デスクトップ(2025年2月20日/1229号より)
2025.02.26
10~20代に多くの時間とそれなりのお金を費やしていたゲームセンターが先月末、29年の歴史に幕を降ろしました。格ゲーで常連と腕を磨き、音ゲーで高みを目指した日々が懐かしいですが、時代とともに家庭用ゲームの進化や娯楽の多様化も進み、晩年は閑散としていました。
閉店当日に訪ねたのですが、店内を歩くのもままならないほどの来客。目を引いたのは年齢層の幅広さで、20代前半から60代以上と思われる人も見かけました。そこかしこで「私が通っていた頃は……」といった言葉が交わされ、多くのゲーマーがお世話になったのだと胸が熱くなりました。
何にでも全盛と引退があり、変わらないものなどないとは分かっているものの、思い出の場所がなくなるのはやはり寂しいものです。(今)