連載『先人に学ぶ柔道整復』二十二 吉雄耕牛(後編)

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投稿日:2020.07.22

柔道整復

 耕牛を取り上げてきたシリーズ最終回は、彼の医術(紅毛外科)が接骨術にどれほど影響を与えていたかを見ていきます。

 耕牛の「スウィーテン水(梅毒治療薬)」による処方・治療は、「吉雄流紅毛医学」として広まり、楢林鎮山の楢林流と双璧をなすほど、江戸の世で不動のものとなりました。家塾「成秀館」も開き、門弟は600余。その講義の内容は、門弟・野村立栄(美濃高須藩医師)に与えられた『吉雄家学之秘条』の〈十カ条〉からうかがい知ることができます。

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