『アースデイ東京2025』でモクサアフリカがお灸体験

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投稿日:2025.05.13

あはき学術・教育

 灸の普及に努めるチャリティ団体「モクサアフリカ」が、4月19日、20日に代々木公園(東京都渋谷区)で開催された『アースデイ東京2025』でお灸体験を行った。ボランティアには、全国から約40名の鍼灸師や学生が集合。総勢260名が灸を体験した。

好奇心で足を止める人も多く、灸の良さを分かりやすく説明する

好奇心で足を止める人も多く、灸の良さを分かりやすく説明する

 コロナ前から恒例となっている同イベントでの出展は今年で5回目。ボランティアは、SNSやインターネット、教員からの紹介などで集まり、お灸好きが意気投合して灸の啓蒙や普及に努めるという醍醐味に、一度参加すると継続するメンバーも多いという。

 いろんな種類を楽しんでほしいと今回準備した灸は「直接灸」「竹箱灸」「焙烙灸」の3種類。

 直接灸は、モクサアフリカでも海外での普及活動の基本としている毎年の定番。竹箱灸はやけどしにくく広い範囲を温められる親しみやすい灸として紹介、焙烙灸は恒例だったのを昨年休止したところリクエストが多く再開したという。

 参加者が「じわっと温かくなって、ピリッとした。効果はよく分からない」というと、ボランティアは「直後より少し経ってから実感する人も多い」と説明した。また、「灸の効果は信じていないけど、本当に効くなら通いたい」という参加者に、すかさず「行きつけの治療院を作って体調管理すると、調子の変化に気づきやすくなる」と後押し。

 他にも「焙烙灸は頭のてっぺんから頭痛、目の疲れ、と下がって痔にも効果があると知られている」「熱を入れたら体の巡りが良くなる。終わったら水分をとって」など、参加者と和気あいあいと会話を楽しみながら灸の良さを様々にアドバイスした。

「初めてだから試したいと思った」と参加者。足三里の説明をしながら丁寧に灸を据える

「初めてだから試したいと思った」と参加者。足三里の説明をしながら丁寧に灸を据える

もくもくと煙が立ち上る様子に「熱くないの?」

もくもくと煙が立ち上る様子に「熱くないの?」

竹箱灸は労宮を主に、他にも気になる個所のリクエストに応えてあてる

竹箱灸は労宮を主に、他にも気になる個所のリクエストに応えてあてる

「灸は信用していない」という参加者に「しばらくすると効果が出る人も多い。様子をみて」とアドバイス

「灸は信用していない」という参加者に「しばらくすると効果が出る人も多い。様子をみて」とアドバイス

灸を知っていても効果を知らない人はまだまだ多い

 「コロナ以降、セルフケアとして灸の認知が高まってきたけれど、どんな役に立つのか知らない人は多い」と話すのは、お灸体験の責任者を務める比嘉美奈子氏(お灸処ゆう泉)。灸のことを話し出したら止まらないほどの「お灸好き」を自負し、「鍼灸師の中でお灸好きの輪を広げたい。このイベントをきっかけにお灸の良さをたくさんの人に伝えたい」と笑顔で語った。

灸は方法だけでなく、もぐさの種類もいろいろあるということも一般の人にはなじみのない話

灸は方法だけでなく、もぐさの種類もいろいろあるということも一般の人にはなじみのない話

体験は1000円から。参加費用はモクサアフリカの活動資金として

体験は1000円から。参加費用はモクサアフリカの活動資金として

あはき学術・教育

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