柔整・施術管理者研修、8月申込み再開
2020.07.22
優先度を変更、コロナ救済も
新型コロナウイルスの影響で開催が中断されていた柔整療養費の「施術管理者研修」が、10月から再開されることが決まった。これに伴い、8月7日から受講の予約申請が始まる。厚労省は、中断前に受講への参加が決まっていた柔整師が不利益をこうむらないよう救済策も再開に当たり講じた。 (さらに…)
柔整・施術管理者研修、8月申込み再開
柔整・施術管理者研修、8月申込み再開
2020.07.22
優先度を変更、コロナ救済も
新型コロナウイルスの影響で開催が中断されていた柔整療養費の「施術管理者研修」が、10月から再開されることが決まった。これに伴い、8月7日から受講の予約申請が始まる。厚労省は、中断前に受講への参加が決まっていた柔整師が不利益をこうむらないよう救済策も再開に当たり講じた。 (さらに…)
『医療は国民のために』299 コロナ禍で自治体がリラク大手と手を組んだ!
『医療は国民のために』299 コロナ禍で自治体がリラク大手と手を組んだ!
2020.07.22
7月上旬、横浜市が新型コロナウイルス感染症に対応した医療従事者に向けて、「無償」でリラクゼーションサービスの提供を始めた。この取り組みに、リラクゼーション大手が協力していると知り、少々情けない気持ちになった。
コロナ患者の治療に携わる医療従事者への精神的・肉体的なケアに当たるなら、まさに鍼灸やあん摩・マッサージの施術はうってつけといえる。また横浜市は、「株式会社りらく」が運営する店舗『りらくる』のセラピストを派遣するそうだが、これはあはき業界が忌み嫌う「無資格者」そのものであり、有資格者として医業の一部を提供する立場から健康被害の危険性など含め否定的に捉えてきた経緯もある。
とはいえ、 (さらに…)
柔整外傷EXPO2020 オンラインで400人超に配信 柔整の外傷と未来、語り尽くす
柔整外傷EXPO2020 オンラインで400人超に配信 柔整の外傷と未来、語り尽くす
2020.07.22
ゲレンデで外傷処置1,031件
柔整外傷と柔整師の未来について語り合うイベント「柔整外傷EXPO2020」が6月28日、都内で開かれた。新型コロナウイルスの感染防止のため、会場に参加者を入れず、オンラインによる配信で開催され、柔整師ら220人がリアルタイムで視聴した(後日映像配信した者を含めると400人超)。 (さらに…)
大阪府鍼灸マッサージ師会 第2回生涯研修会 安全ガイドライン、定期的更新を
大阪府鍼灸マッサージ師会 第2回生涯研修会 安全ガイドライン、定期的更新を
2020.07.22
鍼による重篤な有害事象紹介
大阪府鍼灸マッサージ師会(廣野敏明会長)の今年度の第2回生涯研修会が6月28日、同会会館(大阪市阿倍野区)で開催された。
『鍼灸安全対策ガイドライン2020』と題して、森ノ宮医療大学鍼灸情報センター客員講師の古瀬暢達氏が講演。 (さらに…)
連載『先人に学ぶ柔道整復』二十二 吉雄耕牛(後編)
連載『先人に学ぶ柔道整復』二十二 吉雄耕牛(後編)
2020.07.22
耕牛を取り上げてきたシリーズ最終回は、彼の医術(紅毛外科)が接骨術にどれほど影響を与えていたかを見ていきます。
耕牛の「スウィーテン水(梅毒治療薬)」による処方・治療は、「吉雄流紅毛医学」として広まり、楢林鎮山の楢林流と双璧をなすほど、江戸の世で不動のものとなりました。家塾「成秀館」も開き、門弟は600余。その講義の内容は、門弟・野村立栄(美濃高須藩医師)に与えられた『吉雄家学之秘条』の〈十カ条〉からうかがい知ることができます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』143 想定力
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』143 想定力
2020.07.22
『木を見て森を見ず』とか『視野が狭い』とか言いますが、問題解決において、物事を観察する範囲が狭いと、適正な判断は到底できません。世の中には絶対というものはないので、あらゆる想定をしながら、その確率を予測しながらベストの方法を決断して進まなければなりません。当然そこにはリスクも伴うので、良い方向の確率だけでなく、失敗した時のリスクや、周りへの影響も勘案しながら決断をしなければなりません。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』184 膝関節内側側副靱帯と半月板損傷の観察について
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』184 膝関節内側側副靱帯と半月板損傷の観察について
2020.07.22
鈴木 孝行(筋・骨格画像研究会)
20代の男性。柔道の乱取り中、組み合っていた相手に右の大外刈りを掛けられた際、右足のつま先が畳に引っ掛かり、膝関節が捻じれた状態のまま倒れ込んで受傷した。
問診では、右膝関節の内側に疼痛が出現し、運動時痛があり体重をかけて歩けなくなったとのことだった。患部を触診してみると右膝関節の内側関節裂隙に圧痛点が確認でき、運動痛、荷重時痛も強く出現、関節の腫脹などの症状も見受けられた。徒手検査法(外反動揺性テスト、牽引Apley、McMurray、圧迫Apley)は陽性であったが、前十字靱帯損傷時の徒手検査(Lachmann、前方引出しテスト)は陰性だった。異常可動性や弾発性固定などの骨折・脱臼の固有症状はないことから『右膝関節の内側側副靱帯及び内側半月板損傷』と推測し、超音波観察を行った。 (さらに…)
草思社から新刊 「アスリートのための解剖学 トレーニングの効果を最大化する身体の科学」
草思社から新刊 「アスリートのための解剖学 トレーニングの効果を最大化する身体の科学」
2020.07.22
アスリートのための解剖学 トレーニングの効果を最大化する身体の科学
株式会社草思社から新刊『アスリートのための解剖学 トレーニングの効果を最大化する身体の科学』が発行された。著者は筑波大学体育系准教授の大山卞(べん)圭悟氏。四六判352頁。本体価格2,400円。
日本トレーニング指導者協会(JATI)機関誌の連載『GTK現場で使える機能解剖学』に加筆・修正を加えた単行本。砲丸投げで全日本実業団優勝などトップアスリートとして活躍し、日本陸上競技連盟でトレーナーを務め、さらには大学で機能解剖学の専門家として研究に取り組んでいる大山氏が、身体のパーツごとに「運動時の人体の状態」を詳しく解説する。「アスリートが『最適の動き』を作りだすために不可欠な機能解剖学の知見が満載の一冊」。
(さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 柔整の受領委任は健保組合の判断で契約解除できるの?
Q&A『上田がお答えいたします』 柔整の受領委任は健保組合の判断で契約解除できるの?
2020.07.22
Q.
健保組合が柔整療養費の受領委任取扱いを廃止して償還払いに移行するとの話が出ているそうですが、各都道府県社団の会長との三者協定で成り立っている「協定」があるかぎり、その他の施術者団体との「契約」も、保険者の独自判断で解除できるようには思えませんが……。
A.
健保組合の受領委任に当たっての委任行為の規程を見ると、協定は「本協定の締結を行うに当たっては、甲(地方厚生<支>局長)は健康保険組合連合会会長から受領委任の契約に係る委任を受けること」、個人契約は「本規程に基づく契約の締結を行うに当たっては、地方厚生(支)局長は、健康保険組合連合会会長から受領委任の契約に係る委任を受けること」とあります。 (さらに…)
柔整療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和元年度 療養費頻度調査』から
柔整療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和元年度 療養費頻度調査』から
2020.07.22
調査は令和元年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で30分の1、国民健康保険で60分の1、後期高齢者医療制度で50分の1の割合で抽出している。1件当たりの平均支給額は、約7,090円(昨年度より89円減)だった。 (さらに…)
連載『食養生の物語』86 エブリデイ・熱中症対策
連載『食養生の物語』86 エブリデイ・熱中症対策
2020.07.22
本当なら、東京オリンピックが開幕して盛り上がっていた頃でしょうか。暑い夏と言えば、熱中症が心配な季節です。真夏のイメージがある熱中症ですが、実は5月の初夏の頃から注意が必要なもの。今年はその時期に緊急事態宣言や休校などで外出する機会が少なかったために尚更です。暑熱順化といって、暑さに徐々に慣れることで適切に汗をかいて体温調節を行える体になっていく期間が短かったのです。
マスクの着用により、呼気からの蒸散が抑えられていることも心配です。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』21 マスクのある生活
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』21 マスクのある生活
2020.07.22
ウイルス感染拡散を予防するため、咳やくしゃみが出ていなくても毎日マスクを着ける生活になって数カ月が経ちました。 (さらに…)
今日の一冊 「国境なき医師団」になろう!
今日の一冊 「国境なき医師団」になろう!
2020.07.22
「国境なき医師団」になろう!
いとうせいこう 著
講談社現代新書 990円
国境なき医師団(MSF、Médecins Sans Frontières)。名前は誰もが知る一方、その実態はあまり知られていない。イメージに反して約半数は非医療者。個人の寄付で運営することで独立性を維持している。約4万7千人が活動する中、日本からの派遣人数は100余り――どんな組織なのか、どうすれば所属できるのか。2016年からMSFの取材を続ける著者が、ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダンをめぐる現地ルポと日本人スタッフへのインタビューを通じ、「人道主義」の最前線に迫る。
編集後記
編集後記
2020.07.22
▽先日、実に4カ月ぶりにイベントの取材に行ってきました。会場には以前取材した先生方もおられ、お声がけをいただきました。このコロナ禍でも、皆様ご健在で何よりです。それにしても、2、3年前に一度お会いしただけなのに、その上マスクをしているのにお互いによくひと目で分かったものです。きっと、声や体形、雰囲気などから総合的に判断しているのだな……などと勝手に東洋医学チックに納得していました。これを機に興味が湧いたので「人物の認識」について調べたところ、その過程で「スマホの顔認証はマスクをしていても機能する」という事実に遭遇してビックリ。家で夕飯を食べながら、得意げになって母にそのことを話すと、「そんなの常識よ」と一蹴されました……。(前)