レポート 日本プライマリ・ケア連合学会主催セミナーで2度目となる鍼灸セッション開催

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投稿日:2021.10.10

あはき学術・教育

医療法人弘池会 口之津病院/家庭医療専門医指導医・寺澤佳洋(医師、鍼灸師)

上段の左から筆者、藤沼氏、増田氏、西村氏、下段の左から吉田氏、竹下氏、菊池氏

『シン・鍼灸治療の活用』と題し、少しマニアな世界を!

 9月20日、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会主催の「秋季生涯教育セミナー」の一つとして、鍼灸セッションがWeb形式で開催されました。昨年はコロナ禍で残念ながら中止となりましたが、リアル(対面)で実施した一昨年(2019年)以来、2年ぶりとなる開催でした。

 筆者は、鍼灸師になった後に医師になった背景もあり、元より鍼灸の有用性を十分体感しています。また、海外ではガイドライン等でも鍼灸治療が上位に記載されているにもかかわらず、国内での活用は十分といえない状況にあり、日常診療のかたわらで『医はき師 てらぽん』を名乗り、医師、鍼灸師など医療人が正しく活躍でき、患者も含めた困っている人たちがHappyになれるようなことをデザイン・企画しています。そんな中、今回のワークショップ(WS)を医師中心で構成する同連合学会に申し込みました。

 さて、今回開いたWSのテーマは、『シン・鍼灸治療の活用―少しマニアな世界も』。参加の医師やコメディカルに鍼灸の幅広い世界を見て知ってもらい、明日の臨床に生かせるTipsも随所に盛り込んだ企画としました。“マニア”という癖の強い言葉は筆者が勝手に付けたものですが、東洋医学や鍼灸の専門用語、またその独特の思考に少しでも接近してもらえるよう願いを込めました。

こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。

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