マッサージ療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚労省『平成30年度 療養費頻度調査』から
2020.03.10
調査は、全国健康保険協会管掌健康保険、国民健康保険及び後期高齢者医療制度における平成30年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で全件、国民健康保険で5分の1、後期高齢者医療制度で10分の1の割合で抽出している。 (さらに…)
マッサージ療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚労省『平成30年度 療養費頻度調査』から
マッサージ療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚労省『平成30年度 療養費頻度調査』から
2020.03.10
調査は、全国健康保険協会管掌健康保険、国民健康保険及び後期高齢者医療制度における平成30年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で全件、国民健康保険で5分の1、後期高齢者医療制度で10分の1の割合で抽出している。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』187 緩んで開いて腰を打って開いて
連載『汗とウンコとオシッコと…』187 緩んで開いて腰を打って開いて
2020.03.10
今年の春は早い! 3月上旬に早咲きの桜に鶯の鳴き声がするとは……。異常気象が当たり前になった近年、何を基準に考えていいやら悩むところだが、それでも古典を基準にすれば、この春は暖かさが強く、血管の緩みによる神経伝達異常と発痛物質が漏れる遊走性の痛み、関節の弛緩による問題が多く見られ、『難経・五十難』の実邪に属す症状が非常に多い。世間では新型コロナウイルスにより世界経済に打撃があり、馬鹿者がトイレットペーパーを買い漁るという石油ショックさながらの光景も繰り広げられた。「落ち着いて対応する日本人の美徳」は何処へ行ったことやら……。そうして人を慌てさせるのも、血管の緩みによる心拍数増加が引き起こすセロトニン分泌不良が成せる業かもしれない。
70代前半の、松代某という口の達者な老婆が通院していた。主訴は急に左脚に力が入りにくくなり、時おり坐骨神経痛様の痛みが出るという。 (さらに…)
連載『医療再考』13 病院の医学から家庭の医学へ―モバイルとIoT
連載『医療再考』13 病院の医学から家庭の医学へ―モバイルとIoT
2020.03.10
医療は日々進歩しています。特に病気を見つける検査技術の進歩は目覚ましく、今日の医学の礎となっているといっても過言ではありません。しかしながら従来、検査から得られる情報の多くは検査日に限ったある一時点の断片的な情報であり、全ての病気を見つけ出すことは困難でもありました。しかし、ウエアラブルデバイスの進歩により、日々の連続した情報の取得が可能となったのです。そのため、病気の診断や解析にも、病院で行う検査だけでなく、日々の生活情報(生活ログ)を活用しようという動きが盛んとなっています。
現在本邦で一般的にみられるウエアラブルデバイスでは、心拍数やそこから算出されるストレス度、さらには歩行数(活動量)や睡眠深度などが測定可能ですが、海外では体温や発汗量、血糖値などを測定できるウエアラブルデバイスも存在しており、その測定項目は日々増え続けています。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~『全員がメンテナンス』目指し~ 大阪府高槻市<よしだ整骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~『全員がメンテナンス』目指し~ 大阪府高槻市<よしだ整骨院>
2020.03.10
「『全員がメンテナンスで通院している整骨院』。それが私の理想です」――そう語るのは、よしだ整骨院の院長、吉田達也先生です。吉田先生が柔整師を志したのは学生時代、中学の野球部、高校のバドミントン部と続けて怪我に見舞われ、手技に支えられた経験からでした。ただ、「PTと柔整師、どちらを志すかは最後まで迷いました」とのことで、実際に話を聞きに行ったりもした末、仕事の自由性を重視して柔整師を目指したといいます。 (さらに…)
今日の一冊 からだと病気のしくみ講義
今日の一冊 からだと病気のしくみ講義
2020.03.10
からだと病気のしくみ講義
仲野 徹 著
NHK出版 737円
体の隅々まで酸素や栄養分を運搬する血液は「血液系」で、それを滞りなく動かすのは「循環器系」である。そして、末梢へと運ばれる酸素は「呼吸器系」で取り込まれ、栄養は「消化器系」が消化して吸収し、血液系、循環器系を通じて運ばれていく。これら4つのシステムとそれぞれにまつわる病気について、『こわいもの知らずの病理学講義』などの著書で知られる病理学教授の著者が分かりやすく、ときに面白おかしく解説。「グアテマラ人の血液型は9割以上がO型」といった豆知識も随所に散りばめられている。
編集後記
編集後記
2020.03.10
▽新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止・延期を余儀なくされていますね。この業界も例外ではなく、直近の取材が全てキャンセルになってしまいました。 (さらに…)
「ギオングループ」の不正疑惑 組織ぐるみ、明らか
「ギオングループ」の不正疑惑 組織ぐるみ、明らか
2020.02.25
元従業員の告発情報を入手
昨年末、NHKが大阪を拠点とする「ギオングループ」の一部の整骨院で柔整療養費を不正受給しているとの疑惑を報じた。報道では、「肩こりなど保険適用外の症状にもかかわらず、捻挫等への施術を行った」といった実態と異なる記載の申請が多数行われ、同グループの整骨院で働いていた柔整師の「マッサージ目的で来院する人が大半で、そのほとんどをケガをしたことにして療養費を請求していた」などの証言も流された。また、療養費の請求金額を上げるため、負傷部位の付け増しもあったようで、これらはグループ本部が指示を行っていたということも伝えられた。
グループ本部や開設者ら主導
柔整師に毎月給与!?
この「ギオングループ」の不正疑惑については、本紙でも、元従業員による告発情報などを入手した。 (さらに…)
柔整療養費電子化で、2回目の入札
柔整療養費電子化で、2回目の入札
2020.02.25
システム整備や国の資料作成の支援等を
厚労省が、柔整療養費の電子請求化に向け、システム整備や会議資料作成等の業務の支援・助言を行える委託先を募っている。 (さらに…)
『医療は国民のために』289 柔整療養費と医科の「併給問題」が最近、にわかに騒がしい
『医療は国民のために』289 柔整療養費と医科の「併給問題」が最近、にわかに騒がしい
2020.02.25
1月の下旬以降、私宛てに柔整療養費と医科の「併給」に関する問い合わせが急増している。これについては、私が関わった審査請求でも棄却されており、鍼灸療養費と同様に困難であると、否定的見解を持っている。
そもそも、従来の厚生省保険局保険課課長補佐による平成11年10月20日付の内翰で「保険医療機関で治療を受けていながら、並行的に同じ傷病について、柔道整復師の施術を受けることは認められない」と明記されており、さらに、平成15年9月2日付の内閣総理大臣答弁書で「健康保険法においては…(略)…現に医師が治療を継続している疾患に対してはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師又は柔道整復師が施術を行ったとしても、療養費を支給することは認められていない」との政府見解も出されている。
なぜ今になってこの種の質問が多数寄せられているのか。
実は、日頃より懇意にしている業界関係者から聞いたところ、「最近、日本柔道整復師会(日整)から併給は認められるとの考えが書面で示された」というのだ。 (さらに…)
機能訓練指導員で働く鍼灸師を調査 資格要件緩和の効果、国が検証
機能訓練指導員で働く鍼灸師を調査 資格要件緩和の効果、国が検証
2020.02.25
3月頃に社保審分科会で報告
平成30年度の介護報酬改定に伴い、デイサービス等に配置する「機能訓練指導員」の資格要件に新たに加わった「はり師・きゅう師」の実態を、厚労省が昨秋から調査している。調査結果等は、3月頃に開催を予定している社会保障審議会介護給付費分科会で報告され、次期改定(令和3年度)を含む今後の議論のための資料として活用される。 (さらに…)
ケアマネジャー試験、第22回合格者数 あはき師70人、柔整師107人
ケアマネジャー試験、第22回合格者数 あはき師70人、柔整師107人
2020.02.25
前回より要件厳格化で落ち込み
厚労省がこのほど、第22回介護支援専門員実務研修受講試験の合格者数等を公表した。
受験者数3万509人に対し5,644人(18.5%)が合格した。「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の合格者数は70人で構成比1.2%、「柔道整復師」は107人で同1.9%だった。なお、台風19号の影響で試験が実施されなかった東北や関東などの13の都県の数字は含まれていない。 (さらに…)
全鍼師会 第13回地域健康つくり指導者研修会 介護予防に「通いの場」提唱
全鍼師会 第13回地域健康つくり指導者研修会 介護予防に「通いの場」提唱
2020.02.25
全日本鍼灸マッサージ師会(全鍼師会)の「第13回地域健康つくり指導者研修会」が2月8日、9日、新宿医療専門学校(東京都新宿区)で開催された。
『行政が導く公的介護保険外サービスの取り組み』と題して、厚労省老健局老人保健課介護予防栄養調整官の日名子まき氏が登壇。介護予防には機能訓練など高齢者本人へのアプローチだけでなく、高齢者を取り巻く環境への取り組み、「地域づくり」も求められていると説いた。その一環として、 (さらに…)
「日本鍼灸医術の形成」研究班主催セミナー 明智光秀は名医だった!?
「日本鍼灸医術の形成」研究班主催セミナー 明智光秀は名医だった!?
2020.02.25
医者説の根拠の『針薬方』に鍼の言及も
京都大学人文科学研究所「日本鍼灸医術の形成」研究班主催の一般公開セミナー『明智光秀は名医!? だった―転換期の医術と戦国武将』が2月8日、同大学芝蘭会館(京都市左京区)で行われた。研究班班長の長野仁氏(森ノ宮医療大学大学院教授)をはじめ、5人の研究者らが登壇した。
現在「明智光秀医者説」の重要な根拠になっているのは、熊本市内で所蔵されていた16世紀の医術書『針薬方』。幻に終わった信長の上洛計画を記した紙を「裏紙」として用いて記されたものだと、平成26年に発覚して話題となった。
山田貴司氏(熊本県立美術館学芸員)によれば、同書は9枚で構成された小冊子で「後の細川家家臣・米田貞能が足利義昭の使者として各地を訪れる中で記された医学的知識のメモ帳」。「この時代の医書は数多く現存しており、本来ならわずか9葉の本書が注目を浴びた可能性は低い」(長野氏)というが、この件を機に研究が進み、同書が明智光秀の口伝を記した口伝書だと判明したとされた。内容は (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』133 スポーツを切り口に、医療の変革を
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』133 スポーツを切り口に、医療の変革を
2020.02.25
突然ですが、沖縄に来ています。プロ野球各球団の春季キャンプに、私が代表を務める「健康情報連携機構」で帯同訪問をしています。現役選手や監督、元大リーガーやスカウトだった方々とのこれまでのつながりが、今回のご縁となりました。
最近、当機構の多職種連携構築の理念や教育サポートに関心を持っていただけるスポーツ関係者が急増していて、改めてスポーツが医療の変革にとって、非常に良い「切り口」だと実感しています。単に「健康セミナー」や「予防医学講習会」、「多職種連携講習会」では、人は集まってくれません。特に忙しい医師や歯科医師に参加してもらうには、よほどの内容・中身が必要です。
実は当機構も、
(さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』179 腰椎分離症の観察
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』179 腰椎分離症の観察
2020.02.25
田中 正樹(筋・骨格画像研究会)
腰椎は椎体部・椎弓部・突起部の集合体であり、椎骨同士は関節軟骨を挟んで椎間関節で連結している。腰椎分離症は椎弓板の骨の連続が断たれるものであるので、その部位を超音波画像観察装置で観察するが、いくつか注意する点がある。それらの注意点を理解しておかないと、目的の部位にたどり着かず、間違った病態の判断をしてしまうことになる。超音波画像を提示しながら、腰椎を観察する際のポイントを述べる。
伏臥位にて腰部に超音波プローブを長軸で当て、まず棘突起を抽出する。 (さらに…)
催し物案内 「長野式」入門セミナー、大阪で
催し物案内 「長野式」入門セミナー、大阪で
2020.02.25
治療理念から実技まで、体験も
3月15日(日)12時から、新大阪丸ビル新館(大阪市東淀川区)で開催される。講師は長野式臨床研究会大阪支部の森山潤氏。「長野式ってどんな治療をするの?」「一度長野式治療を体験したい」といった治療家や学生が対象。前半は長野式の治療理念や診断法について座学中心で分かりやすく解説し、後半は診断法、処置の実技を披露。治療体験もできる。「長野式治療の実践的な『診断』『治療』、そしてシステマティックな診断から治療への流れを体感できる」と同会。
参加費は8,000円で当日払いも可能(※要事前連絡)。定員になり次第締め切る。申込みは同会大阪支部事務局(FAX 072-601-0873、メール ranman-dou●pu3.fiberbit.net ●を@に)へ。詳細は下記QRコードから。
(さらに…)
青灯社から新刊 『「揉む医療」の探求 日本的身体とはなにか』
青灯社から新刊 『「揉む医療」の探求 日本的身体とはなにか』
2020.02.25
「揉む医療」の探求 日本的身体とはなにか
株式会社青灯社から新刊『「揉む医療」の探求 日本的身体とはなにか』が発行された。著者はフランス・アメリカ・オランダで哲学・医学の両面から人間の身体を研究してきた鍼灸師の藤守創氏。四六判352頁。本体価格3,200円。
「肩や腰の痛みだけではない、心疾患や高血圧などにも骨の歪みが関係していた」――。背骨の歪みを「万病のもと」と捉えて施術を行う手技療法、「藤守式」。祖父、母と三代にわたって受け継がれてきたその技と理論、成果を、歴史や文化、哲学的な側面からも考察して紹介する。
「頸部・胸部の骨の歪みを整え、身体全体の平衡感覚を取り戻した女性」「心疾患による体の不調を脊椎の操作で取り除き、健康と自信を身につけた青年」といった症例も。 (さらに…)
厚労省・平成29年度の保険者別療養費 柔整、市町村国保で125億円減 あはき、健保組合や国保で減少
厚労省・平成29年度の保険者別療養費 柔整、市町村国保で125億円減 あはき、健保組合や国保で減少
2020.02.25
厚労省保険局調査課が昨年12月に公表した『医療保険に関する基礎資料』において、平成29年度の保険者別療養費の状況が示された。柔整は約3,437億円で、前年度より約199億円減った。減少額が最も高いのは、 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 「訪問施術料」新設の構築に期待
Q&A『上田がお答えいたします』 「訪問施術料」新設の構築に期待
2020.02.25
Q.
往療専門のあマ指師です。今後、往療料が距離に関係なく定額化されるとか、施術料と統合して新たに「訪問施術料」が設定されると聞きました。
A.
近々、あはき療養費検討専門委員会の議論が再開されますね。6月には2年に1回の料金改定が実施予定なので、 (さらに…)
連載『食養生の物語』81 新型コロナウイルス感染症とその対策
連載『食養生の物語』81 新型コロナウイルス感染症とその対策
2020.02.25
新型コロナウイルスによる感染症が、深刻な広がりを見せています。WHO(世界保健機関)は2月11日、「COVID-19(コビッド・ナインティーン)」と名付けたと発表しました。COは「コロナ(Corona)」、VIは「ウイルス(Virus)」、Dは「疾患(Disease)」、発生が確認された2019年の「19」が続くとされています。
現時点では重症化して死に至る致命率、感染力(基本再生産数)ともに、2009年に新型インフルエンザとして流行したH1N1亜型ウイルスや、SARS(重症急性呼吸器症候群)コロナウイルスによる感染症などと比較すれば低いと推定されています。新型のウイルス性感染症では、インフルエンザに対するタミフルのような治療薬や、予防のためのワクチンが存在しないために不安が強まってしまうのでしょう。だからこそ自己の持つ免疫力(自然治癒力)を高めることが必要といえます。免疫力を高めることは、例えばタミフルのように特定の疾患に対してだけではなく、あらゆる病気に対して有効であり、最高の対策とも言えそうです。
風邪など感染症の流行りやすい冬には、梅肉エキスを日頃から摂取しておくことがオススメです。 (さらに…)