連載『汗とウンコとオシッコと…』227 混沌
2023.07.10
長きに渡る梅雨で気圧が低い状態が続いている。時おり晴れ間があれば、さすがに夏だ。気温も湿度もみるみる上昇し、蒸し暑い不快な状態が身体を蝕む。だが、明け方はまだ窓を開けるとヒヤッと寒い。夜露が降り、日中との気温と湿度の差が激しくなるのだ。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』227 混沌
連載『汗とウンコとオシッコと…』227 混沌
2023.07.10
長きに渡る梅雨で気圧が低い状態が続いている。時おり晴れ間があれば、さすがに夏だ。気温も湿度もみるみる上昇し、蒸し暑い不快な状態が身体を蝕む。だが、明け方はまだ窓を開けるとヒヤッと寒い。夜露が降り、日中との気温と湿度の差が激しくなるのだ。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第5回 鍼灸1.0:昭和の鍼灸―地域医療の補助的な役割としての鍼灸
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第5回 鍼灸1.0:昭和の鍼灸―地域医療の補助的な役割としての鍼灸
2023.07.10
鍼灸治療は時代と共にその役割を変えてきました。そのため、時代の変遷を知ることが鍼灸の未来を考える上で大切なことだと思います。ただ、昭和以前と以後では、公衆衛生や医療体制が大きく異なるため、現代のような医療体制になる昭和後半からまとめてみましょう。 (さらに…)
今日の一冊 職場のメンタルヘルス・マネジメント―産業医が教える考え方と実践
今日の一冊 職場のメンタルヘルス・マネジメント―産業医が教える考え方と実践
2023.07.10
職場のメンタルヘルス・マネジメント―産業医が教える考え方と実践
川村 孝 著
ちくま新書 924円
精神疾患が原因の休退職・労災認定・過労自殺が年々増加を続けており、それらの多くに職場での人間関係が強く絡んでいる。
相手の言動に違和感や戸惑いを覚えた時点で産業医に相談するのがベターだと筆者は語る。
本書では、①問題を防ぐ合理的な働き方、②心的・脳的多様性の理解、③職場内での制度整理の3部構成で、ケースや症状別に掘り下げる。
30年以上にわたり民間企業の産業医を務める筆者の豊富な経験をもとに、人事労務担当者が押さえておくべき予防メンタルヘルスのいろはを解説してくれる。
編集後記
編集後記
2023.07.10
▽「重複」、「早急」、「固執」。皆さんはこれをどう読むでしょうか?
「ちょうふく」、「さっきゅう」、「こしゅう」が本来の読み方ですが、別の読み方が広がり、今ではそちらが広く使われている「慣用読み」といわれる言葉たちです。
以前、小中学生向け進学塾で国語を教えていた経験からか、こういった言葉や「ら抜き言葉」、「さ入れ言葉」などの怪しい日本語に少し敏感です。
記者として文字を扱う以上、正しく・読みやすく・美しい文章をお届けできるよう、日々、書いては消してを繰り返しています。
他にもあるのかと調べてみると、意外とたくさんあるようで、「輸出」、「消耗」、「漏洩」など、当然のように口にしていた言葉もありました。
うーん、修業が足りないな……。(今)
柔整国試漏えい、財団「再発防止委」が実態報告
柔整国試漏えい、財団「再発防止委」が実態報告
2023.06.30
昨年秋に発覚した柔整師国家試験の問題漏えい事件で、公益財団法人柔道整復研修試験財団が設置した「再発防止委員会」が、事実の調査や原因究明、再発防止策をとりまとめ、財団に報告したことが分かった。財団が6月29日にホームページで伝えている。
同報告では、漏えい事件の経緯や経過が詳細に示されており、三橋・黒田の両受刑者のほかにも、業界関係者の実名が記されている。漏えいによる試験結果への影響、事態の深刻さにも言及し、それを踏まえた再発防止の提言も報告されている。
財団は、「報告書で示された再発防止策を着実に実施し、柔整師及び本試験制度の信頼回復を図っていく」としている。
今後弊紙で詳しく取り上げる予定。
あはき療養費のオンライン化を来年度から検討、閣議決定
あはき療養費のオンライン化を来年度から検討、閣議決定
2023.06.27
政府が6月16日に閣議決定した「規制改革実施計画」の中に、柔整・あはき療養費のオンライン請求に関する今後の方針が明記されていた。
同実施計画は、電子カルテなど医療データの利活用促進に向けた法整備等を盛り込んだ答申(規制改革推進会議のとりまとめ)を踏まえ、定められた。
柔整療養費については、オンライン請求の導入及び請求が原則オンラインで行われるために必要な措置を検討し、令和6年度に結論づけるとしている。
また、あはき療養費のオンライン請求についても言及されており、令和6年度に検討を始め、柔整の議論の進捗等を参考に、課題を検討して早期に結論を得るとした。
令和5年『規制改革実施計画』(令和5年6月16日閣議決定)
全整協、伊佐厚労副大臣へ要望提出 整骨院運営の厳しい現状、訴える
全整協、伊佐厚労副大臣へ要望提出 整骨院運営の厳しい現状、訴える
2023.06.23
個人契約の柔整師団体で構成する「全国柔道整復師統合協議会」(全整協)が6月7日、伊佐進一厚生労働副大臣と面談し、近年の整骨院・接骨院を取り巻く厳しい現状を訴えるとともに、施術所に対する物価高支援の拡充に関する要望書を提出した。 (さらに…)
『医療は国民のために』369 「医療DX」ってなあに?
『医療は国民のために』369 「医療DX」ってなあに?
2023.06.23
「医療DXに療養費の情報を取り込むことが国民へのメリットにつながる」「電子請求様式について医療DXではビッグデータの活用が不可欠である」――といった記載を、先日公表された「柔整療養費のオンライン請求ワーキング・グループ」の議事要旨で目にした。そもそも、柔整業界、さらには個々の柔整師は「医療DX」について、どれだけ知っていて、関心があるのか? 今後のオンライン請求に向けた議論の論点にもなっているので、解説したい。 (さらに…)
兵庫県鍼灸師会春季学術講習会 メディアを活用した新戦略
兵庫県鍼灸師会春季学術講習会 メディアを活用した新戦略
2023.06.23
兵庫県鍼灸師会の第1回学術講習会が5月28日に兵庫県鍼灸師会館(神戸市中央区)にてオンラインとのハイブリッドで開催された。講師の菅哲也氏(すが鍼灸治療院・院長)が健康経営市場参入とプレスリリースを用いたメディア戦略について自身の経験を交えて解説した。 (さらに…)
治療院×札幌市立大学 産学連携プロジェクト 東洋医学をデザインで表現する
治療院×札幌市立大学 産学連携プロジェクト 東洋医学をデザインで表現する
2023.06.23
北海道の治療院と札幌市立大学が、東洋医学に初めて触れる人のためのイラストを制作する産学連携プロジェクトを実施。昨年8月に始まり、この春、個性豊かな作品が完成した。 (さらに…)
柔整療養費の令和5年度施術管理者研修 10月以降の開催日程決まる
柔整療養費の令和5年度施術管理者研修 10月以降の開催日程決まる
2023.06.23
8月開催の二次募集も始まる
柔整療養費の受領委任を取り扱う上で義務化されている「施術管理者研修」の令和5年度下半期の開催日程が発表された。
10月から令和6年3月までに計5回開催される(下表参照)。いずれもオンライン研修で実施され、一部で会場視聴も可能。費用は2万円。また、8月の開催分について、追加の募集も決定した。
同研修は2018年7月からスタートし、開始から既に5年近くが経つ。研修修了を認定する「修了証」の有効期間が5年間となっているため、期限切れに注意するよう呼びかける団体もあり、申込み殺到も懸念されている。早めの対応が必要となりそうだ。
『治療院に介護予防事業をプラスした総合事業の展望』 第3回 基準緩和型通所介護の運営とは?
『治療院に介護予防事業をプラスした総合事業の展望』 第3回 基準緩和型通所介護の運営とは?
2023.06.23
今回は、総合事業の「基準緩和型通所介護」(通所型サービスA)を運営するに当たっての情報を紹介します。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』213 「ジャパンクオリティー」の信頼高く 医療インバウンド増加見込み
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』213 「ジャパンクオリティー」の信頼高く 医療インバウンド増加見込み
2023.06.23
全国的に梅雨空が続いています。ジメジメとした気候かと思えば、真夏のような暑さで、訪問患者さんのお宅の部屋の温度も高く、熱中症が心配な日々です。先日も屋外の大きな食のイベントに参加しましたが、うっかり日焼け止めを忘れて皮膚が真っ赤になってしまいました。 (さらに…)
人文書院から新刊 医学と儒学 近世東アジアの医の交流
人文書院から新刊 医学と儒学 近世東アジアの医の交流
2023.06.23
株式会社人文書院から新刊『医学と儒学―近世東アジアの医の交流』が刊行された。著者は立命館大学助教の向静静(こう・せいせい)氏。四六判、344頁、5,720円(税込)。
現代医療における主流は間違いなく近代西洋医学である。しかし、前近代においては各文化圏において、それぞれに発達した伝統医学がそこで暮らす人々の健康を支えていたのは言うまでもない。
本書では、第一部で後藤艮山、香川修庵、山脇東洋、吉益東洞の古方派(江戸時代の漢方医学流派のひとつ)四大家が取り組んだ「復古」について詳細に調査・考察しており、また、彼らと儒学の密接な関係にも言及している。第二部では東アジアにおける医の交流について後漢末期の医学古典『傷寒論』を軸に考察する。
古方派医家が実践した「復古」の多様性を解き明かすとともに、彼らが生きた当時の東アジア学術思潮から伝統医学が近世日本でどのように展開したのかを追う。
(さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』219 肘関節内側側副靭帯前斜走線維(AOL)損傷の一例
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』219 肘関節内側側副靭帯前斜走線維(AOL)損傷の一例
2023.06.23
塚田 悟司(筋・骨格画像研究会)
【症例】
24歳 男性 バドミントン選手
【主訴】
肘関節全体の痛み
【現病歴】
1年以上前にバドミントンの試合中に右肘に違和感があり、整形外科を受診。画像所見では大きな異常がないためリハビリを行っていたが、痛みが改善しないままプレーを継続していた。日常生活で痛みを感じない時間もあるが、バドミントンをすると右肘の痛み、痺れ、脱力感が生じるため来院した。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 ローラー針を使用した施術は保険請求が認められるか
Q&A『上田がお答えいたします』 ローラー針を使用した施術は保険請求が認められるか
2023.06.23
Q.
神経痛の同意書のある患者さんにローラー針のみを用いた施術を実施しました。穿刺による鍼施術は行いませんでしたが、ローラー針のみでも療養費の保険請求が認められますか? (さらに…)
柔整療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和4年度 療養費頻度調査』から
柔整療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和4年度 療養費頻度調査』から
2023.06.23
調査は令和4年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で30分の1、国民健康保険で60分の1、後期高齢者医療制度で50分の1の割合で抽出している。1件当たりの平均支給額は約6,697円(昨年度より25円減)。32都府県で支給額が減少するなか、長崎、秋田、大阪など5府県で10%以上の増加がみられた。 (さらに…)
連載『食養生の物語』121 『菌活のすすめ』
連載『食養生の物語』121 『菌活のすすめ』
2023.06.23
乳酸菌が免疫力を高めると話題になっています。摂取して腸内環境を整えると、インフルエンザなどの感染率が低下すると実験でも明らかになりました。中でも植物性乳酸菌が免疫力を活性化するとも分かってきたようです。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』56 素問・十八 『平人気象論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』56 素問・十八 『平人気象論』
2023.06.23
「平人」の意味は、日本語では普通の人を指しますが、中国語では健康な人という意味もあります。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 専門用語はいらない。 必要なのは「ゆるめる」こと 兵庫県芦屋市<天佑鍼灸院>
『ちょっと、おじゃまします』 専門用語はいらない。 必要なのは「ゆるめる」こと 兵庫県芦屋市<天佑鍼灸院>
2023.06.23
「築50年の家の配管はどうなっている?」と体の状態を身近なものに置き換え説明する伊坂弘一郎先生。「難しい専門用語を理解しても良くならない。リラックスして筋肉をゆるめ、老廃物を流すことが根本」と話します。 (さらに…)