連載『柔道整復と超音波画像観察装置』251 内側側副靱帯
2026.02.21
投稿日:2026.02.25
公益社団法人大阪府鍼灸マッサージ師会(廣野敏明会長、大鍼師会)の令和7年度生涯研修会が2月15日、大阪府鍼灸マッサージ会館(大阪市阿倍野区)及びオンラインでハイブリッド開催された。
国際がんセンターがん対策センター所長の宮代勲氏(医師)、明治国際医療大学から鍼灸学部教授の齊藤真吾氏と伊藤和憲氏が講師に招かれ、「がん」をテーマにがん対策の現状、がんサバイバーへの鍼灸治療に関する講義が行われた。
講座『医療従事者が知っておくべき、がん対策のリアルワールド』では宮代氏が、がん罹患者数の推移やがん対策の現状を解説した。国や自治体が推奨するがん検診による早期発見・早期治療は、がんによる死亡率を下げる取り組みであり、これにとどまらず「予防」対策にも注力すべきと述べた。
予防対策としてはがんのリスクを回避することが重要だと強調した。がんのリスク要因の調査データを示し、約40%を「喫煙」「飲酒」「感染」が占めており、回避できるリスクを避けられていない現状があると説明。禁酒、禁煙、HPVワクチンの接種、ピロリ菌除菌などはがんのリスク低減に有効であると伝えた。一方で、痛みを伴う検診や、治療における生殖機能への影響、排尿・排便障害などさまざまなリスクを挙げ検診や治療のマイナス面にも言及。がんと診断された患者のライフステージやQOLを考慮し、焦らずに治療方針を検討できるよう、医療側から働きかける必要があると述べた。また、がん罹患に伴う離職率データを示し、がんサバイバーの生存率が高まる中で治療後も治療前と同様の社会生活を送るためには周囲のサポートが欠かせないと伝えた。

宮代勲氏
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