ケアマネ資格の更新制を廃止、厚労省が提言

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投稿日:2025.10.30

介護速報

業務負担の大きさが背景に、「自由な時に」「分割で」研修継続を

 介護分野に携わるあはき師・柔整師の多くが資格を取得しているケアマネジャー(介護支援専門員)について、人材不足や業務負担が大きいとの課題を解消するため、資格の更新制が廃止される方針が示された。厚労省が10月27日に開催した「社会保障審議会介護保険部会」で提言した。

 現行のケアマネ資格は5年ごとに義務付けられている研修を修了しなければ、更新できない仕組みとなっており、過去の調査結果で「研修の拘束時間が長い」との声が上がっていたという。さらに、高齢化による介護需要が高まる中、処遇改善が進まず、業務負担の大きさも懸念されていた。

 このような状況を踏まえ、厚労省は更新制度の廃止を打ち出した。ただ一方で、必要とされる知識と技能の習得は継続して行うべきとして、一定期間内に自由なタイミングで分割して受講できる仕組みを設ける案を示した。

 そのほか、厚労省は新たにケアマネジャーを目指す人を増やすため、実務経験年数を5年から3年に短縮するといった受験要件を緩和する案なども併せて提示した。

 直近の令和6年度まで(第1回~第27回試験)のケアマネ試験合格者(累計)を職種別にみると、あはき師が1万14 人(全体に占める割合1.3%)、柔整師が5,269人(同0.7%)となっている。

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