『医療は国民のために』376 オンライン資格確認の導入で見えてきた懸念
2023.10.10
9月22日の柔整・あはきの両療養費検討専門委員会において、オンライン資格確認のスケジュールを中心に今後の方向性が示されたので、私見を述べてみたい。 (さらに…)
『医療は国民のために』376 オンライン資格確認の導入で見えてきた懸念
『医療は国民のために』376 オンライン資格確認の導入で見えてきた懸念
2023.10.10
9月22日の柔整・あはきの両療養費検討専門委員会において、オンライン資格確認のスケジュールを中心に今後の方向性が示されたので、私見を述べてみたい。 (さらに…)
柔整・あはき「マイナ保険証対応」、来年度から
柔整・あはき「マイナ保険証対応」、来年度から
2023.10.10
紙廃止の来年10月からは義務化
柔整・あはき療養費で来年4月より、マイナンバー等による患者の保険資格を確認する「オンライン資格確認」(オン資)のシステムが導入されることが決まった。9月22日に開催された両療養費の検討専門委員会で了承された。また、紙の保険証が廃止される令和8年10月以降は、施術所での対応を原則義務化する方針だ。
柔整・あはき療養費で導入される「オン資」は、医科・薬科のシステムとは異なり、「資格確認限定型」と称する患者の資格情報のみを取得できる簡素な仕組みで、通常のインターネット回線を使って行う。
導入の背景には、 (さらに…)
ツボが分かる!シックな経絡ポスター発売
ツボが分かる!シックな経絡ポスター発売
2023.10.10
株式会社中外医学社からA2判2枚にわたる大判経絡ポスターの『美しい十四経絡交会図』が発売された。作者は3月に『図解 経絡と解剖学』を発刊した鍼灸師の吉田啓氏(はりきゅう治療院伍行庵)。
伝統中国医学に基づく「正経十二経」に「任脈」、「督脈」を合わせた14の経絡と経絡図に省略されがちな「交会穴」も記している。「交会穴を考慮して経絡を結ぶことで、各経絡の複合的なつながりが可視化できるようにした」と作者。臨床の場での活用を前提に、解剖学的観点からのこだわりも盛り込み、筋・骨の形状や、経穴の位置関係の正確な表現に力を注いだと話す。
先の著書の読者から「分割して掲載されている経絡図をまとめて見たい」との声を受け制作に至り、書籍から踏襲するキャラクターはオリジナル。既存のものとは一線を画すシックな色を選択した理由は「実用性はもとより,お部屋や施術所のインテリアとしてもなじむように」との思いから。10月中旬よりAmazonなどで販売予定。
本体価格は2,035円(税込)。問い合わせは中外医学社(電話03-3268-2701)まで。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』66 コロナと抗体
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』66 コロナと抗体
2023.10.10
新型コロナウイルスの感染症法上での分類が第5類に移行し、感染者数はその時に比して約10倍となっています。これまで全世界で6億人以上が感染し、約700万人が死亡したとされていますが、人口世界第1位と2位の国の値が憶測の域を出ず、実数はこの3〜4倍ともいわれます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』220 エンジニア志望が医療の道へ、人生の岐路はいつも彼岸花の季節だった
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』220 エンジニア志望が医療の道へ、人生の岐路はいつも彼岸花の季節だった
2023.10.10
10月に入り過ごしやすくなりましたね。今年の夏も本当に暑かった。幸い私の訪問患者さんたちは無事夏を乗り越えてくださり、熱中症で搬送されるようなことはありませんでしたが、その親類の方が熱中症で孤独死していたという話を聞きました。 (さらに…)
本の泉社から新刊 新版 食べものはくすり おいしく食べて調子をととのえる
本の泉社から新刊 新版 食べものはくすり おいしく食べて調子をととのえる
2023.10.10
株式会社本の泉社より新刊『新版 食べものはくすり─おいしく食べて調子をととのえる』が発刊された。著者は薬剤師であん摩マッサージ指圧師の橋本紀代子氏。A5判、366頁、1,760円(税込)。
伝統医学では食べものは生薬である。数百年の歴史に裏付けられた実践の記録も中国やヨーロッパと各地に残っている。
著者が食品の中でも野菜や果物に注目するのは、がん予防の何千もの物質は動物でなく野菜や果物から見つかっているからだという。また、昔ながらの野菜中心の食事に健康な体づくりのヒントがあるとも。食材の種類を増やし、見やすくリニューアルした改訂版の本書。症状別おすすめ食材・漢方薬、野菜ごとの薬効、果物ごとの薬効、と分類し、栄養素や効能、レシピ、保存方法など紹介。
美容情報も盛り込み「もっと食べたい」気持ちをグッと高めてくれる。温かみのある絵手紙風の挿絵も彩りに一役!
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連載『中国医学情報』223 パーキンソン病患者の過活動膀胱への鍼通電併用治療―現代薬とのランダム化比較 ほか
連載『中国医学情報』223 パーキンソン病患者の過活動膀胱への鍼通電併用治療―現代薬とのランダム化比較 ほか
2023.10.10
☆パーキンソン病患者の過活動膀胱への鍼通電併用治療―現代薬とのランダム化比較
湖北省武漢市中医病院・姜磊(きょうらい)らは、パーキンソン病患者の過活動膀胱に対して現代医学の常軌薬に鍼通電治療を併用し、常軌薬単独群と比較(上海鍼灸雑誌、2023年7期)。
対象=同院脳病科の外来・入院患者64例(男29・女35)、平均約67.5歳(55~79歳)、平均罹患期間約4.6年(3~16年)。修正版Hoehn & Yahr重症度分類(0度:パーキンソニズムなし~5度:歩行困難)は、1~1.5度17例、2度19例、2.5~3度28例。これをランダムに併用群・対照群(常軌薬単独)各32例に分けた。
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Q&A『上田がお答えいたします』あん摩マッサージの出張専門施術者の位置付けを 療養費の取扱上において明確にすべきである
Q&A『上田がお答えいたします』あん摩マッサージの出張専門施術者の位置付けを 療養費の取扱上において明確にすべきである
2023.10.10
Q.
あん摩マッサージの出張専門施術者が患家に赴いた場合に、往療料を請求せずに施術料のみ算定して支給申請してもよいのでしょうか。また、出張専門施術者の不正請求が判明した場合には、開設者にも施術管理者同様、連帯責任として返納の義務は生じますか? (さらに…)
大阪府鍼灸師会の第3回学術講習会『東洋医学ホントのチカラ』制作側からみた鍼灸
大阪府鍼灸師会の第3回学術講習会『東洋医学ホントのチカラ』制作側からみた鍼灸
2023.10.10
大阪府鍼灸師会の第3回学術講習会が9月10日に大阪府鍼灸師会館(大阪市北区)とオンラインで開催された。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』230 Thunder & Lightning
連載『汗とウンコとオシッコと…』230 Thunder & Lightning
2023.10.10
空が随分と高くなった。乾いた涼風が吹く秋だ。日中はまだ暑いが風が吹くと肌寒く感じる気候になったのだ。こうなると身体の水が気化することにより、体表細動脈側に軽度な水の不足が生じる。それを予防しようとして血管は拡張し、血管外細胞から水を引き込もうとするが上手くいかずに発痛物質の漏れや、神経伝達異常が起こり、いわゆる「風(フウ)」の症状が引き起こされる。そのベースとして、素体的に胃内停水と肝の働きの低下があるのは言うまでもない。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第8回 鍼灸4.0:未来の鍼灸―情報としての鍼灸
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第8回 鍼灸4.0:未来の鍼灸―情報としての鍼灸
2023.10.10
近年、腕時計などのウェアラブルデバイスによる健康管理、アプリによる食事管理や睡眠管理、さらにはオンラインによる遠隔治療など、医療・健康のデジタル化が急速に進んでいます。
(さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 患者さんの感受性に合わせた女性ならではの鍼灸治療 兵庫県神戸市<えりこ鍼灸治療室>
『ちょっと、おじゃまします』 患者さんの感受性に合わせた女性ならではの鍼灸治療 兵庫県神戸市<えりこ鍼灸治療室>
2023.10.10
「がんばる人を支えるのがやりがい」と話す奥津えり子先生。特に同性だからこそ共感できる月経随伴症状を中心とした、心と体の変化に向き合う治療を行っています。 (さらに…)
今日の一冊 脳がどんどん強くなる!すごい地球の歩き方
今日の一冊 脳がどんどん強くなる!すごい地球の歩き方
2023.10.10
脳がどんどん強くなる!すごい地球の歩き方
高島明彦 著
Gakken 1.650円
学習院大学教授で認知症の研究に取り組む著者が旅行ガイドブック『地球の歩き方』とタッグを組んだ。
認知症の予防には「嗅内野」という空間認識を司る部位を刺激することが効果的で、それには旅行が一番だという。本書では旅行の計画や現地での立ち回りなど、旅行にまつわるあらゆることを生かした50のトレーニングが紹介され、旅先はもちろん、日常生活でも取り組めるものも多い。巻末には観光案内を元に地図をなぞる脳トレも収録されている。
楽しみながら認知症予防にも取り組みませんか?
編集後記
編集後記
2023.10.10
▽自宅で使用しているパソコンの調子が悪く、買い替えを決めました。2013年末に買ったのでもうすぐ10年になります。
パソコンといえば、2000年代以前などは「3年経てばただの箱」などと揶揄されましたが、近年は技術進歩のスピードも緩やかになり、5年程度であればストレスなく使い続けられるようになりました。
愛機も晩年こそフリーズなどの不具合が頻発したものの、10年選手なので「よくやってくれた」という総評です。今代、先代はショップで組んでもらったものを購入しましたが、今回は完全自作にチャレンジしてみようと思い立ち、現在は要求スペックを定め、価格比較サイトでCPUやマザーボードなど、必要パーツの価格動向を追っています。
夢の新マシンは今冬稼働開始の予定!(今)
伝統医学の国際標準化のこれまで 第11回政治×鍼灸
伝統医学の国際標準化のこれまで 第11回政治×鍼灸
2023.09.25
日本側の代表の一人、東郷氏が振り返る
鍼灸師がオンライン上で「政治」を語り合うイベント『政治×鍼灸』が8月31日に開かれた。11回目の今回は、伝統医学の国際政治の場といえる「国際標準化」に長年関わっている東郷俊宏氏(順天堂大学協力研究員)がゲストに呼ばれ、国の代表の一人として参加した国際会議等の経験や、それを踏まえたグローバルな視点から見た日本鍼灸について語られた。
2009年以降、WHOとISOで激論
「モノ」と「情報」に議題集約
伝統医学領域における国際標準化の動きが始まったのは1980年代以降で、WHO(世界保健機関)により鍼灸関連では基本用語の標準化などから進められた。東郷氏は2005年から会議に参加し、当時立ち上がっていたいくつかのプロジェクトの中で、伝統医学用語・情報の標準化に携わるようになったという。2009年以降は、WHOのみならず、ISO(国際標準化機構)でも伝統医学領域の国際標準化に係る大きな会議が開かれるようになり、特に中国と韓国と「やりあった」と語った。
(さらに…)
『医療は国民のために』375 厚労省は「国民の生の声」にもっと耳を傾けるべきだ!
『医療は国民のために』375 厚労省は「国民の生の声」にもっと耳を傾けるべきだ!
2023.09.25
2月中旬に開かれた「第9回あはき師・柔整師等の広告に関する検討会」で、「整骨院」という名称を今後使用できなくなることが会議参加者全員で合意されたことが、業界内で大きな騒ぎとなったのは、改めて説明するまでもないだろう。 (さらに…)
第二回日本の灸シンポジウム 歴史や臨床での知見から学ぶ
第二回日本の灸シンポジウム 歴史や臨床での知見から学ぶ
2023.09.25
日本伝統医学総合研究所と灸法臨床研究会が共催
8月27日に日本伝統医学総合研究所と灸法臨床研究会の共催で『第二回日本の灸シンポジウム―灸の歴史と現在、そしてこれから』が開催された。 (さらに…)
鍼灸業界に必要な安全性セミナー 第1回「発生する事故の原因と対策」
鍼灸業界に必要な安全性セミナー 第1回「発生する事故の原因と対策」
2023.09.25
セイリン株式会社主催のオンラインセミナー『鍼灸業界に必要な安全性セミナー』の1回目が開催された。宝塚医療大学保健医療学部鍼灸学科の菊池勇哉氏が事故発生の原因について具体例を交えて解説。同セミナーは8月から10月にかけて全3回のシリーズ。 (さらに…)
アルテミシア、「経穴かるた」発売
アルテミシア、「経穴かるた」発売
2023.09.25
要穴60を、遊んで覚える
アルテミシア(森ノ宮医療学園出版部)が今夏、経穴を楽しく遊びながら学習できるカードゲーム『経穴かるた』を発売した。
読み札と取り札は60枚ずつ。様々な養成校で以前よりカルタが自作され、ゲームを楽しむにとどまらず、カルタ大会まで開かれるようになった現状を受け、商品化された。札に書かれる経穴は、初学者向けとして要穴(五行穴、計60穴)に限定。
遊び方は一般のカルタと同様で、例えば、「少商」の場合、読み札にある「手の太陰肺経 井木穴」の説明を読み上げ、並べた取り札から先に「少商」を取るのを競う。同社によると、10月22日の日本鍼灸師会の『第18回全国大会in近畿』の中で、初の全国大会として実施される『学生対抗要穴カルタ大会』で使用されるという。
本体価格は1,100円(税込)。問い合わせは、アルテミシア(電話06-6976-6889、メールkoudoku@morinomiya.ac.jp)まで。
令和6年実施 国家試験 日程決まる
令和6年実施 国家試験 日程決まる
2023.09.25
鍼灸は 2/25(日)
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の32回目となる国家試験の日程が、9月1日に厚労省ホームページ上で発表された。
あマ指師は令和6年2月24日(土)、はり師及びきゅう師は同年2月25日(日)に実施される。合格者は同年3月26日(火)の14時から厚労省ホームページなどで発表される。
なお、柔整師の試験期日については、9月21日時点でまだ公表されていない。