柔整・あはき療養費の令和8年料金改定、議論直前!
2026.01.16
6月施行に向けて近く検討スタート、改定率は0.14%か?
2年に1度の療養費の料金改定が実施される年となる令和8年を迎えた。昨年11月には改定議論に反映させるべく施術所を対象に経営実態調査が行われたほか、療養費の改定内容に強く影響する診療報酬の改定率も昨年末に確定し、「6月の施行」に向けて、柔整・あはきの両療養費検討専門委員会での話し合いが待たれる。1月下旬以降に (さらに…)
柔整・あはき療養費の令和8年料金改定、議論直前!
柔整・あはき療養費の令和8年料金改定、議論直前!
2026.01.16
6月施行に向けて近く検討スタート、改定率は0.14%か?
2年に1度の療養費の料金改定が実施される年となる令和8年を迎えた。昨年11月には改定議論に反映させるべく施術所を対象に経営実態調査が行われたほか、療養費の改定内容に強く影響する診療報酬の改定率も昨年末に確定し、「6月の施行」に向けて、柔整・あはきの両療養費検討専門委員会での話し合いが待たれる。1月下旬以降に (さらに…)
東京2025デフリンピックで東京都鍼灸師会が「はりケアステーション」を開設
東京2025デフリンピックで東京都鍼灸師会が「はりケアステーション」を開設
2026.01.08
昨秋開催された『第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025』にて、昨年11月20日~25日の6日間、東京都鍼灸師会が中心となり「はりケアステーション」にて鍼体験を実施。延べ856名のアスリートや関係者に鍼を行った。
多くの鍼灸師の協力のもと国際大会・デフリンピックでの出展を実現
発端は東京都鍼灸師会と関わりのある都議会議員より「デフリンピックで鍼灸普及活動をしてみては?」と同会会長の小林潤一郎氏に打診があったことから。同会では長くマラソンボランティアに力を入れてきた経緯があり、地元で開催される国際大会とあって「まさに好機!」と出展に向け行動を開始した。
「初めて出展する大会なので、予想の立たないことが多かった」と、当日までの苦労や困難を話すのは運営委員会の野村森太郎氏。まず大変だったのは人材面だった。今回、「一日あたり一定人数以上の『役務』を提供することが必須」という規定のもとの出展となり、曜日に関係なく毎日安定して人材を確保することが必要になった。
さらに大規模な国際大会で、訪れる人の様子も流れも読めない会場でのオペレーションを組むのも難しかったそう。「SNSや同会のホームページで参加を呼びかけたけれど、人集めは難航した。1日だけの予定だったところを『明日も数時間でもよければ』と言ってくれたり、『人が足りない所に』と予定を調整してくれたりと、心配りや善意の連鎖のお陰で救われた」と野村氏。結果的に60名のボランティアが参加した。
資金集めにはクラウドファンディングも行った。「CAMPFIRE」を利用したのだが、当初は「デフリンピック」の名称使用の可否が確定できなかったため、画像や解説を工夫。SNSも活用して協力を呼びかけた。その結果、目標金額の10万円を大きく上回る寄付が集まり、ブースの設営や備品の購入、人件費に充てることができたという。
デフアスリートとどうコミュニケーションをとるか?
デフアスリートとどう接すればいいかというスタッフの不安を解消する必要もあった。そこで、鍼灸師兼手話通訳士の宮原麻衣子氏に頼みオンライン講習会を開催。デフリンピックの歴史と概要、「Deafという文化」についてなどのテーマで実体験も踏まえ解説をしてもらった。
これにより、聴覚障害者の輪の中では聴者がマイノリティだという姿勢を持ち、コミュニケーションにおいては目をしっかりと合わせ「あなたに話している」と態度で示すなど、心構えを学び、いざ対面する時のイメージを膨らませていった。デフカーリング日本代表の松橋早友梨選手による手話講座も開き、参加者はアーカイブで手話も繰り返し練習して実践に備えたそう。
当日、初めてのイベントということで、やはり想定通りとはいかないことが多々あったという。設営した場所は人通りが少ないエリアで、呼び込みがマストになった。他のブースを見学しながら出展者や関係者に声をかけたり、会場スタッフや手話通訳士にも誘導を協力してもらったりし、初日訪れたのは62名。日ごとに口コミやリピーターにより、認知度を高めることができ6日間で856名に体験してもらうことができた。
意思疎通には手話をはじめ、文字起こしアプリ、翻訳アプリ、筆談などを活用。丁寧にコミュニケーションを図ることを第一に、普段の患者さんと同じように「これから何をするのか」を先に理解してもらい施術を始めることを徹底した。受付で名前や国名を聞き、言語サポートが必要かを先に把握し、スムーズに対応できるようにも工夫した。
その結果「丁寧な説明で鍼のイメージが変わった」「手話の対応、嬉しかった。すぐに楽になって助かった」「The staff are very nice and helpful!」(スタッフはとても親切で助けになった)」など、喜びのコメントがたくさん。
ボランティア側では、特に学生にも「臨床の楽しさを感じられるように」という思いがあったという。通常の活動で中心になる「呼び込み」に加え、コミュニケーションのサポートや鍼出しといった臨床の空気に触れられる役割も担ってもらい、「二度とないと思うほど素晴らしい体験ができた。また参加したい」「鍼灸師は素敵な仕事だと思った」「教科書で学べない多くの気付きを得た」など、やりがいを伝える多くの感想を聞くことができた。
経験を鍼灸団体に共有して社会的認知の向上に
同会としては、鍼灸の普及啓発に貢献できたことだけでなく、多くのアンケートが集まったこと、業団に関わったことのない人の会への入会、数日に渡る大きなイベントの運営フローのモデルケースができたことなど、様々な成果があった。
野村氏は「大きなイベントの経験を他県の鍼灸師会にも共有したい。鍼灸や鍼灸師の社会的な認知度を上げるには団体の力も必要。職能団体に加入していない人にイベントを通じて活動を伝え、賛同してくれる人を増やせれば」と語った。
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■公益社団法人東京都鍼灸師会
https://harikyu-tokyo.or.jp/acupuncture/admission
■公益社団法人日本鍼灸師会
https://www.harikyu.or.jp/join/
※東京都鍼灸師会には学生会員や新卒会員という制度、日本鍼灸師会の準会員制度など、会費の割引制度もあり。詳しくは各地の師会に問合わせを。
「所属や立場を越えて鍼灸発展を」、OMFES・日理工共催の「第1回日本伝統医学の未来推進フォーラム」
「所属や立場を越えて鍼灸発展を」、OMFES・日理工共催の「第1回日本伝統医学の未来推進フォーラム」
2025.12.26
厚労大臣や鍼灸団体幹部、医師ら集まり、意見交換
鍼灸材料の製造・販売企業を中心に構成する「東洋医学未来推進協会」(OMFES)が12月11日、都内で『第1回日本伝統医学の未来推進フォーラム』を開催。日本理学療法器材工業会(日理工)との共催で実施した。
当日は、あはき業界の施術者団体・学会の幹部のほか、医師や漢方の関連団体など各方面の関係者ら50人近くが集まり、また、厚労大臣の上野賢一郎氏(自民党衆院議員)に加え、OMFES顧問である田村憲久氏、武村展英氏(ともに同上)も姿を見せ、要望も含めて意見が交わされた。
開会に先立ち、OMFES会長の押谷小助氏(株式会社山正会長)は、「鍼灸の受療率が低く、少子化も進む中で、業界企業としてもモノ作りだけでなく、関係各所と連携し (さらに…)
商品紹介 ファロス『SARASA ビューティーニードル』
商品紹介 ファロス『SARASA ビューティーニードル』
2025.12.19
鍼柄と鍼管を溶着した新仕様、今秋再リリース
株式会社ファロス(大阪府堺市)が、美容鍼に特化した『SARASA ビューティーニードル』の商品仕様を一部変更し、10月から再リリースした。
同製品は、美容医療で用いられている「マジックニードル」からヒントを得て、鍼尖を丸くしたことで内出血等のリスクが抑えられるのが特長。また、鍼体の弾力性・柔軟性を高め、医療用シリコーンも塗布し、「負担の少ないやさしい鍼」と同社。
今回の仕様変更では、施術時の操作性向上を図り、鍼柄と鍼管を溶着。刺鍼前にカチッと外すだけで使用でき、治療家の負担も軽減する。併せて、1番鍼(線径0.16㎜)と2番鍼(同0.18㎜)を加え、従来の3サイズからラインナップを増やした。1箱100本入り。
製品に関する問い合わせは同社(072-282-5537)へ。同社ウエブサイトの商品案内ページはこちら。
「ハリトヒト。」が鍼灸師のためのハラスメント研修を開催
「ハリトヒト。」が鍼灸師のためのハラスメント研修を開催
2025.12.04
鍼灸ウェブメディア「ハリトヒト。」が11月19日、『鍼灸師のためのハラスメント予防講座』を開催した。個人院や小規模運営が多い鍼灸業界にもハラスメント研修が必要と考え、無料でのオンライン配信で実施。講師は弁護士の小笠原憲介氏(馬車道法律事務所)で、治療院関係者など約40人が参加した。
治療院ならではのハラスメント要因を知る
小笠原氏は冒頭、「ハラスメントにおける相談件数は増加傾向にある一方で、対策の効果が出ている企業もあり、予防と適切な対応のためには、何がハラスメントに当たるかを理解することが重要だ」と述べた。
治療院においては、「患者、施術者、スタッフの3者間で、 (さらに…)
女性鍼灸師フォーラム、「助産師の学会で鍼灸体験」を実施
女性鍼灸師フォーラム、「助産師の学会で鍼灸体験」を実施
2025.11.28
妊産婦だけでなく助産師のセルフケアにも鍼灸を
第39回日本助産学会学術集会(市川香織会長、東京情報大学看護学部看護学科)が11月15日、16日、千葉市内の幕張メッセ国際会議場にて開催され、女性鍼灸師フォーラム(辻内敬子代表、せりえ鍼灸室)が交流集会や鍼灸体験を実施した。交流集会には約150人、鍼灸体験には約350人が足を運んだ。
体験型の交流集会でツボの効果を実感してもらう
交流集会では、席の周囲と通路に鍼灸師がスタンバイ。体験型の講演で取穴や鍼・灸の使い方をサポートして正しく効果を感じられるよう配慮した。
進行役として登壇したのは辻内氏。「妊娠・出産・産後に備えた体づくりに役立つツボを鍼灸師と楽しく学ぶ」と主旨を伝え、鍼灸のメリットのほか、使う道具や効果、禁忌などを解説し、「自分の心と体を労わるところから始めよう」と呼びかけ、ツボの紹介に移る。
ストレスの話題の中で紹介したのは百会。「頭を包み込むようにして頭のてっぺんを人差し指と中指で軽く押して、深呼吸。目をつぶって5秒押して……」とツボ押しを実演してみせると、参加者もそれに倣って行った。
添付型の接触粒を使ったのは手三里。解説を聞いた後は立位になり頚・肩の動きを確認し、鍼灸師は一人ずつツボの場所を教え、再度頚の動きをみてもらう。「もう効いてる」「早くない?」と驚きの声に、「つまりが無くなったんですよ」と鍼灸師が笑顔で声をかけた。 (さらに…)