日本小児はり学会 第9回特別講習会 注意すべき学校感染症解説

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投稿日:2021.07.25

あはき学術・教育
コロナ禍で来院傾向変化も

 一般社団法人日本小児はり学会第9回特別講習会「小児Common Diseaseの鑑別」が6月20日、オンラインで開催された。

 橋本奈津子氏(ちかこどもくりにっく院長)は、小児科で必ず教えられるものとして「子供は大人のミニチュアではない」との標語を紹介。発達の段階に応じて注意すべき疾患が異なり、急性疾患にかかりやすいため信頼できる小児科医との連携が重要だとした。また、学校保健安全法で定められた学校感染症を基準に、▽百日咳は生後3カ月から四種混合ワクチンで予防されるが4~5歳で最も抗体が落ち、その年齢の兄弟がいる場合の感染に注意が必要、▽RSウイルス・ヒトメタニューモウイルスによる呼吸器感染症は年齢により症状の重症度が変化し、死亡原因となることもある、▽マイコプラズマによる呼吸器感染症には様々な肺外病変の報告がある――など、第2種・第3種の18疾患について、臨床上の注意点を挙げた。

 最近の小児科の傾向として、

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