平成30年までの就業施術者・施術所数、厚労省公表 柔整師7万人超など、軒並み増
2019.10.10
平成30年末時点で、柔整師が7万人を超えるなど、あはきの各免許も含む就業施術者の数が2年前(平成28年末)よりも増加した。厚労省が隔年で公表している『平成30年衛生行政報告例』(9月4日付)で示した。施術所の数も「あん摩・マッサージ・指圧のみ」を行う施術所以外は軒並み増えた。
免許別で施術者数をみると、柔整師が7万3,017人、あん摩マッサージ指圧師が11万8,916人、はり師が12万1,757人、きゅう師が11万9,796人で、それぞれ増加した。
施術所数は、「柔道整復の施術所」が2年前の前回調査より2,053カ所増で5万77カ所、「はり及びきゅうを行う施術所」が2,151カ所増で3万450カ所、「あん摩、マッサージ及び指圧、はり並びにきゅうを行う施術所」が390カ所増で3万8,170カ所だった一方、「あん摩、マッサージ及び指圧を行う施術所」は229カ所減少して1万9,389カ所となった。
なお、施術所の数については、業界関係者から「休・廃業の届出を行っていないケースも少なくなく、下方修正が必要だ」とする声が聞かれる。
■2年前からの施術者数の増減
・柔整師 68,120人→73,017人(4,897人増、7.2%増)
・あマ指師 116,280人→118,916人(2,636人増、2.3%増)
・はり師 116,007人→121,757人(5,750人増、5.0%増)
・きゅう師 114,048人→119,796人(5,748人増、5.0%増)