第41回日本東方医学会学術大会 医鍼連携、両者の自覚と歩み寄り重要

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投稿日:2023.12.08

あはき学術・教育

 11月26日、日本東方医学会(長瀬眞彦会長)の第41回学術大会が『医師・医学生と鍼灸』をメインテーマに、東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて開催された。会場には多くの鍼灸師、医師、鍼灸学生、医学生が来場し、研究の発表や医鍼連携のあり方について意見交換がなされた。

医師向け鍼灸セミナーが原点

 大会会頭の竹下有氏(清明院院長)は『原点を見つめなおす―医師のための鍼灸セミナーから始まった東方医学会』と題して、同会の歴史や初代会長・間中喜雄氏について人柄や事績を語った。間中氏は昭和48年に同会の前身となる「医師のための鍼灸セミナー」を発足、数度の改称を経て同58年に現在の名称に改称したと説明。他方、同44年、後に同会を牽引することとなる、医師の谷美智士氏と共同で日本初の鍼麻酔下での外科手術に成功させた。その後も東洋医学の有用性を発信し続け、中国や欧米など15カ国で講演を行うと、同55年には東洋医学の発展に貢献した功績から日本医師会最高優功賞を受賞したと紹介した。

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