連載『食養生の物語』127 『年越し蕎麦』

  • TOP
  • 連載『食養生の物語』127 『年越し蕎麦』

投稿日:2023.12.25

連載

 今年もあとわずか。年の瀬といえば、年越し蕎麦です。食の多様化が進んだ現代でも、大晦日に年越し蕎麦を食べるという人は半数を超えるとの統計もあります。さて、どの時間帯に食べるのが正解かとしばしば話題になりますが、決まりはないようです。夕食時かもう少し遅い時間の新年を迎える直前が多いようで、忙しい年末が終わって、温かいものでホッと一息つくのが良さそうですね。

 寿司や天ぷらと並んで代表的な日本料理である蕎麦。歴史は古く、縄文時代にまで遡るのが有力な説。蕎麦についての記録が『続日本紀』に残ることから、奈良時代にはすでに広く食されていたことが分かります。年越し蕎麦については、江戸時代の大阪の街並みや暮らしぶりを書いた『大坂繁花風土記』に「晦日そば」の記載があることから、江戸時代後期には年中行事として定着していたようです。

こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。

連載

この記事をシェアする

広告 ×

開業したいけど何から始めればいいかわからない…。全国4,000名の柔道整復師に選ばれる全国柔整鍼灸協同組合がそんなお悩みを解決!さらに、融資のプロ、日本政策金融公庫の担当者が融資を徹底解説!

【全柔協】秋の開業セミナーOPEN