日本東洋医学会第31回埼玉県部会 現代医学で鍼灸治療の立ち位置は

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投稿日:2025.03.20

学術・教育あはき

 日本東洋医学会関東甲信越支部の第31回埼玉県部会が2月11日、川越市内の会場とオンラインのハイブリッドで開催された。冒頭、会長の斎藤晶氏(和光耳鼻咽喉科)は久しぶりの対面開催を喜び、オンラインではできない参加者同士の交流や実技の充実に期待を込めた。

顔面神経麻痺など、診療ガイドラインで鍼の推奨「増」

 「医師・鍼灸師のための鍼灸講座」では山口智氏(埼玉医科大学東洋医学科客員教授)が登壇。『足の陽明胃経と鍼灸治療―顔面の痛みと麻痺、消化器症状の臨床』と題して、陽明胃経のメカニズムとガイドラインにおける鍼灸の立ち位置について解説した。

 山口氏は、一例として足三里を挙げ、刺鍼することで陽明胃経上にある頭、顔、腹など全身の症状に効果があると説明。刺鍼の際、深腓骨神経も刺激されるため、ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎L5神経根症状、脳卒中の片麻痺などにも効果的と補足した。近年、鍼灸治療が科学的にも効果があると認められるようになってきたと語り、

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