連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第12回 電子カルテの誤解

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 国は紙の保険証廃止を目指し、2023年秋からマイナンバーカードと保険証の紐づけを進めており、2024年冬に紙の保険証を完全撤廃することが決まっています(下図)。

 複雑な保険業務の簡素化・効率化に加え、医療情報と各種検診や母子手帳、薬剤手帳、介護記録などの個人データを紐づけることで一本化し、パーソナルヘルスレコード(PHR)としてビッグデータ化することを目指しています。

 このビッグデータは、医療費や介護費の抑制のために必要となる根拠に基づいた医療・健康・介護のデータ基盤となり、国の方針に大きな影響を与えることになります。そのため、医療だけでなく、薬や介護でもオンライン請求が進んでおり、そうしたシーンでもPHRの収集とビッグデータ化が始まっています。

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あはき柔道整復療養費・保険連載

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