岡山鍼灸サミット 小児はり、地域のママに広める
2019.08.10
イベント開催やSNSの活用で
『岡山鍼灸サミット』が6月30日、岡山市内で開催された。岡山県若手鍼灸師会、株式会社メイプル名古屋、鍼灸クリエイティブ集団Nat's共催。
Nat's代表でハリメ治療院院長の西尾竜一氏が『小児はりから広がる鍼灸治療』をテーマに講演と実技を行った。西尾氏は、自身の子供が重い乳児湿疹にかかったのを契機に小児はりに興味を持ち、大師流小児はり上級認定施術者の夕部智廣氏に師事。本格的に自院のメニューに導入し、2,000人余りに小児はりを行ってきたと述べた。集患に当たっては、「S(知ってもらう)・T(体験してもらう)・H(広げてもらう)」の法則に則ったと説明。まず、「抱っこの仕方教室」など乳幼児の親向けの講座に参加して地域の母親たちと交流し、顔を覚えてもらうことから始めたと語った。次に、カフェや寺などで「おうちでできる小児はり」といった講座をほぼ無料で開き、母親らを招待。こうした講座を昨年だけでも100回は開催し、参加していた助産師からの紹介で、産婦人科医や小児科医とのつながりも生まれたと話した。「H(広げてもらう)」には、懇意になった母親らに小児はりの良さを拡散してもらうなどSNSを活用。中小企業や店舗が集客に利用しているスマホアプリ「LINE」が集患や患者情報管理に一役も二役も買っているとして、「使わない手はない」と説いた。
メイプル名古屋代表取締役の岡部芳幸氏が『これからの鍼灸院経営で大切なこと』と題して登壇。経営者にとって大切な心構えとして、物事を肯定的に解釈する、他者を批判しない、学び続ける、などを挙げた。「鍼灸の受療率5%」は95%も伸びしろがあると考えては、と提言。「鍼灸は素晴らしいのだから、広める努力をするだけ」と呼び掛けた。
ほかに、RUNTURN Body Maintenance Studio代表・三木崇史氏による『ワークを通して鍼灸院経営を考える』が行われた。




