エクスナレッジから新刊 足が速くなる解剖図鑑
2024.11.21
投稿日:2021.03.03
目や耳などの感覚器官は、私たちの生活の質を大きく左右します。特に目からの情報は認知機能に影響するという報告もあり、高齢社会となった現代で視力を保つことは重要課題になっています。今号では、QOV(Quolity of vision:見え方の質)という観点から、鍼灸や漢方など東洋医学の有効性に焦点を当てました。エビデンスレベルアップへ向けた臨床研究など、今後へ大いに期待が寄せられます。
【価格】2,100円(消費税、送料別)
【サイズ・ページ】B5判144頁
※購入は、出版部ウェブサイト(https://book.morinomiya.ac.jp/magagine/view.php?item_pk=1603770451)、Fujisan、Amazonから
【鍼灸OSAKA139号の目次】
<巻頭言>
現代医学としての鍼灸/猪飼祥夫
<口絵>
流派形成の変遷過程を留める新史料『鍼灸図解』
武田科学振興財団杏雨書屋小曾戸文庫所蔵『鍼灸図解』について/松木宣嘉
■トピック コロナ禍で考えたこと
今こそ希望につながる実施のとき/堀雅明
<特集>眼科疾患への治療-鍼灸・漢方・マッサージ
■インタビュー
眼科鍼灸のススメ-眼科治療に手ごたえを感じています。-冨田秀洋先生(鍼灸ひより堂)/編集部
■眼科鍼灸の治療の実際
近視性脈絡膜新生血管による出血後の早期回復と再発予防へむけて/冨田秀洋
■座談会
眼科疾患への鍼灸・漢方治療を議論する/田中稔,田中まち子,鳥海春樹,大山良樹,伊東秀憲
■寄稿
眼科医からの提言-西洋医学と漢方医学の狭間で-/竹田眞,吉田未央
江戸時代の眼科事情/海原亮
■リポート
中国における眼科疾患の鍼灸治療-最近の臨床報告から/谷田伸治
■症例報告
・眼科領域専門鍼灸院の実際-緑内障の症例から-/春日井真理
・緑内障3症例から鍼灸治療を考察する/大内民司,蓮江久美
・糖尿病網膜症に対する鍼灸治療の2症例/金本貴行
・加齢性黄斑変性・網膜色素変性の3症例/水嶋丈雄,宮島秀子
・ドライアイと慢性眼疼痛に対する鍼灸治療/菊池友和,山口智
・眼の症状への鍼灸・漢方併用治療-ものもらい・緑内障の症例から-/平地治美
・眼精疲労マッサージと現代社会/藤井亮輔
■報告
眼科領域での安全な鍼灸治療-新睛明穴と旧睛明穴の肉眼解剖学的検討を中心に-/涌田裕美子,吉田篤他
■コラム
・陰陽太極鍼による眼疾患の治療/大森亜希
・眼症状に対する治療ポイントは睡眠と頸肩部の緊張緩和、そしてリスク管理/尾﨑朋文
・澤田流二間穴の多壮灸が奏功/中島茂
■寄稿
臨床研究へ向けて-大学と開業鍼灸院が連携した多施設間臨床試験の試み/堀川奈央他
■ニュース
赤羽氏法と偽皮内鍼の検証結果報告/若山祥子・川村淳子
[連載]
■プロフェッションへの道 鍼灸レクチャー9
重症度をどうみるか?
・経絡治療での重症度判断と治療/橋本厳
・総合診療医が捉える重症度/寺澤佳洋
・重症度の判断と臨床への応用/遠藤美穂
・高齢者うつ状態の重症度と治療/江川雅人
・現行医学と伝統医学、患者の気質体質から量る/戸ヶ崎正男
・病位に基づく判断-結果を左右する病証の割合/高士将典
・現代医学的診断基準と東洋医学的視点から考察する/坂本豊次
■これはどういうこと?-リエゾンして悩み解決! Vol.3
松葉秀幸先生からの質問:乾癬性皮膚炎・関節炎による痛み /粕谷大智
■鍼灸師の鍼灸師による鍼灸師のための疫学 第3回
論文を読むための疫学尺度2発生率/松木宣嘉
■『鍼灸甲乙経』を読む2
現代の注釈書を読むことから/浦山きか
■ブレイクタイム64
名前の話/尾川裕子
■身近に!漢方35
大根/緒方千秋
大阪鍼灸専門学校(現:森ノ宮医療学園専門学校)の出版事業として、卒後教育の充実を目指し1985年に鍼灸臨床専門誌「鍼灸Osaka」を創刊。以来、30年以上にわたり東洋医学界発展の牽引役として書籍を出版。2001年には名称を森ノ宮医療学園出版部とあらため、一般書店での販売を開始し、学習・教育用参考書として「ツボ暗記カード」や「柔道整復理論サブノート」「ポケット鍼灸臨床ガイド」、一般の方への医療関連書籍として「もっと身近にアロマセラピー」など、専門書から一般書まで幅広く編集発行。
ウェブサイト:https://book.morinomiya.ac.jp/index.php
Facebook:https://www.facebook.com/森ノ宮医療学園出版部-240801169839165/
この記事をシェアする
あわせて読みたい