連載『食養生の物語』138『令和の米騒動から』
2024.11.23
投稿日:2019.06.25
人体の冒険者たち
ギャヴィン・フランシス 著
みすず書房 3,456円
顔の半分だけが麻痺した女性。手のひらを釘で打ち抜いた大工。直腸にケチャップの瓶が入った男性――。スコットランドの家庭医ギャヴィン・フランシスは時に救急医や従軍医として、様々な患者と出会ってきた。彼らの症例を脳から下肢までの18の章に分けて小説のように綴り、「17世紀の天文学者たちは、星の見え方をもっとよく知るために目の構造に注目した」「ダ・ヴィンチは『表情』を探求するため顔の筋肉を執拗なまでにデッサンした」といった知識も散りばめた、「読む人体図鑑とも呼べる」医療エッセー。
この記事をシェアする
あわせて読みたい