令和2年の 家計調査 1世帯の治療院代2,371円
2021.03.10
コロナ禍で減少に転じ、2割減
総務省が、家計の支出を通じて国民の消費状況を捉えるため実施している「家計調査」の令和2年の結果が2月5日に発表された。整骨院(接骨院)や鍼灸院で受けた治療代として、昨年1年間に使った1世帯当たりの金額は2,371円だった。 (さらに…)
令和2年の 家計調査 1世帯の治療院代2,371円
令和2年の 家計調査 1世帯の治療院代2,371円
2021.03.10
コロナ禍で減少に転じ、2割減
総務省が、家計の支出を通じて国民の消費状況を捉えるため実施している「家計調査」の令和2年の結果が2月5日に発表された。整骨院(接骨院)や鍼灸院で受けた治療代として、昨年1年間に使った1世帯当たりの金額は2,371円だった。 (さらに…)
経産省・緊急事態宣言伴う一時支援金 整骨院も対象、申請5月末まで
経産省・緊急事態宣言伴う一時支援金 整骨院も対象、申請5月末まで
2021.03.10
新型コロナウイルスによる1月からの緊急事態宣言で、売上高が大幅に減った中小事業者に支給する一時支援金の申請が3月8日から始まった。2回目の宣言に伴う外出自粛の影響を受けたことが条件で、給付対象となり得る事業者の具体例として「整骨院」と「マッサージ店」が盛り込まれた。 (さらに…)
『医療は国民のために』314 厚労省が推進するマイナンバーカードを健康保険証として利用できる件に思う
『医療は国民のために』314 厚労省が推進するマイナンバーカードを健康保険証として利用できる件に思う
2021.03.10
保険医療機関等の窓口でマイナンバーカードを健康保険証の代わりに利用できることを厚労省が盛んにPRしている。実際、「オンライン資格確認」と銘打って、3月下旬より運用をスタートするようだ。円滑な実施とシステムの安定性を確保するため、公募で手を挙げた500程度の病院や診療所、薬局によって既にテスト運用も始まっている。 (さらに…)
埼玉鍼灸学会認定パネルディスカッション 慢性疼痛に対する鍼灸治療戦略
埼玉鍼灸学会認定パネルディスカッション 慢性疼痛に対する鍼灸治療戦略
2021.03.10
古典・中医・現代医学、それぞれの立場から
令和2年度第2回埼玉鍼灸学会認定研修C講座として、パネルディスカッション『慢性疼痛に対する鍼灸治療戦略』が1月24日、埼玉医科大学かわごえクリニック(埼玉県川越市)とオンラインで開催された。
古典的鍼灸治療の立場から小泉智裕氏(小泉漢方堂鍼灸療院院長)、中医学的鍼灸治療の立場から齋藤隆裕氏(鍼灸らせん堂CEO)、現代医学的鍼灸治療の立場から吉川惠士氏(吉川はり物療院院長)の3名が登壇した。
小泉氏は経絡治療について、「病に係る経絡の虚実を経絡別に分類し、その歪に鍼灸を用いて補瀉し、生体が病を克服するように仕向ける医術」と概観した上で、四診の中でも脈診を重要視しながら総合的に判断するもので、使用する脈診法は (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』35 反出生主義
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』35 反出生主義
2021.03.10
先日、奈良の法隆寺へ参拝に向かう車中、ラジオで「反出生主義」なるものについて耳にしました。翌日の朝刊にまた同じ話題が。二日続いたことで関連書物を取り寄せてみました。
「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」。これは知性を持ってしまった人間に根源的に襲いかかる命題です。 (さらに…)
接骨医学会、第29回学術大会 『臨床と学術の融合』大会テーマに
接骨医学会、第29回学術大会 『臨床と学術の融合』大会テーマに
2021.03.10
コロナ下、オンライン配信で実施
一般社団法人日本柔道整復接骨医学会(安田秀喜会長)が1月30日、31日、第29回学術大会を開いた。新型コロナの影響で初のウェブ開催となり、講演やパネルディスカッションなどはライブ配信で、会員発表はオンデマンドで実施された。大会テーマは『臨床と学術の融合―Foot & Ankle ver.』。
昨年7月に就任した安田会長による大会会長講演では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う柔整学科における学生教育の現況と課題について語られた。安田会長は帝京平成大学の健康医療スポーツ学部長を務めており、同学では今年度前期の授業をほぼオンラインに変更し、学習管理サイト(LMS)を利用して講義動画や課題資料を配信するなどして教育に当たったと説明。 (さらに…)
ダイヤ工業とAMDA、災害支援協定締結
ダイヤ工業とAMDA、災害支援協定締結
2021.03.10
有事の際に鍼や衛生材料などを提供
医療・介護福祉用品やスポーツ用品といった幅広い製品を開発・販売しているダイヤ工業株式会社(岡山市南区)と、鍼灸師や柔整師なども所属し、被災地において医療支援活動等を行っている特定非営利活動法人AMDA(アムダ、同市北区)が「大規模災害発生時における緊急医療支援活動実施に関する連携協定」を締結。2月18日に同社で行われた締結調印式ではダイヤ工業の松尾浩紀代表取締役社長とAMDAの菅波茂代表が協定書にサインした。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』158 新型コロナのワクチンについて
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』158 新型コロナのワクチンについて
2021.03.10
「大本営発表のよう」と揶揄されるように、新型コロナワクチンの情報がなかなか政府から出て来ないので、私も接種がいつになるのかいまだ分かりません。統合医療に近い医師であれば、皆がワクチンを嫌厭しているような気配を感じていますが、本来の統合医療は、できるだけ正確な情報を得て、その場その場の状況に合わせてリスクとベネフィットを鑑み、どうするかを考える医療ですので、当然ワクチンに関しても一概に良い悪いと言えるものではありません。 (さらに…)
連載『中国医学情報』192 書痙(職業性ジストニア)の鍼治療(中国鍼灸)ほか
連載『中国医学情報』192 書痙(職業性ジストニア)の鍼治療(中国鍼灸)ほか
2021.03.10
今回の内容
・書痙(職業性ジストニア)の鍼治療(中国鍼灸、20年7期)
・変形性膝関節症の熱敏灸治療の効果―常軌温灸法とのランダム化比較(鍼灸臨床雑誌、20年6期)
☆書痙(職業性ジストニア)の鍼治療
黒龍江中医薬大学研究生院・馬金成らは、書痙(原文「任務誘導型書写痙攣」)患者18例の鍼治療を報告(中国鍼灸、20年7期)。
対象=18例(男10例・女8例)、平均(28±5)歳、平均罹患期間(18±4)カ月。中枢系損傷、代謝性・脳血管疾患及び「姿態敏感型書写痙攣」患者は排除した。
治療法=①取穴―百会・寧神(奇穴。神庭と印堂を結んだ中点)・舞踏震戦区(頭鍼の運動区の前1.5cmの平行線)・風池・三陰交・太渓・太衝、患側の曲池・少海・手三里・外関・合谷・中渚。
[付記] 頭鍼の運動区―頭部前後正中線中点より後方0.5cmの点と眉枕線耳介前髪際前縁と交叉する上下連なる線。
②操作―0.25×40mm(寧神のみ0.25×25mm)の毫鍼使用。寧神は神庭方向に水平刺20mm、百会は後方に水平刺30mm、舞踏震戦区は頭皮に沿い目尻方向に30mm刺入、以上に重複刺激法=小幅提挿・快速捻転(捻転速度は徐々に速く)3~5分。風池は反対側の風池方向に20mm刺入、捻転瀉法(だるく腫れぼったい感覚をさせる)。三陰交・太渓・太衝は直刺5~10mm、太衝のみ捻転瀉法で他は捻転補法。少海は極泉方向に水平刺10mm、捻転瀉法。他の患側の穴は直刺15mm、得気後に通電20分(連続波・10Hz)。通電終了後、百会・寧神・舞踏震戦区に再度快速捻転手法3~5分、置鍼10分。毎日1回、1クール7日、連続2クール治療、4カ月後に評価。
臨床評価基準=治癒:字の識別率100%・書痙消失、著効:字の識別率75%以上・書痙大幅に寛解、有効:字の識別率50%以上・書痙ある程度寛解。
結果=治癒9例・著効6例・有効3例。 (さらに…)
商品紹介 トワテック『冷感マッサージジェル icy(アイシー)』
商品紹介 トワテック『冷感マッサージジェル icy(アイシー)』
2021.03.10
冷感持続、香りも程良く
トワテック(東京都文京区)から、『冷感マッサージジェルicy(アイシー)』が新発売。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 医科との「併用」として認められないかどうか
Q&A『上田がお答えいたします』 医科との「併用」として認められないかどうか
2021.03.10
Q.
転倒して肩関節を捻挫、整形外科のレントゲンでは骨折は認められず湿布薬を処方された患者さんがいます。薬が切れた頃、痛みが取れずに当院で受診されたのですが、医科との併用・併給と判断されて療養費は支給されない、となるのでしょうか。
A.
おっしゃる通り、その可能性はあります。並行診療と判断するかどうかは、あくまでも保険者の合理的な裁量に委ねられますので。しかしながら、ご質問の場合、 (さらに…)
金芳堂、羊土社、文光堂から新刊 『オールインワン 経験症例を学会・論文発表するTips』ほか
金芳堂、羊土社、文光堂から新刊 『オールインワン 経験症例を学会・論文発表するTips』ほか
2021.03.10
金芳堂から新刊
オールインワン
経験症例を学会・論文発表するTips
株式会社金芳堂から新刊『オールインワン 経験症例を学会・論文発表するTips』が発行された。著者は兵庫県立丹波医療センターの見坂恒明氏。A5判293頁、3,960円。
症例に出合い、学会で発表し、論文を刊行する……その流れの中、症例報告の学会発表までしたことがあっても、その内容を実際に論文(ケースレポート)としてまとめ、発表するに至らないケースは非常に多い。本書では「お蔵入り論文ゼロ」をうたう著者がスケジュールとの向き合い方といった心構えから、珍しい症例の取り扱い、査読者への対応といった細かな部分まで「つまずきポイント」や手順を解説。学会発表に至るまでの取り組みや、PubMed収載後に起き得ることといった実体験に基づく内容も紹介する。
「医師・医療従事者のためのベストルーティーン」。
羊土社から新刊
基本がわかる! 異常がみえる!
運動器エコー
株式会社羊土社から新刊『基本がわかる! 異常がみえる! 運動器エコー』が発行された。著者は医師で日本整形外科超音波学会幹事の岩本航氏と、医療機関の検査室で長年検査技師を務める、日本超音波検査学会代議員の石崎一穂氏。A5判232頁、5,500円。
総論及び組織のエコー像についての概説のほか、「肩関節」「肘関節」「手指」「上肢神経」「膝関節」「股関節・大腿」「下腿」「足関節」と、部位別に解剖学的構造と検査の仕方、疾患ごとに観察のポイントを紹介。特典としてWEB動画の視聴コードが付属し、本文や掲載画像に対応した20以上の動画を閲覧可能。検査手技はもちろん疾患についても学べ、A5サイズで「検査中にこっそり見ることも可能」だという、日常診療に活用できるフルコース。
文光堂から新刊
臨床実践
スポーツ傷害膝の理学療法
株式会社文光堂から新刊『臨床実践 スポーツ傷害膝の理学療法』が発行された。松尾善美氏(武庫川女子大学教授)監修、橋本雅至氏(奈良学園大学教授)編で、整形外科やスポーツ、リハビリ関連の医療従事者らが執筆。B5判214頁、4,950円。
好評を博しているという、「教科書にはない敏腕PTのテクニック」シリーズの第5弾。スポーツによる膝の外傷・障害に対する理学療法士の技術とコツを、12のテーマに分けて解説する。
前半で触診による機能解剖や機能評価、疾患の特徴、病態、外科的治療について紹介。後半では外科的治療前後での介入や障害発生のメカニズム、運動連鎖を応用したアプローチ、更に競技レベルでの復帰に導く手法や再発予防のための取り組みについても掲載している。
(さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』199 異なる様式
連載『汗とウンコとオシッコと…』199 異なる様式
2021.03.10
梅の花が長く咲き続けている。少雨と大風が吹かないからかと思ったが、そうではない。30年近く開院していたが院の前で雪かきをしなかった冬は初めてだ。温暖化の影響と考えるべきだろう。
啓蟄を前に羽虫が飛来し、鳥たちが騒ぎ出すのも早い。いくら三寒四温といっても気温差が15度もあれば、誰だって循環器に影響する。不感蒸散が阻害され、尿不利に至れば、咳嗽を伴う風邪を引いてしまいやすい。春だというのに上に昇る症状の頭痛や眩暈が少なく、上に昇らないがゆえの仙腸関節痛も少ない。気化作用の調整、所謂、「肝は風を主る」という働きが乱れて色々なところに病態が出やすいわけだ。マスクのせいで酸素不足に陥っている可能性も否めない……。
40代後半の、吉田さんという女性が来院していた。15年くらい前に、妊娠しにくく、横転先生の治療でようやく待望の子供を授かったという経歴がある人で、調子が悪くなると来院する患者さんの一人である。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』1 第4次産業革命をどのように生き延びるか?
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』1 第4次産業革命をどのように生き延びるか?
2021.03.10
技術の進化・普及に伴い、情報が簡単に手に入る社会となり、ここ数十年で社会システムが大きく変化しました。近年では情報技術はさらに進歩し、インターネットとモノがつながることで遠隔地からでもコントロール可能なIoT技術、多種多様な情報を1カ所に集めることができるクラウドシステムとそのデータを束ねたビッグデータ、さらにはそれらを解析しディープラーニングさせる人工知能(AI)技術など、新たな情報革命が起きています。 (さらに…)
今日の一冊 すべての不調は口から始まる
今日の一冊 すべての不調は口から始まる
2021.03.10
すべての不調は口から始まる
江上一郎 著
集英社新書 968円
食べ物やウイルスなどを外界から取り込んでいるのは、口という「臓器」。口腔が全身の健康状態を左右する。近年、虫歯や歯周病などの口腔感染症が糖尿病や誤嚥性肺炎、大腸癌、アルツハイマー型認知症、インフルエンザといった疾患の誘因となることが明らかになり、口腔ケアが万病を防ぐ可能性が示唆されている。そのカギとなるものが「唾液」。唾液には口腔をウイルスや細菌、傷害から守る様々な作用がある。歯学的根拠に基づいたセルフケア法、唾液と内臓の働き、全身の健康との関連性などを解説する。
編集後記
編集後記
2021.03.10
▽オンライン取材で最近ようやく慣れてきたZoom。個人的に使うことはないと思っていましたが必要になりそう。先日友人とLINEで趣味の音楽話に興じていたら、「ねぇ、コロナ明けたらウチらのライブにゲストで出ない?」とポツリ。友人はセミプロのギタリストで昔は記者がヴォーカルを担当してコピーバンドなどをやっていたものです。「久しぶりにキミの歌が聴きたいんだ……」。曲作りと録音だけでもしておこうという話になりました。打ち合わせやセッションはZoomでやるとして問題は歌の録音。心当たりの音楽スタジオはみなコロナで潰れてしまったし自宅は近所迷惑。カラオケは「オッサンが一人カラオケ、しかも誰も知らない曲をアカペラで」という構図がイヤ……。いっそ人気の無い河川敷とか?(前)