今日の一冊 心を操る寄生生物

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投稿日:2018.02.25

今日の一冊

心を操る寄生生物 感情から文化・社会まで
キャスリン・マコーリフ 著
インターシフト 2,484円

 ある種のハチの幼虫は取りついたクモを操り、さなぎとして過ごすのに適した寝床を作らせる。冬虫夏草の名で知られるキノコはアリに寄生し、胞子を飛ばせる場所まで移動させてそこに固定する。自己の繁殖や利益のために他の生物に寄生する寄生生物たち。サイエンスライターである著者は、これらの寄生生物はヒトの行動様式や社会性にまで影響を与えていると指摘。その概念を実証するための新興分野「神経寄生生物学」の専門家らに取材し、驚くべき寄生生物の生態から人間に与える影響までを考察する。

今日の一冊

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