連載『食養生の物語』93 荒波にもまれたヒジキ

  • TOP
  • 連載『食養生の物語』93 荒波にもまれたヒジキ

投稿日:2021.02.25

連載

 「味覚がおかしいので診てほしい」との電話を受けました。まさか新型コロナ……と疑いそうになったものの、発熱や喉・鼻の症状はない様子。過去にお孫さんのインフルエンザを治療してからの信頼あっての連絡でもあり、念のため他の患者さんと行き交うことのないよう前後に長めの時間を確保の上、来院してもらいました。少し前から体がだるいのが続いていたそうで、その日は自律神経の調整のために本治法のみ。翌週に来院された時にはもう味覚は戻り、体力も回復してきていた様子でした。気になるのは今後、何を食べたらいいのかということ。味覚には亜鉛。亜鉛の多いのは牡蠣などの貝類。牡蠣ばかりを食べるわけにもいかないので、蜆の味噌汁を週に何度かと、海藻のミネラルも併せて摂るためヒジキの煮物を積極的に食べるよう勧めました。

こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。

連載

この記事をシェアする

広告 ×

読売巨人軍のチームドクターから、整形外科医と柔整師の連携について学ぶチャンス! 質疑応答ベースのパネルディスカッションで日頃の疑問を解消しよう! ドクターに直接質問できるこの機会をお見逃しなく!

全柔協の関東・甲信越支部勉強会2025OPEN