連載『中国医学情報』242 非特異的腰痛に棒灸併用治療 ほか

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投稿日:2025.05.05

連載あはき

☆非特異的腰痛に棒灸併用治療―MRI利用し水中ウォーキング単独とランダム化比較

 海南省老年病病院・陳増らは、非特異的腰痛(NLBP)患者で、水中ウォーキング(付記参照)単独とそれに棒灸治療を併用したものを比較(上海鍼灸雑誌、2024年5期)。

 対象=同院リハビリ科外来/入院患者120例(男59例・女61例)。これをランダムに併用群・単独群各60例に分けた。併用群は平均48±10歳・罹患期間平均6.34±2.97日、単独群は平均46±9歳・罹患期間平均6.02±2.54日。

 治療法=以下を各6週間治療。

<棒灸>
①取穴―命門、患側の腎兪・大腸兪
②操作―腹臥位。棒灸(艾に中葯を混ぜた「趙氏雷火灸」)に点火し、各穴の皮膚から2~3cm離し60回転(補法)させ、患者に温熱感があり灼痛はないのが良い。皮膚の紅潮、深部組織の発熱を限度とする。毎穴約10分間、計約30分間。毎週3回

<水中ウォーキング>
 侯暁暉・王珅『水中運動療法手冊』(北京、2017)に従い、毎回30分間(療法の前後に血圧・血糖・心拍などをチェック)、3段階(各2週間)のプログラムで実施。

 観察指標=

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