景品表示法違反で行政処分 「頭蓋骨矯正で小顔」うたうサロン
2019.03.25
静岡県は3月11日、エステサロン「プラチナフェイス静岡御幸町店」を運営する株式会社ドラミカンパニー(静岡市駿河区)に、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)違反による措置命令の行政処分を行った。
同社は頭蓋骨を矯正することで小顔になるなどとして「骨気(コルギ)」と称するサービスを提供し、「頭蓋骨を正しい位置に整えれば、むくみやたるみはなくなります」「単に小顔になるだけではなく、フェイスラインや目鼻立ちがはっきりします」「骨を直接動かしますので、小顔効果も持続性も段違いです」といった文言をウェブサイトに表示していた。県は表示の合理的な根拠を示す資料の提出を求め、同社は応じたが、県はこれを認めず、「今後、同様の表示を行わない」「再発防止策を講じる」「表示が景品表示法違反であったことを消費者に周知する」との措置命令を出した。
県は消費者に対し、エステティックサービスを利用する際には、どのようなサービスによりどのような効果が期待できるのかなどを店舗にしっかりと確認するよう呼びかけている。
なお、2月20日には東京都が、小顔効果を標榜していた2軒の事業者に同様の行政処分を行っている。