連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』55 「DOHaDと精子」

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投稿日:2022.11.10

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 前号で妊娠時の母親の生活が生まれてくる子どもの成長に影響を与えるDOHaD(Development Origins of Health and Disease)を簡単に説明しました。今回は精子についてお話しします。

 さて、卵子同士のDNA、または精子同士のDNAを組み合わせた23対のDNAからなる受精卵で子どもはできるでしょうか。答えは、現段階では「できません」。雌性のみの発生胚では卵巣奇形腫、雄性核同士のDNAの組み合わせでは全胞状奇胎となります。これはDNA自体は良くても、雄性雌性ではエピジェネティクスが異なるからです。ここでDNAのメチル化が大切な鍵を握ります。

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