とスタッフ。
塩の水分によるじんわりとした温もりが特徴
手の平サイズの竹塩灸
参加者は「あたたかくて気持ちいい。体もこころも緩んだ感じがする」とにっこり。また、灸に興味をもったきっかけを尋ねると「治療院でお灸をしてもらって好きになった。自分でも試している」と話すスタッフの治療院に通う患者の姿もあり。子どもの体験もみられ「はじめは興味本位だったのが、慣れてくるとあててほしい個所を伝えてくれた」との声も。
なお、アースデイは人種を超え地球のことを考えるアメリカ発祥の記念日。1970年におこり同イベントは2001年に始まった。
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