元加盟店経営会社10社、アトラを提訴 請求総額 約8億7,000万円
2018.10.25
―株価急落、株主不安視か―
10月9日付の朝日新聞電子版で、アトラ株式会社(大阪市西区、以下アトラ)の元加盟店経営会社10社が、アトラに対し総額約8億7,000万円の損害賠償請求を行ったと報道された。
アトラは接骨院をチェーン展開する一部上場企業で、請求サービスの会員数は2,873人(9月末日時点)。報道によれば、原告側は、アトラから虚偽の説明を受けたことでフランチャイズ契約の判断を誤ったと主張している。アトラは10日付のプレスリリースで、「訴状が届き次第対応を検討し、速やかにその内容についてお知らせいたします」「当社は原告らによる請求に対して、当社側の正当性を主張してまいります」としている。
なお、報道に前後して、株式市場ではアトラの株価が急落。10日には制限値幅の下限(ストップ安)となるなど、株主に不安が広がった。10月9日時点で916円だった株価は、10月18日時点で670円台を推移している。