連載『汗とウンコとオシッコと…』258 自己因習

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投稿日:2026.02.10

あはき連載

 1月の半ばから白梅が、末には水仙が咲きだした。ドカ雪が日常生活を襲うこともあるが、もう春だ。まだまだ寒さはあるが、三寒四温のようなゆっくりとした変化でない。また全体的に見ればダムが干上がり、水没した村が見えたり、普段水流を保つ河川が干上がったりして乾燥しすぎている。雨も少なすぎる。

 このような極端な乾燥は身体では、始めは唇の乾燥や目の内外眥の荒れ、便秘、尿不利となり、次第に胸やけや胃煩を感じる。自覚症状が現れる頃には、結構激しい痛みが随所に生じていることもある。例年は仙腸関節痛が増える頃だが、今年は秋に多い五十肩や頸部痛など上焦の問題が現れるケースが多い。

 50代、長身で色の白い神経質そうな女性の澄田さんが来院していた。仕事はリモートワークが多く、時間的には割と余裕がある。今回は一週間ぶりの治療で、「肩の痛みがあまり取れません。一番は胃の具合が悪くて、お粥とかしか入らないし、体重が3キロ落ちて、力が入らないんです」と訴える。

「何~、あれで治らんかったんかい」

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