柔整・あはき療養費の令和8年料金改定、議論直前!
2026.01.16
6月施行に向けて近く検討スタート、改定率は0.14%か?
2年に1度の療養費の料金改定が実施される年となる令和8年を迎えた。昨年11月には改定議論に反映させるべく施術所を対象に経営実態調査が行われたほか、療養費の改定内容に強く影響する診療報酬の改定率も昨年末に確定し、「6月の施行」に向けて、柔整・あはきの両療養費検討専門委員会での話し合いが待たれる。1月下旬以降に (さらに…)
柔整・あはき療養費の令和8年料金改定、議論直前!
柔整・あはき療養費の令和8年料金改定、議論直前!
2026.01.16
6月施行に向けて近く検討スタート、改定率は0.14%か?
2年に1度の療養費の料金改定が実施される年となる令和8年を迎えた。昨年11月には改定議論に反映させるべく施術所を対象に経営実態調査が行われたほか、療養費の改定内容に強く影響する診療報酬の改定率も昨年末に確定し、「6月の施行」に向けて、柔整・あはきの両療養費検討専門委員会での話し合いが待たれる。1月下旬以降に (さらに…)
東京2025デフリンピックで東京都鍼灸師会が「はりケアステーション」を開設
東京2025デフリンピックで東京都鍼灸師会が「はりケアステーション」を開設
2026.01.08
昨秋開催された『第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025』にて、昨年11月20日~25日の6日間、東京都鍼灸師会が中心となり「はりケアステーション」にて鍼体験を実施。延べ856名のアスリートや関係者に鍼を行った。
多くの鍼灸師の協力のもと国際大会・デフリンピックでの出展を実現
発端は東京都鍼灸師会と関わりのある都議会議員より「デフリンピックで鍼灸普及活動をしてみては?」と同会会長の小林潤一郎氏に打診があったことから。同会では長くマラソンボランティアに力を入れてきた経緯があり、地元で開催される国際大会とあって「まさに好機!」と出展に向け行動を開始した。
「初めて出展する大会なので、予想の立たないことが多かった」と、当日までの苦労や困難を話すのは運営委員会の野村森太郎氏。まず大変だったのは人材面だった。今回、「一日あたり一定人数以上の『役務』を提供することが必須」という規定のもとの出展となり、曜日に関係なく毎日安定して人材を確保することが必要になった。
さらに大規模な国際大会で、訪れる人の様子も流れも読めない会場でのオペレーションを組むのも難しかったそう。「SNSや同会のホームページで参加を呼びかけたけれど、人集めは難航した。1日だけの予定だったところを『明日も数時間でもよければ』と言ってくれたり、『人が足りない所に』と予定を調整してくれたりと、心配りや善意の連鎖のお陰で救われた」と野村氏。結果的に60名のボランティアが参加した。
資金集めにはクラウドファンディングも行った。「CAMPFIRE」を利用したのだが、当初は「デフリンピック」の名称使用の可否が確定できなかったため、画像や解説を工夫。SNSも活用して協力を呼びかけた。その結果、目標金額の10万円を大きく上回る寄付が集まり、ブースの設営や備品の購入、人件費に充てることができたという。
デフアスリートとどうコミュニケーションをとるか?
デフアスリートとどう接すればいいかというスタッフの不安を解消する必要もあった。そこで、鍼灸師兼手話通訳士の宮原麻衣子氏に頼みオンライン講習会を開催。デフリンピックの歴史と概要、「Deafという文化」についてなどのテーマで実体験も踏まえ解説をしてもらった。
これにより、聴覚障害者の輪の中では聴者がマイノリティだという姿勢を持ち、コミュニケーションにおいては目をしっかりと合わせ「あなたに話している」と態度で示すなど、心構えを学び、いざ対面する時のイメージを膨らませていった。デフカーリング日本代表の松橋早友梨選手による手話講座も開き、参加者はアーカイブで手話も繰り返し練習して実践に備えたそう。
当日、初めてのイベントということで、やはり想定通りとはいかないことが多々あったという。設営した場所は人通りが少ないエリアで、呼び込みがマストになった。他のブースを見学しながら出展者や関係者に声をかけたり、会場スタッフや手話通訳士にも誘導を協力してもらったりし、初日訪れたのは62名。日ごとに口コミやリピーターにより、認知度を高めることができ6日間で856名に体験してもらうことができた。
意思疎通には手話をはじめ、文字起こしアプリ、翻訳アプリ、筆談などを活用。丁寧にコミュニケーションを図ることを第一に、普段の患者さんと同じように「これから何をするのか」を先に理解してもらい施術を始めることを徹底した。受付で名前や国名を聞き、言語サポートが必要かを先に把握し、スムーズに対応できるようにも工夫した。
その結果「丁寧な説明で鍼のイメージが変わった」「手話の対応、嬉しかった。すぐに楽になって助かった」「The staff are very nice and helpful!」(スタッフはとても親切で助けになった)」など、喜びのコメントがたくさん。
ボランティア側では、特に学生にも「臨床の楽しさを感じられるように」という思いがあったという。通常の活動で中心になる「呼び込み」に加え、コミュニケーションのサポートや鍼出しといった臨床の空気に触れられる役割も担ってもらい、「二度とないと思うほど素晴らしい体験ができた。また参加したい」「鍼灸師は素敵な仕事だと思った」「教科書で学べない多くの気付きを得た」など、やりがいを伝える多くの感想を聞くことができた。
経験を鍼灸団体に共有して社会的認知の向上に
同会としては、鍼灸の普及啓発に貢献できたことだけでなく、多くのアンケートが集まったこと、業団に関わったことのない人の会への入会、数日に渡る大きなイベントの運営フローのモデルケースができたことなど、様々な成果があった。
野村氏は「大きなイベントの経験を他県の鍼灸師会にも共有したい。鍼灸や鍼灸師の社会的な認知度を上げるには団体の力も必要。職能団体に加入していない人にイベントを通じて活動を伝え、賛同してくれる人を増やせれば」と語った。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■公益社団法人東京都鍼灸師会
https://harikyu-tokyo.or.jp/acupuncture/admission
■公益社団法人日本鍼灸師会
https://www.harikyu.or.jp/join/
※東京都鍼灸師会には学生会員や新卒会員という制度、日本鍼灸師会の準会員制度など、会費の割引制度もあり。詳しくは各地の師会に問合わせを。
「所属や立場を越えて鍼灸発展を」、OMFES・日理工共催の「第1回日本伝統医学の未来推進フォーラム」
「所属や立場を越えて鍼灸発展を」、OMFES・日理工共催の「第1回日本伝統医学の未来推進フォーラム」
2025.12.26
厚労大臣や鍼灸団体幹部、医師ら集まり、意見交換
鍼灸材料の製造・販売企業を中心に構成する「東洋医学未来推進協会」(OMFES)が12月11日、都内で『第1回日本伝統医学の未来推進フォーラム』を開催。日本理学療法器材工業会(日理工)との共催で実施した。
当日は、あはき業界の施術者団体・学会の幹部のほか、医師や漢方の関連団体など各方面の関係者ら50人近くが集まり、また、厚労大臣の上野賢一郎氏(自民党衆院議員)に加え、OMFES顧問である田村憲久氏、武村展英氏(ともに同上)も姿を見せ、要望も含めて意見が交わされた。
開会に先立ち、OMFES会長の押谷小助氏(株式会社山正会長)は、「鍼灸の受療率が低く、少子化も進む中で、業界企業としてもモノ作りだけでなく、関係各所と連携し (さらに…)
商品紹介 ファロス『SARASA ビューティーニードル』
商品紹介 ファロス『SARASA ビューティーニードル』
2025.12.19
鍼柄と鍼管を溶着した新仕様、今秋再リリース
株式会社ファロス(大阪府堺市)が、美容鍼に特化した『SARASA ビューティーニードル』の商品仕様を一部変更し、10月から再リリースした。
同製品は、美容医療で用いられている「マジックニードル」からヒントを得て、鍼尖を丸くしたことで内出血等のリスクが抑えられるのが特長。また、鍼体の弾力性・柔軟性を高め、医療用シリコーンも塗布し、「負担の少ないやさしい鍼」と同社。
今回の仕様変更では、施術時の操作性向上を図り、鍼柄と鍼管を溶着。刺鍼前にカチッと外すだけで使用でき、治療家の負担も軽減する。併せて、1番鍼(線径0.16㎜)と2番鍼(同0.18㎜)を加え、従来の3サイズからラインナップを増やした。1箱100本入り。
製品に関する問い合わせは同社(072-282-5537)へ。同社ウエブサイトの商品案内ページはこちら。
京都府鍼灸マッサージ師会、10月より「府庁内に治療院開設」
京都府鍼灸マッサージ師会、10月より「府庁内に治療院開設」
2025.12.09
「施術者の働く場を増やしたい」、全国の本庁舎内で初のケース
京都府鍼灸マッサージ師会(森孝太郎会長)が10月より、京都府庁の敷地内に治療院を開設した。施術者団体自らが運営に当たり、都道府県の本庁舎内で治療院を開く全国初のケースだ。視覚障害者を含め、施術者の雇用の場を一つでも増やそうと行政に働きかけた成果だという。
治療院名は『京都府鍼灸マッサージ師会附属治療院』で、食堂や歯科医院などが入る「職員福利厚生センター」の2階にオープン。 (さらに…)
令和6年分の柔整・あはき政治団体の収支報告、総務省公表
令和6年分の柔整・あはき政治団体の収支報告、総務省公表
2025.12.05
11月28日、総務省ホームページで令和6年分の「政治資金収支報告書」が公開され、柔整・あはき業界の政治団体についても公表された。
主だった業界団体の令和6年収入額(総収入から繰越額を引いた額)を見ると、 (さらに…)
「ハリトヒト。」が鍼灸師のためのハラスメント研修を開催
「ハリトヒト。」が鍼灸師のためのハラスメント研修を開催
2025.12.04
鍼灸ウェブメディア「ハリトヒト。」が11月19日、『鍼灸師のためのハラスメント予防講座』を開催した。個人院や小規模運営が多い鍼灸業界にもハラスメント研修が必要と考え、無料でのオンライン配信で実施。講師は弁護士の小笠原憲介氏(馬車道法律事務所)で、治療院関係者など約40人が参加した。
治療院ならではのハラスメント要因を知る
小笠原氏は冒頭、「ハラスメントにおける相談件数は増加傾向にある一方で、対策の効果が出ている企業もあり、予防と適切な対応のためには、何がハラスメントに当たるかを理解することが重要だ」と述べた。
治療院においては、「患者、施術者、スタッフの3者間で、 (さらに…)
「12月2日以降の施術所でのマイナ保険証資格確認方法」のまとめ情報配信
「12月2日以降の施術所でのマイナ保険証資格確認方法」のまとめ情報配信
2025.12.02
厚労省が12月2日、オンライン資格確認に関する施術所等向け総合ポータルサイトで、「受領委任を行う柔整あはき施術所等での資格確認方法」を掲載した。
12月1日をもって従来の健康保険証の有効期限が終了したことを受け、配信されたもの。今後、本格移行された「マイナ保険証での資格確認を基本とする仕組み」への対応等の情報がまとめられている。
12月2日以降は原則として、受領委任を取り扱う施術所の窓口においてマイナ保険証を提示することが患者に求められるが、マイナ保険証を持っていない患者が来院したり、機器トラブル等でオンラインによる資格確認を行えなかったりするという事態も想定され、そのようなケースでの対応方法等が解説されている。
厚労省は、今後マイナ保険証や資格確認書の利用者が急増することが予想されるとし、施術所に向け「引き続き、患者が適切な自己負担分(3割分等)の支払いで施術を受けられるよう、ご協力をお願いします」と呼びかけている。
参考記事:『「紙の保険証」12月1日で終了、「マイナ保険証」の受付体制を』
女性鍼灸師フォーラム、「助産師の学会で鍼灸体験」を実施
女性鍼灸師フォーラム、「助産師の学会で鍼灸体験」を実施
2025.11.28
妊産婦だけでなく助産師のセルフケアにも鍼灸を
第39回日本助産学会学術集会(市川香織会長、東京情報大学看護学部看護学科)が11月15日、16日、千葉市内の幕張メッセ国際会議場にて開催され、女性鍼灸師フォーラム(辻内敬子代表、せりえ鍼灸室)が交流集会や鍼灸体験を実施した。交流集会には約150人、鍼灸体験には約350人が足を運んだ。
体験型の交流集会でツボの効果を実感してもらう
交流集会では、席の周囲と通路に鍼灸師がスタンバイ。体験型の講演で取穴や鍼・灸の使い方をサポートして正しく効果を感じられるよう配慮した。
進行役として登壇したのは辻内氏。「妊娠・出産・産後に備えた体づくりに役立つツボを鍼灸師と楽しく学ぶ」と主旨を伝え、鍼灸のメリットのほか、使う道具や効果、禁忌などを解説し、「自分の心と体を労わるところから始めよう」と呼びかけ、ツボの紹介に移る。
ストレスの話題の中で紹介したのは百会。「頭を包み込むようにして頭のてっぺんを人差し指と中指で軽く押して、深呼吸。目をつぶって5秒押して……」とツボ押しを実演してみせると、参加者もそれに倣って行った。
添付型の接触粒を使ったのは手三里。解説を聞いた後は立位になり頚・肩の動きを確認し、鍼灸師は一人ずつツボの場所を教え、再度頚の動きをみてもらう。「もう効いてる」「早くない?」と驚きの声に、「つまりが無くなったんですよ」と鍼灸師が笑顔で声をかけた。 (さらに…)
商品紹介 ダイヤ工業『bonbone ライトアクション』
商品紹介 ダイヤ工業『bonbone ライトアクション』
2025.11.19
固定力と動きやすさ両立の低伸縮テーピング、10月発売
ダイヤ工業株式会社(岡山市南区)が、ホワイトテープ(非伸縮性)に近い固定・制限力を備えた低伸縮テーピング『bonbone ライトアクション』を10月より新発売した。
ホワイトテープは固定力が強力なゆえに、貼り方によっては動きが大幅に制限され、皮膚にも負担がかかる点に着目したのが同製品の特長。従来のキネシオテープより伸びを抑え、低伸縮ながらも十分な固定力を保持した上、全面のりタイプではがれにくく、重ね貼りが可能。また、指や膝などの複雑な体の曲面にシワを作らずフィットするため、施術者も「しっかり巻くこと」ができる。スポーツ中の動きを妨げずに、必要な部位をサポートしたい場合などに最適。肌への負担を考慮したアクリル系の粘着剤を採用し、かぶれにくく、長時間の使用にも対応。
サイズは、幅38mmと幅50mmの2種類(ともに長さ4m)。価格は642円(税込)、カラーはベージュのみ。
製品・販売の問い合わせは同社メール(info@daiyak.co.jp)、もしくはホームページの問い合わせフォーム(https://shop.daiyak.co.jp/shop/contact/contact.aspx)から。
製品情報は公式オンラインストア(https://shop.daiyak.co.jp/shop/g/g0046905/)より。
令和8年療養費改定に向け経営実態を調査、厚労省
令和8年療養費改定に向け経営実態を調査、厚労省
2025.11.14
ここ数年の収支・賃上げ状況を尋ねる、11月中に実施
来春予定されている柔整・あはき療養費の令和8年料金改定に向け、厚労省が施術所を対象に経営面に関する実態調査を行っていることが本紙の取材で分かった。11月末ごろを回答期限とし、約1カ月間の調査で入手したアンケート結果を今後の改定議論に反映させていく考えのようだ。
アンケートでは、ここ数年の施術所における収支動向や賃上げの実施状況を聞いているほか、直近の令和6年料金改定時に変更・導入された事項に関連する設問が設けられているという。また (さらに…)
令和7年 秋の叙勲・褒章
令和7年 秋の叙勲・褒章
2025.11.13
令和7年秋の叙勲及び褒章が11月3日付けで内閣府より発令された。あはき・柔整業界からは以下の9名が受章した。(敬称略)
◇旭日双光章
今村和久(元一般社団法人長野県針灸師会会長)
内田輝和(元公益社団法人岡山県鍼灸師会会長)
及川 磨(元公益社団法人岩手県柔道整復師会会長)
小川洋一(公益社団法人徳島県柔道整復師会会長)
久場良男(元一般社団法人沖縄県鍼灸師会会長)
高田 保(元公益社団法人長野県柔道整復師会会長)
原 正和(元公益社団法人和歌山県柔道整復師会会長)
◇旭日単光章
老羅秋宏(公益社団法人大阪府鍼灸マッサージ師会副会長)
小池良二(元公益社団法人北海道柔道整復師会会長)
第3回ヘルスケアJAPAN大阪’25 介護予防総合展開催
第3回ヘルスケアJAPAN大阪’25 介護予防総合展開催
2025.11.11
接骨院・鍼灸院向けのゾーンも設置、3日間で延べ6,500人超来場
介護予防・健康長寿に特化した商談型展示会『大阪ケアウィーク’25内 第3回ヘルスケアJAPAN大阪’25 介護予防総合展』が10月15日から3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれた。主催はブティックス株式会社(東京都港区)。
接骨院・鍼灸院向けの商品・サービスを展示するゾーンも設けられ、健康機器やフレイル予防用品などを扱う多数の企業・団体が出展。また、全42の専門セミナーも開催され、3日間で延べ6,641人が来場した。
「体成分分析装置」や「スリングエクササイズツール」の出展も
株式会社インボディ・ジャパンは(東京都江東区)は、約30秒で体水分量や筋肉量、体脂肪量などを測定できる体成分分析装置『InBody380N』を出展。装置に乗り、 (さらに…)
厚労省が施術所ウェブサイトを調査、「広告ガイドラインに照らせば違反少なくない」
厚労省が施術所ウェブサイトを調査、「広告ガイドラインに照らせば違反少なくない」
2025.11.07
調査は昨秋に実施。全鍼師会の全国大会で実態報告
全国のあはき・柔整施術所のウェブサイトを対象に、厚労省が昨秋調査を実施していたことが分かった。9月末に石川県内で開かれた全日本鍼灸マッサージ師会(全鍼師会)の全国大会で、シンポジストとして招かれた厚労省の医政局医事専門官が明かした。2月に発行された広告ガイドラインは「インターネット上の情報発信は広告と見なさない」として規制の対象外だが、仮にガイドラインに照らし合わせた場合に違反が多数散見される状態にあると報告していた。
調査はガイドラインが出される前の昨年11月に実施され、全国の施術所から300件をランダム(最低でも各都道府県にあはき・柔整それぞれの施術所が1件含まれるよう調整)に抽出し、分析したという。
ガイドラインにおいて広告不可とする名称や表記を記載していたサイト (さらに…)
第53回日本伝統鍼灸学会学術大会東京大会 日本の伝統鍼灸を世界に!
第53回日本伝統鍼灸学会学術大会東京大会 日本の伝統鍼灸を世界に!
2025.11.05
第53回日本伝統鍼灸学会学術大会が10月11日、12日にタワーホール船堀(東京都江戸川区)で開催された。テーマは『世界に羽ばたく日本伝統鍼灸―学理と術技を未来に託す』。約600人が会場に足を運び、アーカイブも合わせ当日までに653人の申し込みがあった。
視覚障害があっても学べる経絡治療
会頭講演では谷内秀鳳氏(東洋はり医学会会長)が『今日における難経六十九難の治療法則―片方刺しによる相剋調整の本治法』のテーマのもと、同会は経絡治療の流れを継ぐ5名の盲人鍼灸師から始まった学会であると紹介した。現在は国内33支部、海外14支部を構えている。
同会では、2つの証を立て左右に振り分け共に補う「片方刺しによる相剋調整の本治法」や鎖骨上窩に対する「ナソ治療」、鼡径部に対する「ムノ治療」という標治法を打ち出し実践しているという。治療の流れとし、主訴、望診、聞診、問診、切診までで2つの証を立て、脈診により証を最終確定、2つの証を左右に振り分け鍼治療に移る。実技では、腹診図を示しながら本証、副証を確認。肺虚・肝虚の相剋調整の鍼を太淵、太白、太衝に行い「接触から押し付け、わずかに刺入し補う」とアドバイスした。ナソ・ムノ治療についても実演してみせた。
視覚障害者支援委員会企画の実技セッション『小里方式―刺鍼技術の検証方式で見えない世界を診る』では、視覚障害があっても経絡治療を学べる東洋はり医学会独自の修練法「小里方式」が紹介された。これは刺鍼者、検脈者、模擬患者の3~5名からなるグループで行う練習法で、検脈者は模擬患者の脈状を診て正確な取穴や刺鍼が行われているかを確認するもの。体験では晴眼者もアイマスクをつけ、講師の誘導でベッドや患者に触れながらぐるりと一周空間を確認し、問診、腹診、検脈を行った。
4つの流派が補瀉をテーマに議論する
シンポジウム『補法、瀉法の理論と技術―経絡治療の視点から』では、木戸正雄氏(天地人治療会会長)、中野正得氏(日本はり医学会会長)、橋本厳氏(経絡治療学会)、二木清文氏(漢方鍼医会)がそれぞれの立場から補瀉について語った。 (さらに…)
ケアマネ資格の更新制を廃止、厚労省が提言
ケアマネ資格の更新制を廃止、厚労省が提言
2025.10.30
業務負担の大きさが背景に、「自由な時に」「分割で」研修継続を
介護分野に携わるあはき師・柔整師の多くが資格を取得しているケアマネジャー(介護支援専門員)について、人材不足や業務負担が大きいとの課題を解消するため、資格の更新制が廃止される方針が示された。厚労省が10月27日に開催した「社会保障審議会介護保険部会」で提言した。
現行のケアマネ資格は5年ごとに義務付けられている研修を修了しなければ、更新できない仕組みとなっており、過去の調査結果で「研修の拘束時間が長い」との声が上がっていたという。さらに、高齢化による介護需要が高まる中、処遇改善が進まず、業務負担の大きさも懸念されていた。
このような状況を踏まえ、厚労省は更新制度の廃止を打ち出した。ただ一方で、必要とされる知識と技能の習得は継続して行うべきとして、一定期間内に自由なタイミングで分割して受講できる仕組みを設ける案を示した。
そのほか、厚労省は新たにケアマネジャーを目指す人を増やすため、実務経験年数を5年から3年に短縮するといった受験要件を緩和する案なども併せて提示した。
直近の令和6年度まで(第1回~第27回試験)のケアマネ試験合格者(累計)を職種別にみると、あはき師が1万14 人(全体に占める割合1.3%)、柔整師が5,269人(同0.7%)となっている。
日鍼会の『第20回全国大会inいばらき』、鍼灸師の将来や緩和医療などのセッション開く
日鍼会の『第20回全国大会inいばらき』、鍼灸師の将来や緩和医療などのセッション開く
2025.10.29
日本鍼灸師会(日鍼会、中村聡会長)の『第20回全国大会inいばらき Tsukuba』が10月4日、5日、つくば国際会議場(茨城県つくば市)で開催された。大会テーマに『求められる鍼灸 求める鍼灸』を掲げ、会場には370人を超える参加者が集まった。
今後、鍼灸は「医療」or「予防」のどちらに向かうべきか!
特別講座では、『鍼灸師はこのままでよいのか―50年後、100年後の鍼灸師を語ろう』と題して、鳥海春樹氏(湘南慶育病院鍼灸科部長)と伊藤和憲氏(明治国際医療大学鍼灸学部教授)が対談した。討論の争点を分かりやすくするため、「医療寄り」の立場から鳥海氏が、「予防・ウェルネス寄り」の立場から伊藤氏が鍼灸の将来について主張をぶつけ合った。
鳥海氏は、現在の医療体制の中では、 (さらに…)
大学付属鍼灸センターに学生中心で運営する美容部門「オベリオ」オープン
大学付属鍼灸センターに学生中心で運営する美容部門「オベリオ」オープン
2025.10.27
明治国際医療大学鍼灸学科付属鍼灸センターにて、9月26日より新たに美容部門「oberio(オベリオ)」が開設され、受け入れを開始している。特筆すべきは、発案から開設に至るまで学生中心で進められているということ。現在は5名の学生が、授業や部活動と並行しながら教員のサポートのもと運営を行っている。
プロジェクトの発端は同大学講師の山崎翼氏(鍼灸学部鍼灸学科)と鍼灸学科3回生の林孟彦さんの日常の会話から。治療のために鍼灸を学んでいたが、興味を持ちやすい美容に鍼灸を活用すれば、健康を維持でき充実した人生が送れると考え始めたという林さん。メンタルを研究するうちに心身と美の繋がりに興味が湧き、「男女とも美容意識が高い今、メンタルを美容から踏み込む『健美』を追求したい」と伝えたところ、話ははずみ美容部門開設のビジョンが広がったのだそう。
学校側としても、学生が中心となる取り組みを進めたいという意向があり、山崎氏においては顔面部の鍼灸刺激と美容・心身への影響について研究に取り組んでおりサポートが可能であったこと、付属鍼灸センターに利用できる施術室があったことなど好条件が揃い、実現に向け動き出した。
有志で集まった学生による内面も外面も美しくなれる専門外来
林さんが鍼灸学科生全体に向け、ポスターで参加を呼び掛けたところ3年生の4名が集まった。参加を決めた動機としては「現場経験を通して自分のスタイルを模索したい。就職や開業に繋げたい」と宮下涼さん。山脇清之朗さんは「他人から分からないような見た目や内面の悩み、体調の悩みは、案外根が深い。美容にアプローチすることで総合的に改善できると考えた」と語る。
また、アスリートのサポートを挙げたのは谷歩莉さんと青田光央さん。谷さんは「立ち上げを経験し、女性アスリートをサポートするスポーツ部門も開設したい」、青田さんは「陸上競技をしているけれど日焼けを完全に防ぐことは難しい。美容は皆の関心事で、役に立ちたい」と思いはそれぞれ。
全員が国試を控え、勉強や部活動に忙しく励む中、 (さらに…)
令和5年度の柔整療養費は2,759億円、2年連続減少
令和5年度の柔整療養費は2,759億円、2年連続減少
2025.10.22
令和5(2023)年度に外傷治療で全国の整骨院に支払われた柔整療養費は2,759億円であったことが分かった。厚労省が10月10日に発表した「国民医療費の概況」で示した。
柔整療養費は前年度より32億円減少(約1.1%減)し、2年連続で減少した。 (さらに…)
全国柔道整復学校協会第67回教員研修会 社会に求められる柔整師を育てるには
全国柔道整復学校協会第67回教員研修会 社会に求められる柔整師を育てるには
2025.10.20
公益社団法人全国柔道整復学校協会の第67回教員研修会が9月27日、28日に福岡国際会議場(福岡市博多区)で開催された。テーマは『柔道整復の新時代へ』。
実力とマネジメント能力を兼ね備えた人物を「学科長」に
同協会副会長・関口正雄氏は『学科長のマネジメントー学校の命運は学科長が握っている』のテーマで、学校運営においての自身の成功体験に基づき新しい学科長像を提案した。初めにプロフェッショナルとスペシャリストについて、プロフェッショナル(プロ)は▽専門能力、▽課題解決能力、▽顧客満足の重視などの特徴があり、スペシャリストは▽専門能力のみ、▽顧客満足に対して逃避傾向などの特徴があると説明した。新しい学科長の理想像は、 (さらに…)