連載『食養生の物語』142『ホッと珈琲』
2025.03.23
「ちょっと一服」と、いたるところにあるカフェや家庭でも、本格的なコーヒーが楽しめます。コーヒーが現在のように焙煎した豆から抽出して飲まれるようになったのは13世紀頃、とさほど歴史は古くありません。17世紀に入ってイギリスのオックスフォードに最初のコーヒーハウスが開業し、社交や議論、情報交換の場としてヨーロッパやアメリカで広がりました。日本には鎖国の時代にオランダから長崎に入ったのが最初で、第二次世界大戦後に広がりました。
「コーヒーを飲むと眠れなくなる」のは、カフェインが精神を興奮・覚醒させるためです。カフェインを含む風邪薬や解熱鎮痛剤は、過剰摂取を続けると禁断症状があることも分かっています。 (さらに…)