「全国の施術所にAED設置を」病鍼連携連絡協議会が呼びかけ
2019.04.10
地域住民の早期蘇生に寄与
AED設置の施術所マップ作成も
病鍼連携連絡協議会(長谷川尚哉世話人代表)が3月より、鍼灸・マッサージ院(接骨院も含む)での自動体外式除細動器(AED)設置の促進を呼びかけている。
心停止状態の人に電気ショックを与えて救命するAEDは、2016年時点で販売台数が累計84万台を超えるなど、台数増加とともに、その重要性が認識されるようになった。同会では、「全国の施術所が地域住民の早期蘇生に寄与する」ことを目的に、自らの所属会員だけでなく、他の業界団体にも働きかけ、設置を促している。今後AEDを設置する施術所のマップも作成し、公開するとしており、また『全国AEDマップ』を公開している日本救急医療財団への情報提供も目指すという。
長谷川氏は、「駅員など医療職以外より使用の頻度が低く、恥ずかしい状況にある。AED設置の施術所を増やし、安全・安心の名の下に鍼灸の受療率を向上させる一助としたい」と話す。同会を通じてAEDを導入する場合は、メーカーのフクダ電子株式会社との提携による割引もあるとしている。詳細は、同会ホームページ(http://www.oiso-chiryouin.info/hospital_accu_cooperation_kanagawa.html)を。