連載『先人に学ぶ柔道整復』二十九 江戸時代の電気治療器(前編)

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投稿日:2021.12.10

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電気機器(エレキテル)による医療への実施(『紅毛雑話』から)

日本電気の祖・平賀源内の「エレキテル」

 今回は番外編として「電気治療器」にスポットを当てて先人に迫ります。

 現在、電気療法は低周波・中周波領域の電磁波を用いた刺激療法として、柔道整復では後療法、理学療法では物理療法の一部として広く活用されています。発展の歴史をさかのぼれば、日本では明治時代の文明開化による電信・電灯の普及に混じる形で急速に進んだのですが、これに先立ち、江戸時代の電気機器技術の学術的形成も見逃せません。

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