連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』14 「死ぬってどういうこと?」③
2019.12.25
魂と魄が体から出た後は、冷たくなって(火が帰り)死後硬直が起こりやがて解けて(木が帰り)ドロドロに溶けて流れ(水が帰り)硬い骨が残りやがてなくなり(金が帰り)全てが土になる(土に帰る)というふうに、相生とは逆の方向に回っていきます。土は、万物を生み育てる力を持っています。いつかまた、だれかの命を支える力になるのです。
【連載執筆者】
かしはらたまみ
あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師
自身の子どもに東洋医学の概念を伝えるため「絵本」という表現を選択。色粘土を使った独自の手法で絵を描いている。これまでに『陰陽五行 まわるき』『おなかがいたくなるまえに』を自費出版し、ブログで『やわらか黄帝内経素問』も連載。絵本の購入はネット通販サイト・BASE「やわらか東洋医学」(https://touyouigaku.thebase.in/)から。