エクスナレッジから新刊 足が速くなる解剖図鑑
2024.11.21
投稿日:2022.02.10
まだまだ太陽寒水の六気の影響が強く残り、平野部でも車が立往生するくらいの雪が降った……。しかし、日差しはすでに春の気を醸し出している。早朝、霜が降りた所に太陽光線が当たると激しく気化しているのが観察できる。立春を迎える前にすでに木運太過の気が到来しているのだ。その表れとして、患者の訴える症状は例年なら仙腸関節痛や、膝の痛み、少腹痛などの上がらない病が多い時期だが、今年は頸部、腱板損傷の病名がつく肩の痛みが多い。また、上がり過ぎるから四肢末梢が虚血になり、しもやけやRA因子が無いのにもかかわらず苦肉の策として関節リウマチの病名を頂く状態が増えている。
でも中には、これに該当しない場合もある。今回はそんなお話……。
月曜日、母親に連れてこられた患者は16歳。水泳部の男子高校生だ。
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